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政治講座ⅴ1820「日本の逆鱗に触れた中国人」
また、品位・品格のない行動を起こした。これも、反日教育の成果の行為であろう。「汚染水の海洋放出」を主張しているが、これも中国共産党のプロパガンダの「処理水」を「汚染水」と称して科学的根拠を示さずに政治的な非難をするのは反日教育に染まった人物であろう。
犯罪に関しては「推定無罪」が原則である。それは、判決が出て刑が確定するまでは「推定無罪」であり、個人の権利の尊重、個人情報などを晒すなどの事をしてはいけない。しかしながら、中国版インスタグラムとも呼ばれるSNSで自分の行動である証拠を提示して、自分の犯罪を誇示する行為(自白)は、とても個人の権利・個人情報の保護の対象とは言えないと思える。寧ろ、「テロ」に等しい。故に、個人情報など保護せずに世間に晒すことが模倣犯を助長させないことになると考えるので、今回はその後の報道記事の個人情報も含めて紹介する。
皇紀2684年6月19日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
靖国神社落書き男に日本が怒る、旅行会社11社の訪日観光ビザ申請手続き権を取り消す―台湾メディア
Record China によるストーリー
![](https://assets.st-note.com/img/1718579102196-c8DIBmPGCr.png)
台湾メディアの三立新聞網は16日、靖国神社落書き男など中国の「小粉紅(シャオフェンフォン)」が日本で頻繁に無秩序な行為をしているため、在広州日本国総領事館が広東省と福建省の著名旅行会社11社の訪日観光ビザ申請手続き権を取り消したと報じた。総領事館が各旅行会社に宛てた書面が流出した。
小粉紅とは、中国における1990年代以降に生まれた若い世代の民族主義者のこと。
日本メディアによると、靖国神社で1日、神社名が書かれた石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きされているのが見つかった。
中国版インスタグラムとも呼ばれるSNSの「小紅書(レッド)」に、半袖シャツに短パン姿でサングラスをした男が、靖国神社と書かれた石柱に向かって放尿するような仕草をした後、赤いスプレーで「Toilet」と落書きする様子を映した動画が投稿されていたことが分かった。
男は自らを「アイアンヘッド」と名乗り、英語で「日本政府による汚染水の海洋放出に対して、われわれには何もできないのか。おまえらに目に物見せてやる」などと話した。
警視庁公安部は捜査の結果、この人物が中国籍の男ですでに日本を出国し、中国に帰国したと明らかにした。
中国メディアの報道やSNS上の投稿などによると、男は中国で「鉄頭」のハンドルネームでさまざまな活動をしていた「お騒がせインフルエンサー」的な人物だという。
三立新聞網によると、在広州日本国総領事館が旅行会社11社の訪日観光ビザ申請手続き権を取り消したことについて、中国のある旅行会社は事実と認めたが、具体的な理由は不明だという。(翻訳・編集/柳川)
2024年6月2日社会
”鉄頭”を刑務所送り 靖国神社落書き犯実刑も
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著者 松田 隆
青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
靖国神社の石柱に落書きをしたのが確実視される中国の動画投稿者”鉄頭(铁头)”は、逮捕・起訴されれば実刑判決となる可能性はある。現在、警視庁が捜査を行なっているが、落書きは器物損壊罪(刑法261条)で法定刑は懲役3年以下、又は30万円以下の罰金と刑罰は軽いため、単独の罪では初犯であれば実刑になることは多くない。しかし、”鉄頭”は他の犯罪も犯している疑いが濃厚で刑務所送りになっても不思議はない。
器物損壊罪一罪で実刑の難しさ
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中国の動画投稿者”鉄頭(本名・董光明)”は投稿された動画から、6月1日早朝に石柱に落書きをした人物であることは間違いない。靖国神社という国家のために命を落とした英霊を祀る場所への不届な行為は日本人の心を傷つけ、許し難いと感じた人は少なくないはず。その犯人を器物損壊罪(刑法261条)という軽微な犯罪でしか裁けないとしたら、司法への不信感が募ることは否めない。
実際に高須クリニックの統括院長である高須克弥氏はXで以下のようにポストしている。
器物損壊なんて微罪ですむ問題ではありません。
