
#068 中学受験の是非
中学受験をするべきかどうか、の持論。
東大・早慶上智に行くのであれば、都立高の進学校から入るのがコスパも含めて、一番良い。その場合には、おのずと地元の公立中に通うことになる。その時に、親の不安要素として、2つ。
教育の質が高いかどうか分からない、生徒の質の2つ。
生徒の質、は親の捉え方による。我が家は、多様な生徒がいる集団のほうが、同質的な生徒の集団よりも良いと考えていたので、この部分については公立中でも特に問題ない。むしろ、公立中のほうが良いと考えている。
公立中の教育の質が高いかどうかは、よく分からない。学校による。
次に、そもそもの前提として、我が家は海外大学への進学を第一としているため、海外大学に行くための中高選びとなると、都立では都立国際高か、立川国際中高となり、私立中高一貫校であれば、わりと選択肢は広い。我が家の兄弟は、国立のIB校を希望し、入学した。進学実績およびコスパの両面から、海外大学進学を希望する者にとっては、この選択が最良との判断。受からないことも考慮し、国際系の私立中高も選択肢に入れた。
次に、希望校への進学準備は、小1から始める、希望校のアドミッションポリシーを理解することからはじめ、求めている生徒の素養として「地頭の良さ」「多様性への寛容さ」「経験からくる知識」と定義した。
この能力を身に着けるために、6年間の有限な時間と費用を習い事や塾通いに費やすのではなく、読書、旅行、幅広い年代の人とのコミュニケーションに費やす選択を行った。
その後、希望校のアドミッションポリシーは、多くの米国大学のそれと内容が近しいことが分かった。
もしアドバイスがあるとするなら、国内のトップ大学に行くなら、公立高。海外のトップ大学に行くなら、国立のIB校の二択だと考える。勉強するのが好きではないなら、職人の道を歩む。