![山のペイントテスト1-5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8038974/rectangle_large_type_2_7be1526b692f9e2f239b1fdad6994ccc.jpg?width=1200)
風景CG 地形に緑も岩肌も川も描けちゃった (VUE練習 12)
なんでnoteの更新を簡素にしようとした直後に大きなブレークスルーが出来てしまうのか(笑)この感動を書かずにはいられないっ!が、長く書いてもだるいだけだと思うので、画像の説明的に。(写真投稿モードだと文字が見切れて推敲しにくいことを最近知った。)
まずこちら。地形に直接VUE上のペイントしたもの。といっても、色を塗るのではなくて、VUE内のテクスチャを塗る(というよりもテクスチャの有効領域を塗る?)緑はモコモコテクスチャだし、肌色は岩肌テクスチャ。プレビューモードレンダリングなので粗い。水も水テクスチャ。赤いのはテストでプラスチックの赤を塗ってみただけ。
エディタ内ではこんな感じです。まるでZbrushで立体のポリゴン表面にブラシでマスク領域を塗るのと同じ感覚。これ、これを欲していたのだ!
これなら、Zbrushと同じ考え方、つまり、立体を作り、色や模様を決める、という同じ手順で風景が作れる。あとは各マテリアルのパラメーター設定だけだ。色味もあとから微調整できる。影の出来方は太陽の位置を変えればいいし、水面は勝手に空を写してくれるはずだ。
最近、レンダリングの画質を上げる設定があることにようやく気付く(笑)いままでPreviewモードという中画質だったみたい。今回は高画質モードで。なんだこの水面のまだらは?これはBump設定が怪しい。ビンゴ!
水面が滑らかになりました。なんか知らんが、岩肌の細かい設定が妙にリアルに川辺の岩っぽく見えて嬉しい。ってことは、この緑の偏平感もBump設定を深めにすれば陰影が濃く出るのかも。
太陽の位置とカメラアングルを高めにしてレンダリング。薄い青と赤のスライムがべっとりついているが、気にしない。マテリアルの塗りは、エアブラシのように境界線をぼかすことも出来るし、きちんとエッジを立てることも出来る。今回は水面だけエッジを立て、他はぼかしてみたが、想像以上にぼやけているな。
最後に全景。
今回は大ブレーク!VUE上で任意の領域に任意のマテリアルや色をペイント出来るようになった。これはつまり、VUE上で遠景ならばまるでペイントソフトでお絵描きするが如く3D風景を作れることを意味する。これは大きい。
もはや雪山を「塗る」ことなど造作もないことだ。逆に白い山の裾野に森を「塗る」ことも可能だ。
そして中~近景ならばEcoSystemで木をばらまけばいい。
EcoSystemでばらまいた樹木は1本ずつオブジェクト(の複製たち)なのです。幹も枝葉もあるので、カメラで寄っても樹木です。
……長かった。
山、岩肌、森、砂地も砂漠も、川も湖も道路も、村も、草原も、まるでGoogle Earthで見えるような風景は全て自由に作り出せることに匹敵する。懸念していた「滝」の作り方も、今ならイメージできる。滝部分に、ひときわ白くて発光するマテリアルで縦長に塗ればいいだけなのだ。遠景ならそれで十分だ。
フォトリアルを目指すのではなくて、世界観を3DCGで作ることが目的なので、細かいことはいい。ぱっと見、それっぽく出来ているかどうかが重要。その点では、今回のブレークスルーはかなり大きな進展だ。
これは楽しい!そして今後も楽しみすぎる!!
あとはVUEの地形エディタのブラシをきちんと使いこなせるようになることだ。今は適当にいじっている途中だが、だんだん分かってきたぞ。
結構辛かったが、ここまでたどり着けてよかった。ようやくVUEが楽しくなってきたぞ。
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