日本人の誇りを辱しめられたのであります。
魂が汚辱されたのです。
僕は納得できません。
(2024年6月2日午後2時26分投稿)
器物損壊罪の場合、実刑となるパターンは多いのか。直近のデータはないが、平成14年(2002年)版犯罪白書で、さいたま地裁における判決の動向が調査されている。平成5~同13年(1993~2001)の器物損壊一罪のみの判決をみると、総数40で、罰金刑6、執行猶予付き有罪14、実刑は20で、実刑率は58.8%となっている(平成14年版犯罪白書・器物損壊と住居侵入の調査結果)。意外に実刑が多く感じるかもしれないが、この調査には累犯も含まれていると思われ、初犯であれば実刑率は低いと思われる。
そうであれば、初犯が確実な”鉄頭(铁头)”は執行猶予付きの懲役刑、最悪の場合は罰金刑で済む可能性も考えられる。しかし、事はそう単純ではない。
落書きの前に放尿の意味
投稿された動画から、”鉄頭(铁头)”は落書きの前に、石柱に放尿している。この行為は礼拝所不敬罪(刑法188条前段)が成立すると思われる。現実に「墓地の入口においてその内部に向い暫時放尿する格好をした事実」が認められて、罰金1000円の有罪判決が出されている(東京高裁判決昭和27・8・5)。
現実に石柱に放尿していれば、同罪が成立するのは間違いない。落書きの器物損壊罪との関係は併合罪(刑法45条前段)となり、法定刑が重い方の系の長期にその2分の1を加えたものが長期とされるため(刑法47条柱書き)、器物損壊罪の長期3年の1.5倍の4年6月。当然、実刑の可能性は高まる。前出の平成14年版の犯罪白書で器物損壊を含む数罪の判決の実刑率は67.6%となっている(総数74、罰金0、執行猶予付き有罪24、実刑50)。
もっとも、放尿と落書きは一個の行為であり、それが二個以上の罪名に触れると考える「観念的競合」であれば、重い方の器物損壊罪の刑で処断される(刑法54条1項)ため、最高刑は懲役3年となってしまう。一連の行為を一個と見るか、二個と見るかの基準は「一個の行為とは、法的評価をはなれ構成要件的観点を捨象した自然的観察の下で、行為者の動態が社会的見解上一個のものとの評価を受ける場合」(最高裁大法廷判決昭和49・5・29)とされる。一個の行為と見られてしまう可能性はないわけではない。
”鉄頭(铁头)”はなぜ上陸できた
仮に落書きと放尿を一個の行為とみたとしても、”鉄頭(铁头)”の犯罪はそれだけではない。既に中国のサイトで明らかにされているように、中国で賭博場開帳の罪などで2年以上服役していたことが明らかになっている(参照・靖国神社落書き 中国動画投稿者”鉄頭” 前科あり)。
そもそもそのような前科がある者が日本に入国できた事実が驚きである。中国は日本の査証免除の対象となっていないため、中国人が来日する際には査証(ビザ)が必要になる(在中国日本国大使館・査証(ビザ)申請関連情報)。
過去に懲役1年以上の犯罪歴がある場合、査証を受けられないことがあるとされる(在中国日本国大使館・訪日査証Q&A)。”鉄頭(铁头)”が例外的に査証を受けられた可能性がないとは言わないが、おそらく、そのような事実を隠して入国したのではないかと思われる。その場合であれば、入管法に抵触する。
【出入国管理及び難民認定法】
5条 次の各号のいずれかに該当する外国人は、本邦に上陸することができない。
4号 本国又は日本国以外の国の法令に違反して、一年以上の懲役若しくは禁錮又はこれらに相当する刑に処せられたことのある者。ただし、政治犯罪により刑に処せられた者は、この限りでない。
70条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは禁錮若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はその懲役若しくは禁錮及び罰金を併科する。
2号の2 偽りその他不正の手段により、上陸の許可等を受けて本邦に上陸し、又は第四章第二節の規定による許可を受けた者
”鉄頭(铁头)”が犯したとされる犯罪は賭博場開帳と違法拘禁罪で政治犯罪とは無縁。そのため入管法5条4号に違反し、70条2号の2で最高で懲役3年が科される可能性がある。この入管法違反と靖国神社での器物損壊罪は併合罪となり、最高刑は器物損壊罪・入管法違反の罪の長期3年の1.5倍の4年6月となる。そうするとやはり実刑判決が出されることが濃厚と言える。
ネットに溢れる顔写真
![](https://assets.st-note.com/img/1718748443694-VX7815ubpH.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1718748497696-KOk5tehHil.png?width=1200)
