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政治講座ⅴ1778「臥薪嘗胆の日本の経常収支」

  戦後の焼け野原から79年経て、やっと経済活動により債権国としての礎が見えてきたのである。戦後の苦難から立ち上げった先人の臥薪嘗胆の結果がこの経常収支と数字として表れたのである。そして、日本人の焼け野原から立ち上がる心の支えとその原動力となったものは、何であろうか。それは、吾輩は、昭和天皇の終戦の詔書の内容を思う出さずには居られない。焼け野原の何もない破壊されたところから、再建する意欲を搔き立てたのは昭和天皇の国民への終戦の詔書であろう。
 今回は終戦の詔書と経常収支の報道記事を紹介する。

     皇紀2684年5月23日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

終戦の詔書から一部抜粋

 私は、帝国と共に終始東亜の解放に協力してくれた同じ志をもつ諸国に対し、(東亜の開放という願いが達成できず)残念だという気持ちを伝えねばならない。
帝国国民で戦場に倒れ、仕事のために命を犠牲にし、心ならずも死んでいった者、およびその遺族のことを考えると、我が五臓は張り裂けそうだ
さらに戦傷を負い、災禍をこうむり、家業を失った者にどのように豊かな生活を取り戻させることができるかということに至っては、私は深く心を痛めている。
思うに、今後わが国の受ける苦難は、もとより尋常なものではない。
あなた方国民が真実どんな思いであるかも私はよくわかる。
しかし私は、時の運命の赴くところにより、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍んで、永き将来のために平和をもたらしたいと思う。
私は、今ここに国体を護持し得て、忠義心厚く、善良なあなたがた国民の皇室に対する真心に信頼し、常にあなた方と共に存在するのである。
もし感情にまかせてさまざまな事件を起こし、あるいは日本人同士いがみ合い、混乱が生じ、そのため人としての道から外れ、世に信義を失うようなことは、私の最も戒めるところである。
国を挙げて、一つの家族の様にこの思いを子孫に伝えて、神国日本の不滅を強く信じ、これからの責任重く、先の長い復興の道を思い、総力を将来のわが国の建設に傾注して、強固な道義心と、不動の信念をもって、わが国が古来伝えてきた国体の精華を発揮して、世界の進歩・向上に遅れない様にしなければならない。
あなたがた国民は、天皇である私が今述べた思いを、どうかしっかりと受け止めて、行動してもらいたい

2023年度の経常収支25兆3390億円の黒字 前の年度に比べ約2.8倍となり過去最高

TBS NEWS DIG_Microsoft によるストーリー

2023年度の経常収支25兆3390億円の黒字 前の年度に比べ約2.8倍となり過去最高© TBS NEWS DIG_Microsoft

海外との貿易や投資で日本がどれだけ稼いだかを示す2023年度の経常収支は、過去最高の25兆3390億円の黒字となりました。

2023年度の国際収支によりますと、経常収支の黒字は25兆3390億円となり、前の年度に比べおよそ2.8倍となり、過去最高となりました。

原油などの資源価格の高騰がいったん落ち着いたことから、貿易収支の赤字が改善したことが影響しています。

3月の経常収支も3兆3988億円の黒字で、14か月連続の黒字となったほか、貿易収支も4910億円の黒字に転じています。

経常収支

日経新聞より

▼経常収支 ある国が一定期間におこなった海外との経済取引のうち財サービスの貿易配当・利子の受け払いなどを記録したもの。経常収支の黒字は金融資産の蓄積を通じ、対外純資産の増加と結びつく。対外純資産の多寡は自国通貨の安定を左右する要因となる。<2019年6月23日掲載>

23年度の経常黒字、最高の25.3兆円 資源高一服で

財務省が10日発表した2023年度の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支の黒字は25兆3390億円だった。22年度から約2.8倍に増加し過去最高だった。

経常収支

読み方:けいじょうしゅうし英語:Current Account Balance分類:国際収支

経常収支は、国際収支統計(国際収支状況)の項目の一つで、貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支の和と定義されます。これは、金融収支に計上される取引以外の、居住者・非居住者間で債権・債務の移動を伴う全ての取引の収支状況を示すものとなっています。

貿易・サービス収支
モノ・サービスの実体取引に伴う収支状況を示すものをいい、「貿易収支」と「サービス収支」に区分。

第一次所得収支
対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示すもの。

第二次所得収支
居住者・非居住者間の対価を伴わない資産の提供に係る収支状況を示すもの。


一般に経常収支は、一定期間における一国の外国とのモノ・サービスの取引、投資収益のやりとりなど、経済取引で生じた収支を示す経済指標で、現在、国際通貨基金(IMF)が定めた国際収支マニュアルに準拠して作成するため、国際比較が可能となっています。

なお、日本の国際収支統計については、「外国為替及び外国貿易法」の規定に基づき、財務大臣から委任を受けて日本銀行が作成し、財務省と共同で公表しています。


金融収支

読み方:きんゆうしゅうし英語:Financial account balance分類:国際収支

金融収支は、国際収支統計(国際収支状況)の項目の一つで、居住者・非居住者間の金融資産にかかる債権・債務の移動を伴う取引の収支状況を示すものをいいます。

具体的には、外国に工場等を建設するなどの直接投資、外国の株式や債券などを購入する証券投資、金融派生商品(デリバティブ)、その他投資、および外貨準備の合計となっています。


なお、本用語(金融収支)は、企業会計においては、受取利息・配当金・有価証券売却益等の「金融収益」と、支払利息・有価証券売却損等の「金融支出」の差額を指します。

参考文献・参考資料

2023年度の経常収支25兆3390億円の黒字 前の年度に比べ約2.8倍となり過去最高 (msn.com)

金融収支とは|経済指標用語集|iFinance

経常収支とは|経済指標用語集|iFinance

大東亞戰爭終結ノ詔書 - Wikisource

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