見出し画像

政治講座ⅴ1899「政治は一寸先は闇」

世界中の政治を俯瞰して思うに、一寸先は闇である。優劣の状況が瞬時に変わる。そして、政治家は誰のための政治を行おうとしているのか疑問を呈する。権力の亡者かと思えることが多い。
今回はそのような政治の世界が垣間見える報道記事を紹介する。

     皇紀2684年8月22日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司 

トランプ氏、ケネディ氏を政権要職に起用検討 選挙撤退と支持が条件

毎日新聞 によるストーリー

米大統領選への立候補を表明している無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏=東部ペンシルベニア州で2024年8月20日、AP

 11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)は20日、無所属候補で弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)が撤退して自身の支持に回れば、次期政権で要職への起用を検討すると明らかにした。

 これに先立ち、ケネディ陣営はトランプ氏支持を検討していると明らかにした。ケネディ氏が撤退すれば、選挙情勢に大きな影響を与える可能性がある。

 ケネディ氏の副大統領候補で弁護士のニコール・シャナハン氏は、この日公開されたポッドキャストの番組で、「我々が検討している選択肢は二つある」と説明した。

 一つは選挙戦に残ることで、その場合はケネディ氏がトランプ氏の支持層からより多くの票を奪うため「ハリス氏が大統領になる危険性がある」と指摘した。もう一つは選挙戦からの離脱で、その場合は「トランプ氏と手を組み、なぜそう決断したかを支持基盤に説明する」と話した。

 ケネディ氏は「第3の候補」として民主党のジョー・バイデン大統領(81)とトランプ氏の再対決に嫌気が差していた有権者らから一定の支持を集めていた。しかし、バイデン氏が7月下旬に撤退を表明して民主党候補がカマラ・ハリス副大統領(59)に差し替わる中、ケネディ氏の支持率は低下傾向にある。

 トランプ氏はCNNテレビのインタビューで、シャナハン氏の発言について問われ、「支持はうれしい」と話した。さらに、大統領選で勝った場合にケネディ氏を政権の要職に任命することを検討するか聞かれると、「おそらくそうするだろう。彼は非常に賢い男だ」などと語った。【ワシントン西田進一郎】

トランプ氏元側近が登壇 ハリス氏支持を表明、民主党大会

共同通信 によるストーリー

米民主党大会で登壇したトランプ前政権の大統領報道官ステファニー・グリシャム氏=20日、シカゴ(ゲッティ=共同)© 共同通信

 【シカゴ共同】米民主党大会2日目の20日、共和党のトランプ前政権で大統領報道官などを務め、2021年1月の議会襲撃に抗議して決別したステファニー・グリシャム氏が登壇し、民主党候補ハリス副大統領への支持を表明した。返り咲きを狙うトランプ前大統領について「彼には同情心も倫理観もなく、真実に忠実でもない」と酷評した。

 グリシャム氏は、議会襲撃直後に大統領夫人首席補佐官の職を辞任した理由について「その狂気に付き合いきれなかった」と説明した。大統領報道官在任中、一度も記者会見を開かなかったことに関しても「演台に立ってうそをつきたくなかったからだ」と語った。

トランプ氏、テイラー・スウィフトさんの偽画像共有 支持装ったか

AFPBB News によるストーリー

トランプ氏、テイラー・スウィフトさんの偽画像共有 支持装ったか© JUSTIN TALLIS / AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ前米大統領は18日、人気歌手テイラー・スウィフトさんとそのファンが自身を支持しているように見える偽画像を共有した。スウィフトさんの影響力を大統領選に利用する試みだとみられる。

 トランプ氏が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で共有した画像では、スウィフトさんに似た女性がアンクル・サム(米国を擬人化したキャラクター)に扮(ふん)して、トランプ氏への投票をファン(スウィフティーズ)に呼び掛けている。それに対しトランプ氏は、「受け入れる!」と書き込んだ。


トランプ氏、テイラー・スウィフトさんの偽画像共有 支持装ったか© JUSTIN TALLIS / AFP

「トランプを支持するスウィフティーズ」というスローガン入りのTシャツを着た女性たちの写真も共有された。     デジタルフォレンジック(電子機器に残るデータの証拠保全や調査、分析)を専門とする、カリフォルニア大学バークレー校のハニー・ファリド氏はAFPに対し、「人工知能で生成されたか、もしくは伝統的なやり方で改ざんされた」ものだと指摘。


トランプ氏、テイラー・スウィフトさんの偽画像共有 支持装ったか© Jim WATSON / AFP

 これらの加工画像が「特に巧妙」なのは、本物の画像と偽画像が組み合わさっている点で、問題のTシャツを着た女性の写真のうち、少なくとも1枚は本物のようだという。

 スウィフトさんは、現時点では反応していない。今回の大統領選に当たっては誰を支持するかを表明していないが、2020年大統領選ではジョー・バイデン現大統領を支持し、トランプ氏には批判的だった。(c)AFP/Anuj CHOPRA

【翻訳編集】AFPBB News



トランプ氏に近くゴーサイン、自身のメディア企業の持ち分売却可能に

Bailey Lipschultz によるストーリー

(ブルームバーグ): トランプ前米大統領はあと約1カ月で、自身のソーシャル・メディアで得た含み益を換金することが可能になる。問題はトランプ氏が実行するかどうかだ。

  トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの約60%を所有。内部関係者の株式売却を禁止するロックアップ期間が解除される9月20日にも26億ドル(約3800億円)相当の持ち分の換金を開始できる見込みだ。同社の株価は特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて上場した3月以降、乱高下が続いている。

  トランプ氏はこれまでトランプ・メディアの株式を売却する意向は示していない。売却に踏み切れば、トランプ氏が個人的な利益を優先しているとの印象を与えかねない。これは評論家がトランプ氏によく向ける批判だ。またトランプ氏の返り咲きをにらみ、トランプ・メディアに資金を注ぎ込んできた忠実な支持者らを疎外することにもなる。

  だが、トランプ氏は巨額の訴訟費用に直面しており、持ち分を売却すれば資金を法的費用に充てることができる。

  ニューヨーク大学ロースクールでSPACを研究するマイケル・オルロッジ准教授は「これは複雑だ」と指摘。米大統領選での返り咲きといった長期的な目標と潜在的な利益の間で、トランプ氏はバランスを取る必要があると述べた。

  トランプ・メディアの担当者はコメントの要請に応じていない。担当者はこれまで、持ち分現金化に関する報道は「トランプ氏がそうすると思われる兆候がどこにもない」中で「全く根拠のない」、党派的なものだと述べていた。

Trump's Social-Media Fortune |© Bloomberg

  トランプ・メディア株価は3月25日にSPACとの合併が完了して以降、大きく変動。19日には22.24ドルと最安値を更新し、時価総額は43億ドルとなった。

  オルロッジ氏によると、トランプ氏が保有株を大量に売却すれば「会社に対する自信の欠如を示すシグナルと受け止められる」可能性がある。「それだけで悪い印象を与え、かつ株価の下落はトランプ氏にもマイナスの影響が及びかねない」という。

  内部関係者が株式を売却できる正確な日程は株価が左右する。8月22日から20日間、株価が12ドルか、それを上回る水準を維持した場合、内部関係者が株式を売却できるのは最短で9月20日からとなる。株価がその水準を維持できなかった場合には、取引動向に関係なく9月26日までに株式を売却することが可能になる見通し。

  タトル・キャピタル・マネジメントのマシュー・タトル最高経営責任者(CEO)は「トランプ氏が売却に動けば、株価は急落するだろう」と指摘。「トランプ氏が資金を必要としているかどうかに左右される」と述べた。

関連記事:

トランプ氏メディア企業、時価総額30億ドル喪失-X復帰で逆風強まる

トランプ・メディア株急伸、暗殺未遂事件受けトランプトレードに勢い

トランプ氏、NY資産差し押さえも-5.4億ドル保証金支払いで正念場

原題:Trump Is About to Get the All-Clear to Cash In on Media Shares(抜粋)

--取材協力:Erik Larson、Jef Feeley、Hadriana Lowenkron、Matt Turner.

More stories like this are available on bloomberg.com

©2024 Bloomberg L.P.

ケネディ氏、大統領選撤退しトランプ氏支援も=報道 (msn.com)

ケネディ氏、大統領選撤退しトランプ氏支援も=報道

Reuters によるストーリー

8月20日、米大統領選に無所属で出馬している弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(写真)が、選挙戦から撤退して共和党候補であるトランプ前大統領を支援する可能性を検討している。7月26日、テネシー州ナッシュビルで撮影(2024年 ロイター/Kevin Wurm)© Thomson Reuters

[20日 ロイター] - 米大統領選に無所属で出馬している弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏が、選挙戦から撤退して共和党候補であるトランプ前大統領を支援する可能性を検討している。ケネディ氏が副大統領候補に選んだニコール・シャナハン氏が、メディア企業「インパクト・セオリー」の20日付けオンラインインタビューで明らかにした。

シャナハン氏は、自身とケネディ氏がトランプ氏の票を奪い、民主党候補であるハリス副大統領の勝利に道を開いてしまうリスクがあると説明。「直ちに撤退してトランプ氏に協力」する可能性があるとした。

トランプ氏は同日CNNで、ケネディ氏が自身の支持に回るなら、自身の政権で役割を果たしてもらうことに「もちろん前向きだ」と発言。「彼は素晴らしい男だ。非常に賢い男だ」と賞賛した。

ケネディ氏は同日、X(旧ツイッター)に、自身の目的を推し進めるために「どの政党の指導者とでも話をする用意がある」と投稿した。

今月実施された世論調査では、ケネディ氏の支持率は4%。ハリス氏とトランプ氏が接戦となった場合には、勝敗を決するだけの票を動かせる可能性がある。

参考文献・参考資料

トランプ氏、ケネディ氏を政権要職に起用検討 選挙撤退と支持が条件 (msn.com)

トランプ氏元側近が登壇 ハリス氏支持を表明、民主党大会 (msn.com)

トランプ氏、テイラー・スウィフトさんの偽画像共有 支持装ったか (msn.com)

トランプ氏に近くゴーサイン、自身のメディア企業の持ち分売却可能に (msn.com)

ケネディ氏、大統領選撤退しトランプ氏支援も=報道 (msn.com)

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?