捜査当局は当然、このような事情は把握しているはず。念の為、捜査をしている警視庁に架電し、”鉄頭(铁头)”が中国で1年以上の懲役刑を受け、入管法に違反して上陸した可能性があることを伝えた。
麹町署の職員の方が対応してくれたが、「もうご存知だと思いますが、犯人の董光明は…」と言って上記の内容を伝えると、「こちらでも捜査をしていますので。ありがとうございます。」と丁寧にお礼を言われた。話ぶりから、当然、上陸の経緯も把握しているように聞こえた。
”鉄頭(铁头)”がまだ日本にいるのか分からないが、ネット上では顔写真が多数出ており、逃げるのは簡単ではない。もし、国内にとどまっているようであれば、近日中にも身柄を拘束されるのではないかと期待している。
2024年6月2日社会
靖国神社落書き 中国動画投稿者”鉄頭” 前科あり
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著者 松田 隆
青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
靖国神社にある石柱に赤い文字で落書きされていることが1日午前に発見された。通報を受けた警視庁では捜査が進められ、マスメディアも次々と報じている。SNSではマスメディアの報道より遥かに進んでおり、容疑者は中国の動画投稿者の”铁头(鉄頭)”と特定され、中国で過去に賭博場開帳、違法な監禁で2年以上懲役刑に服していたという情報が中国のサイトでは明らかにされている。
中国のサイトで次々と動画投稿
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事件は1日午前6時過ぎに靖国神社の入口にある石柱に赤い文字で「Toilet」と書かれているのを通行人が見つけて警察に通報したことで明らかになった。警視庁では器物損壊容疑で捜査を進めている。また、中国のSNSでは落書きをした時のものと思われる動画が出回っていると報じられている(テレ朝news・靖国神社 石柱にスプレーで落書き SNSに動画も)。
1日の時点では事件の概要のみで、2日午前6時過ぎにテレビ朝日がこの件に関して中国のSNSでこの問題に関する動画がアップされていることを伝えた。とはいえ、動画投稿に関しては「中国のSNSなどでは何者かが、同じ柱にスプレーで落書きをする動画が出回っているということです。」と伝聞形式で伝えたのみ。
実際に中国の動画投稿サイト「bilibili」を見ると、2日午前の段階で次から次へと関連の動画がアップされている。
中でも決定的な証拠となると思われるのが原題は中国語の「靖国神社の石柱に『トイレ』と落書きされ尿をかけられる、作者の第一視点から!」と題する動画。ここでは実行犯と思われる中年男性が自分は「iron head」(鉄頭、中国簡体字で”铁头”)と自己紹介。石柱の台に上がり、放尿していると見られるシーンが映し出され、その後、ズボンのポケットからスプレーを取り出し、石柱に赤い文字で「Toilet」と書いている(bilibili・靖国神社石柱被涂写厕所,并撒尿,作者第一视角!)。元の動画は動画投稿サイト「小紅書」の云尚という名のアカウントからアップされたものと思われる。
自身が石柱に放尿し、(この場所はトイレだ)という意味で「Toilet」と書いたと思われ、石柱にそのような単語を書いた理由もこの行為から明らかになった。この動画には「iron head」がサングラスを外して顔をはっきりと示すシーンもあり、犯行の発覚から1日で容疑者の顔やその背景が明らかになったと言っていい。
铁头36歳未婚、前科あり
![](https://assets.st-note.com/img/1718756423377-0uFnDdDQLD.png)
铁头とは一体、何者なのか。米国の掲示板のredditで、r/runto Japanというアカウントが、その詳細なプロフィールを記している。その信頼性はともかく、書かれている内容について紹介する。
铁头は本名が董光明で、1987年12月1日生まれの36歳、未婚。戸籍地は湖南省郴州市で、同地の出身と思われ、居所は上海との登録がある。2006年に浙江越秀外国語学院に入学、2010年6月に卒業している。
特筆すべき事項として「若い頃、賭博場の開設と違法監禁で…刑務所に入れられたが、復帰後は悪を懲らしめ善を広める活動を行い、海鮮市場での偽物摘発や新東方の補習授業を告発した(後述)。売春を自白した後、全ネットアカウントが一瞬で凍結された。」とある。さらにここでは今回の事件に関連して早くもその事実が「小粉紅(中国の愛国主義者)の感情を煽るために日本の靖国神社に行き、『toilet』と書いて尿をかけた。」と書き込まれている(reddit内のアカウントr/runto Japan・铁头新鲜出炉的开盒信息,麻烦诸位发给正在通缉他的日本太君)。
