政治講座ⅴ1500「無常の世界、万物は流転する、露西亜の変遷」
あのロシア帝国も民衆の力で簡単に滅びた。その後に出来た世界中を社会主義にしようとするソ連も70年で崩壊した。その後に出来たロシア連邦の中で、近年の事件で、2014年のロシアによるクリミアの併合によりクリミア共和国はロシアに編入され、ロシアの共和国となったが、ロシア以外の国の多数はウクライナに属するとしており、ロシア領と認めていない。2022年にもロシア占領下のウクライナでの2022年の併合住民投票によりドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国が編入されたが、同じく大多数の国はロシア領であると認めていない。このようにロシアは民族の寄せ集めでできたか、または武力侵攻で征服したかで出来た連邦組織国家であり、これらも崩壊はすぐに発生するであろう。しかも、ロシアはウクライナに侵攻しならな新たに離反する国を抱えている。今回はそのような報道記事を紹介する。
皇紀2683年11月19日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
アルメニア首相「他のパートナー探す」 ロシア離れ加速、欧米へ接近
毎日新聞 によるストーリー •
旧ソ連アルメニアのパシニャン首相は15日、武器や装備を獲得するために「安全保障上のほかのパートナーを探す必要がある」と述べた。ロシア通信が伝えた。23日にベラルーシで開催されるロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)の首脳会議を欠席する意向をすでに明らかにしており、「ロシア離れ」を加速させている。
アルメニア首相府によると、パシニャン氏は14日、ベラルーシのルカシェンコ大統領との電話協議で、CSTOの首脳会議に参加できないと伝えていた。これを受け、ペスコフ露大統領報道官は遺憾の意を表明。ロシア紙RBKによると、パシニャン氏は15日開催の国会で、CSTOが「アルメニアの安全保障上の要請に適切に対応していない」と指摘した。
アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争で、CSTO加盟国であるにもかかわらずロシアの支援を得られなかったことに以前から不満を募らせていた。今年9月にアゼルバイジャンが大規模な軍事行動を起こした際もロシアは支援に動かず、アルメニア側は事実上、敗北した。
ロシアとの距離を置く動きが顕著になっており、10月にはウクライナでの「特別軍事作戦」に絡みプーチン露大統領に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)の加盟に必要なローマ規定を批准。また、キルギスで開かれた旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の首脳会議を欠席した。一方で、9月に米国と合同軍事演習を実施し、10月にはフランスと防空ミサイル購入の契約を結ぶなど欧米への接近を強めている。【山衛守剛】
参考文献・参考資料
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