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政治講座ⅴ734「事故多発、これはマーフィーの法則でケンチャナヨ!」
マーフィーの法則とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それが事実かどうかは別)。
マーフィーの法則とは、"If anything can go wrong, it will."(「失敗する可能性のあるものは、失敗する。」に代表される「経験則」や、「法則」の形式で表明したユーモアである。社会学者の小池靖は、ニューソート思想のジョセフ・マーフィーの著作のパロディであると述べている。まじめなものとしてはハインリッヒの法則がある。それは、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというもの。
企業によっては製造現場、事務現場などに「ヒヤリ・ハット」を取り入れて事故防止のツールとして「ハインリッヒの法則」を取り入れている。
今回は報道記事から同法則を見つけたので紹介する。
皇紀2682年12月30日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
韓国で不可解な事故多発 積雪たった28センチで家屋崩壊 航空機の「飛行回数増で事故」とのアッケラカン報道 「ハインリッヒの法則」を想起しなければ
オピニオン 7 時間前
年末の韓国で、人命被害はないにしても、不可解な事故が多発している。年末年始に、韓国旅行をする日本人は少なくないようだが、「ハインリッヒの法則」を想起するよう、忠告したい。大事故の発生の前には、小さな事故が多発しているという法則だ。
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ハインリッヒの法則そのものは、「労災事故」を検証した経験的な観察分析だ。しかし、これは「労災」に限定されるだろうか。韓国での大規模施設の崩壊事故(三豊=サンプン=百貨店ビル、聖水=ソンス=大橋崩壊など)の経緯を探れば、ハインリッヒの法則を、労災に限定してはならないと思う。
12月下旬から、韓国の寒波は厳しさを増した。ソウルでは「体感温度は零下20度」とされ、中部・南部では雪が降った。
群山(クンサン)市では、2階建ての喫茶店の屋根が積雪の重みに耐えられず崩壊した。韓国紙・中央日報(12月23日)に載った映像を見ると、2階部分が見えない。屋根が崩落しただけではなく、2階部分が押し潰されたのだ。開店前だったので人的被害はなかったが、営業中だったら惨事になっていたことだろう。
積雪による家屋の崩壊なら、日本の豪雪地帯でも「時々あること」だ。
しかし、群山市の積雪が、わずか「28センチ」となると…。これは、「韓国の国技」とも言うべき「ケンチャナヨ精神による手抜き施工」を疑わざるを得ない。
日本の豪雪地帯にある古い木造民家は、何メートルの積雪に耐えているのか。伝統的な技術力の違いか…いや、施工者のマインドの違いが大きいのではあるまいか。
ソウルの地下鉄でも不可解な事故があった。
22日午後、走行中のソウル地下鉄7号線で、「バン」という音とともに車両内の照明が消え、車両もストップした。地下鉄公社は「内部設備故障で電気が供給されず…」と説明した。昔の感覚で言うと「ヒューズが飛んだ」なのだろうか。
翌日には、ソウル地下鉄3号線で、駅と駅との間の地下区間で火災が発生した。何が燃えたのか、どうして出火したのか…韓国メディアを見ても分からない。
23日は高速鉄道KTXで、走行中に客室の窓ガラスにヒビが入る事故があった。軽微な事故だが、その日だけで5件もヒビ割れがあったというから、これは尋常でない。
新型コロナウイルスに対する規制の緩和で、航空機利用客が大幅に増加しているが、この部門でも大韓航空で小さな事故が続発している。
10月にはフィリピン・セブ国際空港で、滑走路を300メートルもオーバーランして着陸した。あやうく民家に突っ込むところだった。セブの事故から1週間後には、仁川(インチョン)国際空港を離陸したオーストラリア・シドニー行きの便がエンジン加熱で引き返した。
12月23日には、216人が乗ったエアバスA330が、片側のエンジンがストップした状態で仁川空港に着陸した。
中央日報が(10月25日)が、「飛行回数増えると事故相次ぐ大韓航空」というアッケラカンとした見出しで、「ポストコロナの準備不足」と伝えているところに、〝危うさの増幅〟を感じてしまう。(室谷克実)
高速道路の防音トンネル火災…進入遮断施設が未作動=韓国
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韓国キョンギド(京畿道)クァチョン(果川)市の第2キョンイン(京仁)高速道路防音トンネルの火災で5人が死亡し37人が負傷した中で、事故時「トンネル進入遮断施設」が作動しなかったことが分かった。
警察は29日、事故が発生した防音トンネル入口付近にある「トンネル進入遮断施設」が作動しているかどうかなどを調べる方針だと明らかにした。
この施設は事故発生時に追加車両の進入を遮断するもので、今回の事故時には作動しなかったという。
また、火災の始まりとなった貨物車運転手に対する参考人調査は同日午後に終えた。
警察関係者は「運転手を任意同行して調査し、まだ立件していない」とし「火災経緯と被害が大きくなった理由については多角的に調査する」と述べた。
京畿消防災難本部などによると、この日午後1時49分ごろ、トンネルを通過した廃棄物回収トラックから原因不明の火災が発生し、火がプラスチック素材の防音トンネルの壁に燃え移った後、急速に広がった。
火災は事故発生から約2時間後の午後4時12分に完全に鎮火されたが、防音トンネルとトンネル内にあった車両のほとんどは全焼した。
関係当局は防音トンネル全長830メートルのうち600メートル区間が焼失し、車両45台が燃えたと伝えた。死者5人は4台の乗用車の中でそれぞれ発見された。2022/12/30 09:40配信 Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88
韓国 ハロウィーン前の梨泰院 154人死亡 何が起きた? 対策は?
