【双極症の夫を持つ妻】夫のパートナーである幸せ
こんにちは、森国司の妻です。
この記事では、双極症の夫のパートナーであることの幸せについて語りたいと思います。
下記の記事の通り、そもそもどこからが躁か?鬱か?そもそも双極症としての特性なのか?夫個人の特性なのか?の区別は明確にできていません。
ですが、それでも、私はこのタイトルの発信をしたいと思ったのです。
何故なら、たくさんの本やブログ等で情報収集をする中で、「双極症の人のパートナーであることの幸せ」の部分があまりにも表現されていないと感じたからです。
たしかに、(現時点での自分の理解の上では)双極症というものはある程度コントロールしなければ本人や周囲の人にも問題が生じ得るものだと思っています。
ですが、双極症の人ならでは(と、現時点での私は思っている)の要素も絶対に強みの一部分になると、パートナーとして強く思っているのも事実です。
ですので、今回は夫の好きなところを言語化し、「双極症の夫と幸せに過ごしているぞ!」ということを世に自慢していきたいと思います!笑
夫の好きなところ
1. 優しくて柔らかなコミュニケーション能力(特性?本来?)
人懐っこく、そして、人に寄り添う考え方を自然とする人です。独特な愛嬌があり、人に好かれやすいタイプだと思います。マネジメントという意味ではもっとドライな方な良いという意見もあると思いますが、他人の悩み事にも本人以上に悩んだりする彼がとても愛おしいです。
2. 好奇心と学習意欲の高さ(特性?本来?)
たくさんのことに興味を示し、人に頼りすぎずとも自分なりの手法で色々と調べて形にするバイタリティがあります。今まで経験したことが無くとも、いつの間にか調べ考え、自分の能力に変えている強さは心から尊敬します。そしていつも何かに夢中になっている姿はとても楽しそうで、見ているこっちまで元気が出ます。
3. 真面目さと誠実さ(特性?本来?)
基本的に何事にも正攻法で挑み、また、潔癖なまでに「ごまかし」や「嘘」を嫌う、誠実な彼が好きです。ちなみに、私の親に結婚の挨拶をする際、生い立ちから現在に至るまで5時間ほど自己紹介をし続けた伝説があります。笑(最終的に、私の父から「そろそろ、娘さんをください的な、例の言葉を…」と促されてて笑いました。笑)
4. 謙虚だが自信はあるというバランスの良さ(本来?)
傲慢さは全く無いけれど、これまで積み上げてきた自信はしっかりとあります。自分を全否定するでもなく、そして全肯定するでもないバランス。きっと、これまでの躁や鬱の波、それ以外も含めあらゆる経験が礎になっているのだと思います。躁や鬱のときは少々バランスが崩れることもありますが、ある意味波が荒れている合図にもなります。
5. どこまでも続けられるロジカルな思考(本来?)
彼のロジカルさは群を抜いていて、非常にわかりやすく人に理解されやすい表現をしてくれます。ロジカルさを重要視する私からすると感情論を抜きにしてロジックが通っているかどうかという共通言語があることが、コミュニケーションをする上とても大切なことです。躁や鬱のときの独特な考えのときにおいても、ロジックが成立しないと指摘すると耳を傾けてくれます。笑
6. 前提を覆す発想(躁気味?本来?)
あらゆる前提に囚われずに、自由に思考を続けられます。凡俗な私だけでは辿り着けない、果てしない未来に連れていってくれる、唯一の人です。ビジネス面でもとても活きていたし、パートナーとしても何度も思考の幅を広げてもらいました。
7. 慎重な考え方(鬱気味?)
この方向性が良いかどうか、自分がとことん納得できるまで延々と思考を続けられます。どう思う?と頼ってくれるところも彼の可愛い一面だし、それだけ信頼されている証拠だと思って微笑ましくなります。笑
8. 私を理解し、心から愛してくれるところ(本来!)
これに関しては、ただただ私と彼の関係性のバランスが良いということに尽きます。私たちは平均的な家庭よりも非常に対話を重要視していると思います。誰よりもパートナーのことを理解したいと想い合って、サボらずに行動している。だからこそ、その関係性が成り立つと思っています。
まとめ
私は、波をコントロールしようと奮闘している、双極症の夫を心から愛しています。
私は今とても幸せで、改めてこの人と結婚して良かったと日々感じている毎日です。
思考実験的に考えたことはあります、たとえば、「夫が双極症じゃなければ?」と。
ただ、双極症じゃなければ夫は今の夫の姿じゃなかったかもしれないと思うと、そう考えるだけで怖くなるのです。
つまり、それほどに「双極症としての特性(らしきもの?)」と「私が夫を好きな理由」は密接に関係していると理解しているし、双極症の困った部分も含めて彼を愛したいと思っています。
そして、こうやって書き出してみると、(私は私で良くも悪くも個性のある)自分にとっては彼じゃないとダメなんだと、改めて認識しています。
とはいえ、私が「夫じゃないとダメだ」と思うほどの想いは、彼本来の特性や性格によるものに加え、波をコントロールしようという彼の強い意思から来るものだと思います。
ですので、冒頭に記載の通り、どこまでが「双極症に関連する話」なのか、私自身も、なんなら彼本人も、よくわかりません。
しかし、それでも、「双極症のパートナーと幸せに暮らしている人間がここにいるぞー!!!」と宣言することで、自信を喪失している人や迷いを抱いている人の一助になればと願い、この記事を書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました!