【疑惑のカルテ Ⅱ】⑫クチコミ
さて、病院の評価を、他の患者はどのようにしているのだろう?
ネットのクチコミサイトを見てみた。
「Google」のクチコミより
クチコミサイト「カルー」より
やはり。というのが正直な感想。いや、思った以上に酷い。
クチコミのほぼすべてに共通して出てくるのが「検査」の2文字。
整形外科の定番の検査と言えば「レントゲン」だ。
この「レントゲン」こそが、この病院の「金づる」だ。
特に「CT」
この「打出の小槌」を駆使することで、年間1億円近くの儲けを出している。
投稿にもあるとおり、1日入院の「造影剤CT検査」がこの病院のドル箱。
病気があろうとなかろうとかまわない。とにかく撮りさえすれば大金が入る。1日入院しただけで5万円前後が病院に入る仕組み。
そのために3年前、高価なCTを導入している。
中には私のように、CTを撮ります、とすら言わずに、密かに撮影して、あるいは撮影すらせずに、高額な診療報酬を患者と健保に請求している。
医師は、いかなる病名をも付けることができる。
日本の場合、外科医が内科のデタラメ病名を付けることも許されている。
普通は「○○の疑い」と書くが、ここは確定診断名として出す。カルテとレセプトを見れば一目瞭然。誰もおかしいなどと指摘できる審査委員はいない。
当の患者だけはわかる。
カルテとレセプトの開示をすることだ!!
カルテだけでは無意味。レセプトが絶対に必要。入手は簡単。
弱い立場の患者ができることは最低そのくらいだ。それでも確実に、医師、病院の暴走を防ぐ防衛策にはなり得る。
この病院のカルテ開示費用は5000円+コピー代と高い。
無理な場合は、健保、国保にレセプト開示請求を。無料だ。コピー代のみ。
レセプトを見て、
「これ、私の??」
愕然として、ことの重大さに気づくであろう。
あなたの病名は、数十個もズラリと並んでいるに違いないから。
※これは奈良「山本病院事件」と同じ手口である。
(つづく)
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