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2022年10月31日 19時47分
韓国ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で10月29日夜遅く、ハロウィーンを前に訪れていた大勢の若者が密集し、折り重なるようにして倒れる事故が起きました。
日本人2人を含む154人が死亡した今回の事故、いったい現場では何が起きていたのでしょうか?
Q. 事故の現場はどんな場所?
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事故が起きたイテウォンは韓国有数の繁華街で、アメリカ軍の施設が近くにあるということもあり、昔から多くの外国人が訪れる場所となっています。
最近では韓国ドラマの舞台としても知られていて、日本人観光客も多く訪れるエリアです。
路地には各国の料理を提供する飲食店やナイトクラブが立ち並び、週末には多くの若者や観光客でにぎわう人気スポットです。
事故現場は地下鉄イテウォン駅を出てすぐの、飲食店とホテルに挟まれた狭い通りです。
幅3.2メートル、長さは45メートル程度の細い坂道です。
Q. 事故の前に何が?
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ことしは新型コロナウイルスの規制が緩和されたことを受けて3年ぶりに大勢の若者が繰り出し、地元メディアによりますと当時は10万人以上が訪れたとみられるということです。
事故現場のすぐ近くの場所を映したとみられるSNSに投稿された映像では、仮装した人々などで身動きがとれないほどに混み合っていた様子がうかがえます。
Q. どのように事故は起きた?
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事故が起きた10月29日午後10時15分ごろ、現場やその周辺には数万人が集まっていたとみられ、突然、坂の上の方から次々と折り重なるように人々が倒れていったということです。
現場にいた人は韓国メディアの取材に対し「みんなで『押さないで』と声を上げたが、突然悲鳴に変わった」と混乱した様子を語っていました。
Q. なぜ事故は起きた?
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人が密集した原因については、地下鉄の駅を出て繁華街に向かうため坂を上がる人と、繁華街から駅の方向へ下りる人の動線が重なったためだという見方が出ています。
事故発生時には、壁をよじ登ったり、飲食店に駆け込んだりして難を逃れた人もいたということです。
発生から1時間で消防には「十数人が下敷きになっている」などの通報がおよそ80件寄せられたといいます。
Q. 被害の規模は?
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韓国政府によりますと、これまでに154人の死亡が確認されました。
この中には、10代と20代の日本人女性も含まれていました。
死者の多くは10代と20代の若者で、特に女性が多かったということです。
韓国の通信社・連合ニュースは、現場で救命活動に当たった医師の話として、多くは窒息が死因だったとしたうえで「ほとんどは心臓マッサージをしても蘇生できない状態だった」と振り返ったと報じています。
Q. 事故の真相究明は?
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韓国メディアからは、行政が事前に安全対策を十分講じなかったのではないかとの指摘が出ています。
イテウォンを管轄するヨンサン区(龍山区)はハロウィーンに関する対策会議を開いていたものの、事故を想定した安全管理対策が議論された様子は確認できなかったと伝えてられています。
また、区が職員を現場付近に派遣していたものの、人数が足りず十分な対応ができなかったとしています。
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事故から一夜明け、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は現場を視察したほか、大統領府で記者団に対し「本当にひどい事故で、起きてはならない悲劇だ。亡くなった方のご冥福を祈るとともに、けがをした方が早く回復するよう祈る」と述べました。
そのうえで、「事故の原因を徹底的に調査し、今後同じような事故が起きないよう、抜本的な対策を講じる」と述べ、事故対応に全力を尽くす考えを強調しました。
韓国政府は11月5日までを国として犠牲者に哀悼の意を示す期間にすると発表しました。
警察はおよそ500人規模の捜査本部を設置して事故の経緯や原因を捜査することにしていますが、10万人をこえる人が集まることを行政は事前に予見できなかったのか、その対応の検証も原因究明の焦点となりそうです。
群集での事故 とることのできる対策は
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群集の事故に詳しい大阪工業大学の吉村英祐特任教授に対策を聞きました。
