見出し画像

動画編集ソフトのPremiere、今の時代にマッチした使い心地だった

Object-Oriented Programming (OOP) 学習の緊張の糸が切れた。再開するためにはこの本が必要だろう。明日の楽天セールで買おうと思う。とすると2日ある。

そこで並行して進めていたAdobeのPremiere Proの学習を一気に進めた。

私が知っている十数年前のPremiereと、今のPremiereは違いすぎた。かなり進化していた。

(約 3,600文字の記事です。)



以前よりも使い方がシンプルになっていた

以前、と言っても十数年前、まだCCではなくてCS2とか3とかの時代の話。あの頃よりも今のPremiereの方がシンプルになっている気がする。といっても当時はさらっと触っただけだったので、今回みたいにガッツリ学んだわけではなかった。(当時は別メーカーの動画編集ソフトを使っていたため。)

UdemyのPremiereの速習教材(10時間)で、とにかく実践的な編集ノウハウを解説してくれている日本語コースを進めた。とりあえずカット編集は8割満足のスピード編集の技が紹介されていたので満足。あと2割は自分でカスタムする必要があるが、今はこだわらない。

テロップについてはいったん保留。そういう演出は今は必要ない。受ける動画を作る必要はなくて、シンプルにソフトの使い方を知人に解説できばそれでいい。強いて言えば四角い枠で囲んだり矢印を入れられる程度で十分。後回しにした。


自動で文字起こしが強力だった

ま、AI全盛のこの時代だ。声のナレーションをAI認識で字幕起こしは8割以上の精度でほぼ正確。なじみのない単語の誤変換や細かい調整程度で済む。凄い。Premiereの自動字幕起こし機能は確か2~3年前に登場していたと思うが、少しずつ進化しているのだろう。AIの文字認識精度は上がる一方だ。この点はAdobeが強い気がする。

文字起こしからキャプションに変換しても、直接キャプション上での一括置換もできる

以前は文字起こしエディタ上でしか一括置換できなかったらしいが今の最新版ではどちらからでも可能だった。

文字起こしのクオリティはプチプチと地味なタイミング調整しかない。ここは手間暇の分だけクオリティが上がる。ここはアナログ作業だ。どこまで拘るかは作り手次第。予算次第?w


声が無音の時間を自動で詰める機能

これもチュートリアル通りの操作できちっきちっと詰まってくれる。最近のYouTubeなどで見られるマシンガントークは大体これを使っている。数クリックでできちゃうんだから凄い。ただしPC画面上の操作を詰めるとマウスの動きが飛び飛びになるので、音声編集と画面編集はリンクを切って編集する必要がありそう。でも間延びしないコンスタントな動画作りができる気がした。


これが欲しかった「調整レイヤ」

私の記憶にないので、もしかしたらここ数年で登場した機能か?Google検索しても2018年以前の情報が出てこないことからここ5, 6年で登場した機能みたいだ。

これを使えば本編の動画がどんなに細切れになっても、調整レイヤ側にズームイン・パン・ズームアウトなどのキーフレームを仕込んで、本編の動画でズームしたい箇所に調整レイヤを配置するだけで簡単に本編のデスクトップキャプチャ動画のズームイン・戻るを実現できる😍

PC操作の解説動画では頻繁に「見せたい小さな箇所にズームイン、解説、ズームアウトでフル画面に戻る」編集が発生する。これを本編のキーフレームに打つとあとで本編の微調整(特にカット編集)するときに地獄になる。またプロジェクトのネストでそれをやるのも、まぁ、だるい。ワンクッション余計な経路が増えるのだ。

だからどうしてもその「ズームイン・解説・ズームアウト」編集の手間を惜しみがち。結果、マウスで必要箇所をグルグルと囲む動画で注目点を解説することが多い。まぁ見やすくはない。特に細かい部分だとフル画面だと見づらい。だが編集の手間が膨大すぎてやれない。

そして時代は変わった。

調整レイヤならシンプル。本編がどんなにカット編集で細切れになっても関係ない。また微調整で不要部分をカットしたとしてズームインの位置が変わっても、調整レイヤを左右にドラッグで、クリップの端の位置を目的の位置にピタッと合わせればそれで修正完了。早い。

