政治講座ⅴ2015「首相指名選挙の行方? 自民党内でクーデターの可能性」
自民内で反石破勢力の造反の動きもないことから、石破首相の選出が確実視されると言われるが、果たしてそうであろうか。隠密行動で秘密裏に行われなければ成功しない。分裂する兆候が感じられる。感!直感!であるが。
今回は報道記事からそのようなきな臭さが感じられる。
皇紀2684年11月10日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
報道記事紹介
石破首相が公明党と党首会談…斉藤鉄夫新代表「政治改革にけじめを」に対し石破首相「けじめのつけ方は具体的に考えている」
FNNプライムオンライン によるストーリー
首相指名選挙が行われる特別国会を前に、石破首相は、9日午後4時過ぎ、公明党の新たな代表との党首会談に臨みました。
石破首相と、9日、公明党の臨時党大会で代表に就任したばかりの斉藤国土交通相との党首会談は、午後4時半過ぎから首相官邸で行われました。
斉藤代表は、「政治改革の問題についてけじめをつけてほしい」と求め、石破首相は「けじめのつけ方は具体的に考えている」と応じました。
また、石破首相と斉藤代表は、自民・公明両党の政策合意に署名しました。
これにより、首相指名選挙での公明党としての対応が固まりました。
公明党・斉藤鉄夫新代表:
11日の首相指名では、我々、公明党は、石破茂と投票したいと思う。
石破首相は、10日、日本維新の会の馬場代表との党首会談を予定しています。
自民高市氏、結束呼びかけ 「分裂なら立民内閣に」
共同通信 によるストーリー
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は9日、自身のX(旧ツイッター)に、特別国会での首相指名選挙について「自民が分裂していたら立憲民主党を中心とする内閣ができるだけだ」と投稿し、党の結束を呼びかけた。
高市氏は9月の自民総裁選決選投票で石破茂氏に敗れた。衆院選を総括する今月7日の党両院議員懇談会は欠席していた。Xでは「苦労して予約できた人間ドックの日と重なった」と説明した。
高市早苗氏「自民が分裂してたら立憲内閣」政権譲らない 憶測呼んだ自民会議欠席を説明
デイリースポーツ によるストーリー
自民党の高市早苗衆院議員が9日にX投稿。惨敗した衆院選の総括が行われ、執行部批判相次いだ7日の自民党両院議員懇談会を欠席したとし「私が出席できなかった理由について様々な憶測があるようですが、苦労して予約できた人間ドックの日と重なったからでした」と説明した。
自民政調会長や閣僚を務め、「なかなか健康診断を受ける余裕が無くて、3年半ぶりの機会でした」とし、「両院議員懇談会の案内が来たので、人間ドックをキャンセルするべきかと悩みましたが、来週から国会が始まりますので、今回を逃すと、又、受診しないままになりそうで、健康を優先させて頂く事にしました」と説明した。
「先週に、落選された前議員の皆様と夕食をともにしながら様々なご意見を伺い、今週は、当選された議員の皆様からもご意見を伺い、両院議員懇談会で発言するべき内容を整理した上で、同僚議員に託しました。別途、私からも党幹部にお伝えしました」。
11日の首班指名選挙に向けて「自民党が分裂していたら、立憲民主党を中心とする内閣が出来るだけです。少数与党ではありますが、少しでも仕事を前に進める為には、他党に政権を譲るべきではないと考えています」と記した。
11日に第2次石破茂内閣発足 公明代表、不記載「けじめ」要求 首相は各党協議に意欲
先の衆院選を受けた第215特別国会が11日召集され、衆参両院の本会議で首相指名選挙が行われる。石破茂首相(自民党総裁)の第103代首相選出が確実な情勢だ。首相は同日中に第2次石破内閣を発足させる。公明党は9日、臨時党大会を開き、衆院選で落選した石井啓一氏の後任代表として斉藤鉄夫国土交通相を承認した。
斉藤氏は9日、首相と官邸で会談し、自民の派閥パーティー収入不記載事件に関し、「けじめをつけてほしい」と要求した。首相は政治改革を巡り各党に協議を呼びかけたいとの意向を伝えた。
斉藤氏は記者団に、政治改革について「年内に野党とも合意し、一定の成果を出したい」と語った。また、けじめの在り方として、不記載議員の衆参の政治倫理審査会への出席を挙げた。
公明は9日、新役員も発表した。支持母体の創価学会女性部に人気の高い竹谷とし子氏を代表代行に起用した。中央幹事会長には赤羽一嘉氏を充てた。
11日の首相指名選挙は、衆院では自民、公明両党も、野党第一党の立憲民主党も過半数に届かず、石破首相と立民の野田佳彦代表の決選投票になる見込み。野党の日本維新の会と国民民主党は決選投票で無効票となる自党代表への票を投じる方針で、自民内で反石破勢力の造反の動きもないことから、石破首相の選出が確実視される。
第2次石破内閣では、衆院選で落選した牧原秀樹法相の後任に鈴木馨祐元外務副大臣、小里泰弘農林水産相の後任に江藤拓元農水相を起用。斉藤氏の後任の国交相には同じ公明の中野洋昌元経済産業政務官が就く。その他の閣僚は再任する。
石破内閣は衆院での自公過半数割れにより、平成6年の羽田孜内閣以来の少数与党となる。首相は国民民主の政策を受け入れて協力関係を築き、政権を維持したい考えだ。11日夜に記者会見に臨む。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?