Q. 事故に巻き込まれないためには?
危ないと感じたら、とにかく『近づかない』ことが大事です。
群集に巻き込まれても『自分は抜け出せる』と思うかもしれませんが、車の渋滞と同じで、一度巻き込まれれば個人の意思ではどうにもできません。
引き返そうと思った時にはすでに身動きができないケースもあるので早めの退避が重要です。
Q. 危険かどうかを判断する具体的な目安は?
たとえば、『エレベーターの中だったら定員オーバーのブザーが鳴りそうかどうか』と考えてみることも有効です。
一般的にエレベーターは1平方メートルあたり4~5人が定員で、それを超えるとブザーがなります。
ブザーが鳴るような密度では自分の足元が見えなくなります。
ブザーが鳴りそうだと感じた時は危険な密度なので、すぐにその場から退避することが大事です。
特に荷物を持っている時や子どもと一緒にいる時は、早めにその場を離れてください。
Q. それでも巻き込まれてしまったら?
群集に巻き込まれてしまった時は、できるかぎり、道路の端に移動するのが良いです。
確実に助かるという保証はありませんが、できるかぎり端に移動することで少しでもリスクを下げることができます。
Q. 今回なぜここまで被害が大きくなった?
現場の坂は、傾斜が11度ほどだと報道されています。
その場合、立っているだけでも常に体重の2割ほどの力で坂の下のほうに引っ張られているような状態だったと考えられます。
そこに後ろから押されるような力がかかり、耐えきれずに倒れてしまったとみられます。
道幅も狭く、逃げ場がないので、ほぼ一方向に倒れてしまい、多くの人が重なり合って被害が大きくなった可能性があります。
Q. なぜ死傷者に10代や20代の女性が多かった?
周囲より身長が低い場合、自分の顔の前に他の人の肩などが当たって呼吸しにくくなります。
押し返す力が弱いと強く圧迫されてしまうので、結果的に女性に被害が集中した可能性もあります。
Q. 事故が起きやすい状況は?
人が多い場所で通行のルールを守らずに逆行する人がいたり、立ち止まる人がいたりすると危険です。
朝夕の通勤ラッシュも人が多いですが、群集雪崩が起きないのは、人が滞留せずに流れているからです。
電車に乗り遅れる人がいても混乱が起きないのは、すぐに次が来ると分かっているからで、これが早い者勝ちの状況だと、われさきにと殺到して危険な状態になります。
「危ない」と思ったら、とにかく近づかないことが大事で、特に子どもを連れているような時は、早めにその場を離れる勇気が大切です。
韓国雑踏事故で区長を逮捕 安全対策怠る「証拠隠滅の恐れ」
12/27 (火)
日本人2人を含む158人が死亡した韓国・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で、現場がある龍山(ヨンサン)区の区長が逮捕されました。
ソウル西部地裁は26日、龍山区の朴熙英(パク・ヒヨン)区長と安全管理担当だった安全災難課長への逮捕状を発付しました。
地裁は、今回の判断について「証拠隠滅の恐れがあるため」などと説明しています。
韓国の連合ニュースによりますと、特別捜査本部は逮捕状の発付を受けて安全対策を怠り、事故後の対応も適切ではなかったとして、朴区長を業務上過失致死傷の疑いで逮捕しました。
事故発生からまもなく2カ月となるのを前に遺族らからは、事故の真相究明と責任者への処罰を求める声が強まっています。
参考文献・参考資料
韓国で不可解な事故多発 積雪たった28センチで家屋崩壊 航空機の「飛行回数増で事故」とのアッケラカン報道 「ハインリッヒの法則」を想起しなければ (msn.com)
室谷克実著『崩韓論』飛鳥新社 2017.2.13 第1刷発行
李栄薫編著『反日種族主義』文藝春秋 2019.12.15 第6刷発行
高速道路の防音トンネル火災…進入遮断施設が未作動=韓国│韓国社会・文化│wowKorea(ワウコリア)
韓国雑踏事故で区長を逮捕 安全対策怠る「証拠隠滅の恐れ」 | khb東日本放送 (khb-tv.co.jp)
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