またAlt + ドラッグで調整レイヤ自体を複製するだけで、別のズームイン箇所に使い回せる。あとはズームインしたい座標を内容ごとにちょんちょんと変更すればおしまい。

これでフル画面から見せたい部分へのズームイン/ズームアウトの編集の手間がほぼゼロになる。数十秒作業になる。調整レイヤのセットに1分もかからない。これは見やすい。見せたいところにしっかりズームインできれば、あとは声で重要部分の解説をしているので、赤線で囲ったりしなくても十分理解できるだろう。

ま、将来的には赤線で囲んだりアンダーラインや矢印くらいは出し入れしたいが。


静止画を画像ファイルにしなくてもいい

VegasやPowerDirectorでは静止画を数秒間見せようとすると、その画像ごとに1つの静止画ファイルがプロジェクトに自動で作成される。これがうっとうしい。だって、もしその静止画内容が動画の撮り直しで変わった場合、その静止画像もまた作り直しになる。要らない画像と必要な画像が2つできる。間違えて逆を削除したら悲劇。

そしてシンプルにプロジェクトフォルダの中身がどんどん増える。😭

だがPremiereでは「フレームの保持」という機能で、静止画切り出ししないで「ずっと一時停止状態ののクリップ」を利用できる。なので例えば、

  1. 1秒かけてズームイン

  2. フレーム保持で10秒ほど停止、その間に言葉で解説

  3. 再生を再開してズームしたまま操作内容を動画で見せて

  4. 1秒かけてズームアウト、フル画面に戻る

  5. 続きの解説

という編集が割と簡単にできる。①と④は調整レイヤの頭とお尻のキーフレームで実現させる。②はフレームの保持で実現可能、③はそのまま普通に本編再生だけでOK(ズームイン状態は調整レイヤのズーム率が効いているのでズーム状態のまま再生される)

これが欲しかった!😍

  1. 本編動画のカット編集トラックと、

  2. ズームイン・キープ・ズームアウトのための調整レイヤートラックと、

  3. 静止画用の「フレームを保持」したクリップのあるトラック、

という3つの要素を個別に扱える。本編トラック上でズームイン関連のキーフレームをセットする必要はない、つまりは情報が疎結合であって密結合ではないのでスパゲッティにならない。各トラック(各クリップ)が独立して担当機能を実現させている点がポイントだ。

まるでOOPじゃね?Single Responsibility Principle, SRP, 責任の単一化。それぞれがそれぞれの機能に専念し、それらのコンビネーション(Composit, delegate)で望む結果を得る。まさにオブジェクト指向。(なんでもかんでもOOPにこじつけるなw😅)

オブジェクト指向という考え方は、実はプログラミング以外でも便利に使える魔法の杖なのではないか?とこれを書いていて思った。


結論、動画編集ツールはPremiereに決定!

カット編集がほぼ理想的にできることが分かり、その操作方法も学んだ。そしてズームインとズームアウトが調整レイヤでできたことと、静止画フレームを静止画ファイルなしで実現できる点、これだけでもう決定打。

そして字幕起こしやマシンガントーク用の時短動画作成も楽。ノイズ除去もかなり自動化されていて、数カ所操作すればノイズ除去も楽。

あとは購入済みのダイナミックマイクで声を張ってしゃべればSN比もいいはずだ。


そんなにノイズ除去処理しなくてもいけるだろう。そしてPremiere上で音声のパンチイン操作を覚えれば、編集中に補足事項の説明も簡単に追記できるだろう。


時代は変わった。さようならVegas。よろしくPremiere。


今回の創作活動は約1時間(累積 約3,915時間)
(1,158回目のnote更新)

筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。(AmazonアソシエイトとはAmazon.co.jpの商品を宣伝し所定の条件を満たすことで紹介料をAmazon様から頂けるという大変ありがたい仕組みのこと。)
以下のリンクを経由してAmazonでお買物をするとその購入額の1~3%ほどのお小遣いが私に寄付されます。誰が何を買ったという情報は私には通知されませんのでご安心下さい😊 以下のリンクを経由して頂ければ紹介商品以外のご購入でもOKですよ~。


いいなと思ったら応援しよう!

大和 司
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