政治講座ⅴ767「日本人のビザ申請停止には『相互主義』で対抗」
理性が働かない国に変質してしまったようである。危険な兆候が現れてきた。いよいよ暴走の段階に上り詰めた行動をとり始めたようである。上げた拳はもう下ろせない。自らの首を自分で占めているようなことをしている。戦狼外交の悪例で失敗である。戦狼外交は後先考えない子供のケンカみたいである。天に唾する行為が自分にその唾がかかることさえ理解できなくなっている。世界の笑い者となっていることに気が付かないのである。世界の孤児になりつつある。哀れだな!
皇紀2683年1月14日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
まず、【相互主義】 の解説から始める。
相互主義とは、以下のような内容の考え方をいう。
中国が日本人のビザ申請停止、両国関係に再び波乱か?―独メディア
Record China - 2 時間前
2023年1月12日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、日本が中国からの入国者にPCR検査実施を義務化したことに対抗して中国が日本人のビザ申請を停止する措置を発動し、日中関係にさらなる暗雲が立ち込めたと報じた。
記事は、中国政府が10日に、日本による入国管理措置への報復として日本人の中国訪問ビザ発給を11日より停止することを発表したと紹介。ビザ発給再開の時期は明らかになっていないとした。
そして、欧米を歴訪中の岸田文雄首相が12日にロンドンで取材を受けた際、中国側の措置について、新型コロナ対策と全く関係のないところで中国政府が一方的にビザ発給を停止したことは極めて遺憾であるとし、日本側の措置があくまで中国の新型コロナ感染状況が把握できない状況の中で国内への急速な流入を防ぐためのものであると説明したことを伝えた。
その上で、中国が今月8日に海外渡航の規制を事実上撤廃したのに対し、日本や韓国だけでなく米国、英国、フランスなども中国からの入国者にPCR検査陰性証明の提示を義務化する措置を取り、モロッコに至っては中国からの入国を禁止したにもかかわらず、日本と韓国だけが中国から「差別的」と評され、ビザ発給停止の報復措置を受けたとしている。
記事はその理由について、複数の日本メディアからは「日本と韓国には圧力をかけやすいと中国が認識しているから」との見方が出ており、あるベテラン日本人記者の話として「中国国内では今なおコロナ対策への抗議が散発的に起きている。欧米諸国にかみつくよりも、どうせ遺憾の意を表して抗議だけで終わるであろう軟弱な日本や韓国を、国内の不満のはけ口に使ったのだろう」という意見を伝えた。
また、各国による中国からの入国者に対する規制に対し完全に黙っていては中国国内のパンデミックを間接的に認めることになり、「コロナに勝つ」という姿勢を保とうとする習近平(シー・ジンピン)政権としては受け入れられないため、まずは報復を行いやすい日本と韓国に対してアクションを起こし中国政府の立場を示したとの見方もあると紹介した。
記事は、昨年12月に日中両国で行われた世論調査で、中国に対して悪いイメージを持つ日本人の割合が87.3%、日本に悪いイメージを持つ中国人の割合が62.6%に達したと紹介。今回の件が、尖閣諸島など種々の問題を抱える日中両国の対立を激化させるさらなる火種となる可能性があるとした。(翻訳・編集/川尻)
日本も中国に対してビザ発給を停止すればいい 外交関係の相互主義対応
1/11(水) 17:40配信
数量政策学者の高橋洋一が1月11日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。日本人と韓国人を対象に新規のビザ発給業務を停止した中国政府の対応について解説した。 【写真】成田空港での検査に臨む中国からの到着客らと報道陣
中国が日本と韓国に新規ビザ発給停止 ~コロナ水際対策に対抗
抗原定量検査に臨む中国からの到着客ら=2023年1月8日午後、成田空港 写真提供:産経新聞社
中国政府は1月10日、日本人と韓国人を対象とした新規のビザ発給業務を停止した。日本と韓国が中国からの渡航者への新型コロナウイルスの水際対策を強化しているのに対し、中国外務省の報道官は「中国への差別的な入国制限措置に断固反対する」と表明し、対抗措置だと明らかにしている。
