政治講座ⅴ1687「天に唾するとこの結果。呵々」
日本に対する悪たれをついて騒ぎ立てる姿は「天に唾」した結果、自分の顔に自分の唾がかかるのである。「処理水」を「汚染水」と科学的根拠もなく日本を貶める中国共産党の悪行は「天に唾する」である。今回はそのような報道記事と中国の「人民の怒り」の報道を紹介する。
皇紀2684年3月14日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
上海の自宅で放射線量を測定したら東京の976倍に!?―台湾メディア
Record China 2023年8月29日(火) 17時0分
中国・上海市の自宅で放射線量を測定したところ東京の976倍の数値を記録したとの情報について、専門家から「日本の処理水海洋放出が中国不動産市場の危機を加速させる」との見方が出ている。中国・上海市の自宅で放射線量を測定したところ東京の976倍の数値を記録したとの情報について、専門家から「日本の処理水海洋放出が中国不動産市場の危機を加速させる」との見方が出ている。台湾メディアのNewtalkが伝えた。
日本が24日、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことが中国の強烈な反発を招き、中国各地では不安を感じた人々が塩を買い占める現象も発生している。そうした中、中国のあるネットユーザーが先日、「ガイガーカウンター(放射線測定器)で自宅を測定してみたところ、数値は福島の3.0マイクロシーベルトよりもひどく、最高で9.7マイクロシーベルトになった。本当に驚いた。中国中央テレビ(CCTV)のニュースによると東京の数値は0.01マイクロシーベルト。うちは東京の976倍になる」とし、「カウンターは半年前に購入したが、まさか自宅で(数値が)爆発すると思わなかった。もう頭が痛い」とつづった。投稿された場所は上海だった。
カナダのヨーク大学の沈栄欽准教授は「中国国民は放射能汚染された物を避けるためにガイガーカウンターを購入して水産品を検査しているが、多くは汚染を発見できなかった」と指摘。その上で、「中国の建材には広く基準値を超える放射性物質が含まれるという問題が存在し、このことは多くの中国国民を非常に驚かせている。各都市が相次いで検査を行っているが、初歩的には中国の建築物の放射能汚染状況はおそらく珍しいことではないと示された。人々は不動産業者に不満を言い始め、中には政府当局との癒着を疑う人もいる」と説明した。
同氏はまた、「恒大から碧桂園、SOHOに至るまでの財政危機は、もともと中国の不動産バブルを崩壊させるものだったが、今では放射能汚染は海からではなく、自宅やオフィスから来ており、毎日基準値を超える放射能汚染にさらされていることが分かったのだ」と指摘。「この発見は墜落しつつある(中国の)不動産市場に追い打ちをかけるようなもので、中国経済をさらに困難に陥れるものだ」と論じた。(翻訳・編集/北田)
処理水に理解不能の中国報道官と中国核実験による放射能汚染
2023年09月04日 | 国際・政治(中国)
中国報道官は理解不能
ネットを探していたら、8月31日付の中国語の記事の中に次のような文がありました。華春瑩は中国外務省の報道局長。元の文は中国語ですが、機械翻訳してあります。
「華春瑩は最初の投稿で、なぜ『トリチウムの希釈』だけを強調し、他の放射性核種がどのように扱われたかについて言及しなかったのか日本に尋ねた。」
この翻訳文は分かり難いので8月31日付のRecord Chinaから同じ部分を引用します。重複部分を一部カットして、下線部は私が付け加えた。
東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出に関連し、中国外務省報道官の華春瑩(ホア・チュンイン)氏が30日、X(旧ツイッター)に英語で4連続投稿をし、「覆水盆に返らず。日本は手遅れになる前にやめるべきだ」と警告を発したと、中国共産党系の環球時報が伝えた。
華氏は「いくつかの簡単な質問」とし、まず「なぜ日本はトリチウムの希釈ばかりを強調するのか。福島の放射能汚染水には60種類以上の放射性核種が含まれているが、残りの放射性核種の処理はどうなるのか」と投稿した。
下線部の表現から推測すると、彼女は排水からトリチウム以外の放射性核種を取り除いていることを知らないようです。報道局長であっても、「福島核汚染水」が何らの処理もされずに海洋に放出されていると思っている。ということは、他の中国政府の役人もこの報道局長と五十歩百歩で、日本政府が犬の遠吠えの様にブツブツ言っても、効果は無い。
一般中国人の知識はさらに乏しく、しかも中国政府がインターネットに上がる不利な情報は削除しているので、一般中国人に日本政府の考えを理解させるのは不可能。こんな人たちに、「正しい理解を!」と言っても無駄でしかない。
中国は砂漠地帯で50回以上の核実験
中国は放射能汚染について偉そうなことが言える立場か、と言いたい。中国の若い人は少し昔の中国の悪行を知らないかもしれない。これについて、日本メディアの記事は見たことがない。
(中国では、学校で教えられていないだろうし、中国人が知ろうとしても本にもネットにも出ていないかもしれない。出ていないのではなく、共産党によって削除されたかもしれない)
中国は1964年(前回の東京オリンピック開催中のさなか)に核実験を初めて成功させた。それから1980年まで中国の砂漠地帯で50回以上の大気圏内核実験を行い、放射性物質が広範囲に飛散している。また地下核実験を1996年まで行っていた。
こんな過去があるので、中国には「そんなことが良く言えるよな」とか、「お前が言うなよ!」と言いたい。日本の外務省もこれくらいの主張はしてほしいけど、その後ろにいる自民党が弱腰なのはどうしようもない。自民党の一部から時々威勢の良い声が聞こえて来るが、それはガス抜きか、おっさんの歯ぎしりでしか無く、実行されたことは一度も無い。おまけに日本の主要メディアも中国と北朝鮮には弱腰の内弁慶には困ったもんだ。
放射能測定器
ネットを見ていたら、中国で放射能測定器を購入する人が増えているという記事が出ていた。(実際に購入している人は少ないと思うけど)日本のアマゾンを見ると、数千円代や数万円代の放射能測定器が販売されている。しかし、放射能測定は結構難しく、正式に測定しようとするといろいろな取り決めがある。対象物に当てて出た数値をそのまま信用して良いかどうか?
