Rhino 3D 学習22日目。エイリアスを使い始めた
Rhino 3Dの学習 22日目。昨日までのイライラ、フラストレーションは実は講師がいつまで経ってもホットキー操作なしでマウスでプチプチプチプチ……とやり続けている製だと気付いた。なので今日は教材をやる前に少し自力で調べ物。ライノ 3Dではショートカットの他にもエイリアスという、ショートコマンドで自由にコマンドを発動させられるらしい。これを試しにいくつか割り当ててみた。
(約 1,800文字の記事です。)
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今日はモデリング作業自体は20分くらい。指輪らしい。
やっぱりフィレットはG1カーブだから、どうしてもキワの曲率の不一致の歪みが見えるよな~。特に頭の部分の側面が気になる。
ゼブラで確認しても「やっぱりかぁ」と思った。側面側のカーブが滑らかじゃない。
指に触れる部分のフィレットではそんなに目立たない。
フィレットでお気軽に丸めるのではなくて、G2カーブでつなぎたい。これ、また試行錯誤したら時間無くなるパターン?
46分もかけて「エイドリアーン!」
欲しかったG2表現はこちら。これだよ、これ!
結局、色々試して「あーでもない、こーでもない」。昨日の知識の重要なところがポカーンと抜けていた。
理想通りの、変なエッジのないツルンとしたカーブ。これが欲しかった。フィレット一発は数秒でできるが、このG2の面出しはフィレットじゃ無理。
美しい……。これだよ、これ。
Fusion 360でもフィレットかけたときも、レンダリング結果で「何か違う」と思っていた違和感、これがライノ 3Dで自力で解決できた。
過去の練習を復習しないと!
自力でできたと言っても、昨日の歯磨き粉のモデリングの技術を応用しただけ。そう、作業としてモデリングをしても意味がない。復習をして、どういう形に対してどんな手順でどんなコマンドを使ったか、これを血肉にしないと意味がない。忘却したら時間の無駄だ。
エイリアスを使って独自のホットキー化
今回はモデリングがサクサク進んだのはこれが大きかった。4分割画面と最大表示の切り替え、特にパースペクティブウィンドウだけを常に一発で最大化したり、BlenderのHキー相当や、MayaやZbrushのFキー相当など、3Dビュー上の定型作業をいくつかエイリアス化した。
エイリアスはホットキーと違って修飾キーが使えない。アルファベットのみ。その代わり好きなだけ単語数を組み合わせられる。そして独特なのが最後にEnter or Space or RMBクリックだ。終端情報としてこのいずれかが必要。なのでホットキーみたいに「アルファベットキー1回押し」で無理。最低でも2回打鍵する必要がある。選択オブジェクトを隠すHキーもエイリアスではH, Spaceの2回の打鍵が必要。ただしH, HHの2種類を使い分けられる。全部再表示をHHにしてみた。Alt+Hの変わりにH2連打、Spaceで発動する。
そしてよく使う内容だけエイリアスにしてテストしてみたが効果覿面。こうやって根本の無駄な作業時間を削る仕組みを導入すれば、サクサクモデリングが進む。楽だし、ストレスが少ないので、本質的な造型作業に時間を使える。
他にもカーブやポイントを指定したレイヤーに一発で移動させたりもしたい。特定レイヤーの表示のON/OFFなどもエイリアスで制御したい。なるべくマウス操作はカーブの制御だけに使いたい。それ以外はエイリアスでサクサク作業できるはずなのだ。スナップポイントのチェックON/OFFも制御できるはず。
サブウィンドウ置き場+4画面ビュー
これも色々試してみて、今日はこの状態に落ち着いた。これだと4画面がよく見える。今までTop, Frontビューにサブウィンドウが重なって見えて鬱陶しかった。Zoom All Extensコマンドを使っても手前のサブウィンドウに隠れてイライラMax!だがこのやり方だと綺麗に4つ、ピシッと表示できる。気分がいい😊
こういう工夫を序盤でやるべき。そうしないと無駄な時間とストレスを感じながら学習する時間が増えるだけ。今の講師はこういう部分の配慮が足りていない。ライノ 3Dが使えればそれでいいんじゃないんだ。効率的にモデリングするということも学習段階からねじ込んでいかなければならない。時間は有限なのだ。デジタルはそれができるツールなのだから、初心者ほど序盤で環境整備に投資すべき。
なので今日の収穫は、
ライノ 3Dにエイリアスという疑似ホットキーを導入できたこと
作業画面を整理整頓できたこと
自力でG2曲面を仕上げられたこと
明日以降の作業効率が爆上がりなことは間違いない。どんどん学習速度を屋やめていきたい。無駄な作業はとことん省くべき。
ライノ 3D超初心者からライノちょっと初心者に格上げできた気がする。
今回の創作活動は約2時間30分(累積 約4,103時間)
(1,227回目のnote更新)
(カテゴリ:ライノセラス)