相互主義で日本も中国に対してビザ発給を停止すればいい
飯田)向こうは人種が対象ですが、こちらは「中国から来た人」が対象です。それだと非対称な気もしますが。
高橋)相互主義で、日本も何も言わず、日本の中国大使館にビザ発給をやめさせたらいいのです。同じようなことをすればいいだけです。ゲノム解析もしてくれないようなところからたくさん人が来るのは、不安だという人も多いのではないでしょうか。
飯田)どういう変異をしているのかわからない。そこがわかっているならまだしも、というところですよね。
高橋)わかっているのであれば、いろいろな対処の仕方があります。従来の亜種であれば対処できる可能性もある。
飯田)日本国内であれば。
高橋)でもよくわからない状態であれば、中国と同じように対応したらいいのです。相互主義で考えると、外交は難しくありません。中国や海外にこういうことをやられたら、同じことをやればいいだけです。
飯田)ビザの発給を停止するのであれば、こちらもそうする。
高橋)発給停止してしまったのでしょう。それに対して日本側が抗議している。
飯田)日本政府は抗議しています。
外交関係は相互主義で行えばいい
高橋)同じように停止すればいいではないですか。
飯田)韓国では、ビジネスや観光にあたって取得する短期ビザの発給が停止されます。
高橋)お互いにやればいいだけです。防衛もそうなのだけれど、外交関係はみんな相互主義で行えばいいのです。相手が軍拡するのであれば、仕方なく防衛費を増やす。ミサイルを開発するのであれば、仕方なくミサイルを開発する。すべて相互主義なのです。外務省の人はそのように考えられないのでしょうか。簡単なのですがね。
相互主義で対応して、不都合が出ればそのときに話し合えばいい
飯田)韓国もやっていますし、横並びで対応すればいいですよね。日本は横並びが好きなはずですが。
高橋)日本国内で中国人が不動産を爆買いするという話があるでしょう。あれも相互主義にすればいいのです。相互主義にすると、中国国内では不動産を買えないから、日本国内でも相互主義で買えなくする。外国人土地法という戦前にあった法律があるから、それをワークさせればいいだけです。簡単な話で、ほとんどが相互主義で対応できます。対外関係はそれがいちばんわかりやすいのです。
飯田)向こうが関税をかければ、こちらも関税をかける。
高橋)簡単でしょう。同じようなことをして、両方とも困ったらそのとき話し合えばいい。
飯田)今回の話もそうですね。
高橋)向こうがいきなりやってきたのだから、こちらがいきなりやってもいいのですよ。不都合が出たらそのときに話し合えばいいのです。
中国に対する水際対策を行っているのは日本と韓国だけではない
飯田)しかも中国に対する水際対策は、日本と韓国だけが行っているわけではありません。
高橋)いろいろなところでやっています。
飯田)アメリカも検査を要求していますし、ヨーロッパの国々もそうです。 高橋)みんな同じように相互主義で考えたらよろしいと思います。距離的に近ければ、いろいろなレベルが違うのでしょうけれどもね。物事を考える上において、たぶん相互主義がいちばんわかりやすいと思いますよ。
中国対抗措置「合理性欠く」 日本抗議、相互主義沿わず
2023年1月11日
政府は10日、中国が日本人へのビザ(査証)発給手続きを一時停止したことに抗議し撤廃を求めた。国同士がお互いの国民を同じような待遇で扱う外交上の「相互主義」に沿わないと指摘する。
ビザ発給の停止が明らかになったのは11日午後時点で日本と韓国に限られている。日韓と同様に中国からの渡航者全員に原則として出発前と入国時の検査を義務付けるイタリアは含まれていない。
参考文献・参考資料
中国が日本人のビザ申請停止、両国関係に再び波乱か?―独メディア (msn.com)
日本も中国に対してビザ発給を停止すればいい 外交関係の相互主義対応(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
中国対抗措置「合理性欠く」 日本抗議、相互主義沿わず: 日本経済新聞 (nikkei.com)
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