中国の人が実際に測定したら、福島より中国の数値が高いという声がネットに上がっているようです。もしかしたら、中国の砂漠での核実験の影響が残っているかもしれない。また放射能は通常の生活でもそこそこの数値が出るし、バラツキが出るので、中国の購入者が現実を知るには良いことかもしれない。2023年9月4日
中国習近平主席の官邸に車が突進…「殺人犯共産党」の叫び声も
3 時間 • 読み終わるまで 1 分
習近平中国国家主席の執務室であり官邸である北京の中南海の正門に向かって車が突進する事件が発生した。現場を写した映像には「殺人犯共産党」と叫ぶ声も入っていた。中国内最大政治行事である両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)の開催期間中に発生した今回の事件をめぐり「政治的デモ」の可能性が提起されている。
三立新聞など台湾メディアは11日、中南海の正門である新華門に向かって黒い乗用車が進入を試みたがフェンスに阻まれ停車する事件が発生したと報道した。事件を写したとされる30分の映像がX(旧ツイッター)に公開され、各種インターネットプラットフォームを通じて拡散していると伝えられた。
公開された映像には黒いセダン車両が新華門の前に止まっており、黒い服を着た10人ほどの警備員が男性と推定されるドライバーを車から引きずり出して荒々しくどこかに連行する姿が写っていた。この動画には現場で何者かが「殺人犯共産党」と叫ぶ声も収録されていた。
中南海は天安門と人民大会堂などが隣接する中国政治の中心地で、習主席をはじめ現役とOBを含む中国指導部の大部分が居住しておりものものしい警戒がされている。それだけに今回の事件は極めて異例なことと評価される。
台湾メディアはこの事件が10日未明に起きたと報道した。中国最大の政治行事である両会が開かれている敏感な時期に発生したのが事実であるならば、現政権に対する反発が表出したものではないかとの解釈が出ている。
中国原発のトリチウムが上限超え 福島第1処理水の最大9倍
3/9(土) 18:23配信
大亜湾原発=2019年8月、中国広東省深セン市(新華社=共同)
【北京共同】中国の原発が2022年に放出した排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、東京電力福島第1原発処理水の年間放出計画量の上限と比べて最大9倍に上ることが9日、中国の公式資料で明らかになった。処理水を「核汚染水」と呼んで海洋放出を非難する中国が相当量のトリチウムを放出してきたことが改めて浮き彫りになった。 【写真】中国の原発、処理水で上限超え トリチウム、7割の地点で 21年
福島第1原発処理水のトリチウム放出計画量を超えていた中国原発
中国は処理水には他の放射性物質も含まれるとして海洋放出に反対する立場を崩さず、日本と主張が平行線をたどっている。中国による日本産水産物の禁輸といった問題解決は困難な情勢だ。 公式資料は23年版の原子力専門書「中国核能年鑑」。22年の原発の運用状況や安全性のデータが記録されている。13原発計19カ所の観測地点で放射性物質を調べたところ7割以上に当たる15カ所の排水に含まれるトリチウムの量が、福島第1原発から放出が計画されるトリチウムの年間上限量の22兆ベクレルを超えていた。 浙江省に立地する秦山原発が22年に放出したトリチウム量は202兆ベクレルと、処理水上限の9.1倍だった。
中国の複数原発がトリチウム放出、福島「処理水」の最大6・5倍…周辺国に説明なしか
2023/06/23
中国が国内で運用する複数の原子力発電所が、今夏にも始まる東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出の年間予定量と比べ、最大で約6・5倍の放射性物質トリチウムを放出していることが、わかった。日本政府が外国向けの説明用に作成した資料から判明した。中国政府は東電の処理水放出に強く反発し、官製メディアも動員した反対キャンペーンを展開している一方で、自国の原発はより多くのトリチウムを放出している。
日本政府は、中国の原子力エネルギーに関する年鑑や原発事業者の報告書を基に資料を作成した。それによると、2020年に浙江省・秦山第三原発は約143兆ベクレル、21年に広東省・陽江原発は約112兆ベクレル、福建省・寧徳原発は約102兆ベクレル、遼寧省・紅沿河原発は約90兆ベクレルのトリチウムを放出していた。東電は、福島第一原発の年間放出総量を22兆ベクレル以下に抑える計画で、放出後のトリチウムの濃度は、世界保健機関(WHO)などの基準をはるかに下回るとしている。
参考文献・参考資料
上海の自宅で放射線量を測定したら東京の976倍に!?―台湾メディア (recordchina.co.jp)
政治講座ⅴ1318「『処理水』を『核汚染水』という中国のレトリックか、物理学の無知か」|tsukasa_tamura (note.com)
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