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#010 親が先か、子が先か。

今日も、我が家の教育に関する話。

中学受験に向けて、日々、勉強にいそしんでいる小6の長男ですが、GW中の特訓講習みたいなヤツには行ってません。私自身が、受験の課金ループはなんとなくバカらしいと思っているので。復習やるなら、休みの日はお父さん&お母さんのどちらも揃っていて時間も取れるので、特に塾の力を必要としておりません。どこか、特別講習に行かなきゃ、乗り遅れるんじゃないか、という強迫観念から、タイ米をハタいている親御さんはたくさんいるんじゃないかと思いますが、家族で内製できるなら、親が勉強みたほうが効果が高いように思います。これについての詳しい話はまた別の機会に。

さてさて、今日は、教育にかける費用の話。受験にかかるお金って結構ばかにならないですよね。そんな子どもの教育にかかるお金のことについて、私なり、我が家なり、の意見を少し。なぜ、子どもに教育にお金をかけるのか?その理由は、我が家では2つあると考えています。一つは、経済的に豊かになるため。ストレートに言えば、稼げるようになるため。もう一つは、あるレベル以上の知的環境を次の世代に受け継ぐため。第1世代の人たちが賢くなって、賢明な判断ができるようになったら、その知恵やノウハウを次の第2世代の子たちに引き継いで、子はさらに賢くなって、また次の世代に引き継いでいくことで、他者などに振り回されず、自分たちで判断し、行動できる一族を目指しています。

その2つの目的で、教育にお金をかけているのですが、優先順位を付けるなら、まずは親への投資が先、その次に、子どもへの投資です。一定レベル以上の知的環境を次の世代に引き継ぐのであれば、まずは親のレベルアップが先です。親が十分な知識を蓄えた上で、ファクトをもとに自分の意見を言えるようになる。そして、実際に仕事などで成果を発揮することで高い報酬を手にする、または、他者からの信頼を得る。それを身の回りの環境として、見て、聞いて、触れて、感じた子どもたちが自分のこととして定着化させる、このサイクルこそがもっとも効果の高い投資だと考えています。もちろん、お父さんだけがそうなれば良いのではなく、おかあさんもあわせて、やってみせなければならないのですが。

我が家では、親に対する主な投資は、上限なき図書代の使用と定期的な旅行です。本を読むことの最大のメリットは、自分が体験せずとも、他者の体験を通して、自分の知識を増やすことができることです。また他にも、いつでも知識を習得できる環境を自宅にセッティングできるということがあります。実際、私の実家にも大量の本があったように、我が家にも大量の本があり、そして、息子たちも自然と本を手に取ります。自然の流れで、読書の習慣を身に付けられる環境構築こそがもっと大事な投資だと思います。

そして、旅行。本は他者の体験から知識を得ましたが、旅行は自分自身の体験から様々なことを得られる大変良い機会です。旅行に行く前の下調べ、帰ってきてからの再調査&再発見、とても学習効果が高いと思います。我が家では、旅行にいくと決まると、ホテル探しやアクティビティ、観光スポットの検索はもちろんですが、その土地の歴史や名産品、文化なども調べるようにしています。日本地図や世界地図をひろげてみるのはもちろんのこと。旅行中に出会った人が言っていた話、観光スポットで得た知識を家族内で共有することも旅行から帰ってきたら、必ずやっています。あー、バカンス楽しかったわー、で終わってしまったら、旅行代がもったいないのです。社会の勉強のために旅行にいったんだ!くらいの感想をもって、旅行を終わらせたいのです。

親への投資の結果として、親が語る言葉は、他の誰がいうよりも、子どもたちの頭の中にスムーズに入っていってると感じています。実際、塾で熱心に解説された言葉よりも、親が説明するほうがよっぽど効果が高いと感じていますし、復習も家で親と一緒に時間をかけてやったほうが本人も分かりやすいし、ストレスが無いと言っています。まだ、この中学受験レベルは親が振り落とされずについていけてますが、この先、親が脱落しないように、しっかり自分投資にお金を使っていきたいと思う今日この頃です。

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