線画のクリスタ、塗りのPhotoshopかも
PhotoshopとCLIP STUDIO PAINTの違いは分かった。そして知りたかったPsのアルファと範囲選択とマスクの知識も基礎知識は仕入れた。今後Psを学んで武器にしていくためには集中的にPsに関する実践練習をしないと無理だと感じた。
(約 2,500文字の記事です。)
YouTubeでPsの教材を集めたが違和感
もちろん無料でYouTubeにはPsの教材がたくさんある。だが私も経験があるのでよく分かるのだがYouTubeは基本的には娯楽動画が主力だ。PCソフトのチュートリアル動画はまぁ悲しいことに視聴回数が伸びない。実際にYouTubeでPsの動画を探してみたが、1年前に公開されても再生回数が数百~2,000や5,000回と、作り手としては悲しい結果になっている。
そしてPsも進化が早い。3年以上前のYouTube動画だと信頼性にも疑問が出始める。
Psの線画の処理、やり方が古くね?
そもそもPsでイラスト制作の動画がウェブ上でもあんまり本数が出てこない。そして動画の制作時期が2018年代と、ちょっと古い。この違和感が第1のヒントになった。とりあえず購入前のプレビューを眺めてみて、1つピンときた。
仕上げ用のラスター線のはみ出しやキワの部分を、丁寧に消しゴムで消していた。ん?2018年でそれをやる?
線画の処理能力はクリスタの圧勝?
とある動画教材のサンプルを眺めていたが、それは2018年に制作された動画。そんなに古いわけじゃないのだが、Ps上での線画の処理はラスター描画の線を消しゴムで消している。キワを丁寧に消している。
でもそれは確かクリスタならばベクターレイヤーでベクターで線画を描けばかなり楽ちんに処理ができた気がする。思い出したのでクリスタでテスト。うんやっぱりできるよね。
クリスタではベクター消しゴムでベクター線の交差の消去ができる。線が細ければその端部の処理は特に気にしなくても綺麗に消えてくれる。
線画のクリスタ、塗りのPsかもね
そしてピンときたよ。情報収集中に、プロの一部の人は「線画仕上げまでをクリスタ」で、着色をPsで、という情報を思い出した。なるほど確かに。私でも線画はPsで描きたくないわ~と思った。だってクリスタのほうが楽ぢゃん?ベクター線でラフや清書したいわ~、と。
なので線がとても重要な業界ではクリスタに習熟したほうがいいだろうね。そして線画が仕上がってしまえばPsの強力な範囲選択機能が使える。なので塗りは確かにPsで仕上げるというのは多分理にかなっていると思う。もちろんクリスタで塗りを仕上げられるならそれで問題ない。
塗りはグラデと変形が重要
まず塗りと言ってもセル画調、トゥーンシェーダー調のベタ塗りを除けば、グラデーションが肝になることは誰でも知っていると思う。また繰り返しパターンの衣装の場合にはその繰り返し図形をいい感じに変形させないと、べたっとした平面的な見た目になる。
そうなると塗りは実はグラデーションと変形加工技術、ということになる。そうなればPsの得意分野になることは間違いない。
グラデーションや変形、AIを使って「指定範囲を自動でいい感じに加工する」ことはPsの得意分野。なので確かに線画をクリスタで、塗りをPsで、というのは「Psのほうが楽だったり効率的だったり」する理由があれば、両者を使うメリットは大きい。これは各自の作業内容に依存すると思う。
3DCGのテクスチャは塗りがほとんど
さて、3DCGのテクスチャではベクター線を使ってまで線による表現の出番がほとんどない。なので3DCG業界側ではPsでいけるならそのほうが便利、という結論。ベクターレイヤーの出番がない以上、Ps一択で問題ないという結論。
なので私は引き続きPsの使い方に習熟すべくPsを学ぶ予定。
逆に言うと私の場合は、線画を作りたい場合でない限り、クリスタの出番はなくなったと感じた。ここに決定的に「クリスタでなければならない理由」が明らかになったと感じた。ベクター線の必要性、これだ!😍
すっきりとわかったので、これからは長期的にPsを学んでいくことに決めた。腹が決まればやることは早い。
というわけで続きはPsの動画教材探しの記事に続きま~す📢