前科の部分の詳細については、中国の大手サイト「新浪新聞」が1月に報じている。中国裁判文書ネットが2015年11月に公開した湖南省郴州市中級人民法院の二審刑事判決書によると「賭博場開帳罪で3年3か月の懲役と4万元(約88万円)の罰金、違法拘禁罪で6か月の懲役を言い渡され、合計で3年6か月の懲役と4万元の罰金が科された。2016年12月の減刑判決書によると、董某明は刑期中に規則を守り、教育改造を受け、悔改の姿勢を示したため、1年の減刑が認められ、刑期は2015年1月26日から2017年5月23日までとなった。」と明記されている(新浪新聞・网红“铁头”回应直播间自曝嫖娼经历)。
なお、新浪新聞は铁头の職業を「広州で衣料品ビジネスに従事」としている。仕事のかたわらSNSで情報発信し、2024年1月の時点でTik Tokのフォロワー数は515万人余、2000万のいいねを獲得していたと報じている。
上述の「海鮮市場での偽物摘発」に関しては、2023年7月に海鮮市場で購入した海鮮を自前の秤で量り直して商人が不正な取引をしていることを見つけて政府のホットラインに通報したこと、「新東方の補習授業を告発」については、「新東方補習中心」という教育施設が中学生に対して有料の学科教育を行っていたことを暴露したと説明している。
鉄頭の勧善懲悪?
上記のように「铁头」は正しくは「铁头惩恶扬善(鉄頭の勧善懲悪)」は暴露系、あるいは迷惑系動画投稿者として活動を続けていたが、最終的に抖音(Douyin)、快手(Kuaishou)、微博(Weibo)などのプラットフォームで全てアカウントが凍結された。
そのきっかけは今年1月12日のライブ配信中にわいせつ行為を自白し(買春であったとされる)、ユーザーから通報されたこと。2月11日の時点で澎湃新聞の記者が確認したところ、「铁头惩恶扬善」のアカウントは抖音プラットフォームで518万人のフォロワーを持っていたが「アカウントが凍結された」と表示されていたという。また、快手、微博でも同様の状態となっていたと報じられた(捜狐・网红“铁头惩恶扬善”遭全网封禁,曾在直播间里自曝涉黄经历 )。
こうした経緯を見ると、2010年に浙江越秀外国語学院を卒業後に、違法賭博などに関与して2015年に刑務所に入り、2017年5月に出所。その後、広州で衣料品ビジネスに従事しながら動画投稿を続け、バズることもあったが、2024年2月にはTik Tokの抖音など大手SNSから締め出された。その後、小紅書という動画サイトで自らの活動をアップする中で、6月1日、今回の事件を起こしたという流れが推認できる。あくまでもネット上だけの情報である。
出国させない努力を
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铁头こと董光明が6月1日犯行を行ったとして、その日のうちに出国している可能性はある。この場合は事件の解決が難しくなる。2011年に中国人が靖国神社に放火、その後、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込み、懲役10か月となった。
日本政府は韓国政府に身柄の引き渡しを求めたが、ソウル高裁が引き渡しを拒否する決定を行い、結局、劉強という名の容疑者は日本で刑罰を受けることはなかった(人民網日本版・靖国神社放火容疑の中国人が韓国で釈放 韓国「大義のための犯罪」)。現在も動画投稿サイトで情報発信をしており、反日の人物として一定の人気を誇るようである。今回の铁头の事件を知ると、ライブチャットで「敬礼」をしたと伝えられている。
もし、铁头を出国させるようなことがあれば、逮捕は不可能となるであろう。出入国管理を厳重にし、間違っても铁头を出国させてはならない。重要参考人として事情聴取から逮捕、起訴、有罪としなければ同種の事件が繰り返されかねない。捜査当局の迅速な動きが期待される。
参考文献・参考資料
靖国神社落書き男に日本が怒る、旅行会社11社の訪日観光ビザ申請手続き権を取り消す―台湾メディア (msn.com)
”鉄頭”を刑務所送り 靖国神社落書き犯実刑も | 令和電子瓦版 (reiwa-kawaraban.com)
【顔画像】董光明(鉄頭)のwiki経歴!炎上系配信者で逮捕歴のある前科持ちだった! | marika-blog (ala-table.jp)
【何者】董光明の出身/顔画像/学歴などプロフまとめ!現在はどこにいる? | のほほんJournal (masami0328.com)
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