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政治講座ⅴ1706「中国の戦闘能力は張子の虎」

近隣諸国の領海の侵略を繰り返し傍若無人の振る舞いは根底は「弱いからで強がっている」からであることが暴露された。予算と装備で強そうに見えるが本質は弱虫なのである。民兵などでのゲリラ戦という卑怯な戦法しか取れないのである。戦狼外交に見るように弱い犬ほど吠えるのである。近隣諸国に脅威を与えているのは中国である。今回はそのような報道記事を紹介する。

     皇紀2684年3月27日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

中国軍ナンバー3の何衛東・中央軍事委員会副主席が全人代内部会議で軍の腐敗や士気の緩みを糾弾「実戦の役に立たない」

NEWSポストセブン によるストーリー

軍内の腐敗や士気の緩みを厳しく指摘© NEWSポストセブン 提供

 中国人民解放軍ナンバー3の何衛東・中央軍事委員会副主席が3月11日に閉幕した全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で、「欠陥のある兵器や装備ではまともに戦えない」「訓練不足も大きな問題になっている」などと述べ、軍内の腐敗や士気の緩みを厳しく指摘していたことが明らかになった。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」などが報じた。

 何氏は軍の全人代代表団が参加する内部会議で、「軍内での『偽の戦闘能力』を厳しく取り締まる必要がある」と述べた。さらに、軍最高指導者の習近平国家主席(中央軍事委主席)が「ハエもアリも叩く」と汚職に厳しい姿勢をみせているとして、腐敗幹部の取り締まりを強化しなければならないと指摘したという。

 これは、中国軍内部では昨年より、兵器や装備を調達する部門の多数の幹部が、公の場から姿を消し、消息がわからなくなっていることに関連していると思われる。

 たとえば、李尚福国防相が昨年10月、何の説明もなく国防相を解任され、それ以来、姿を見せていない。また、李氏がロケット軍の最高司令官在任中に部下だった軍高級幹部数人も同様に姿を消している。この幹部については、ロケット軍内の汚職に関与し、腐敗取り締まり部門である党中央規律検査委員会によって取り調べを受けているとみられている。

 さらに、何氏は「軍内の訓練がおざなりになっており、士気が緩んでいる部隊もあるようだ」とも指摘。具体的には「夜間訓練」と称していながら、実際は日没前の明るいうちに訓練を済ましてしまうという事例を挙げている。これについて、何氏は会議で「訓練が形骸化して、実戦の役に立たない」と警鐘を鳴らし、中国軍幹部の士気が緩んでいることを戒めた。

 習近平主席は軍代表が参加した全人代の会議で、深まる米中対立を背景に、海洋や宇宙、サイバー空間などの分野での戦闘能力の向上を訴えたが、軍内の現場レベルでの意識は習氏の理想とはほど遠いようだ。

中国、フィリピンに「挑発」停止要求 南シナ海で補給船妨害後

Reuters によるストーリー

3月24日、中国国防省は、南シナ海のセカンド・トーマス礁(フィリピン名・アユンギン礁、中国名・仁愛礁)周辺で前日に海警局の艦船がフィリピンの補給船に放水銃を使って妨害したと指摘されたことについて、フィリピンに「挑発的」な行動をやめるよう要求した。写真はセカンド・トーマス礁で2023年3月撮影(2024年 ロイター)© Thomson Reuters

[北京 24日 ロイター] - 中国国防省は24日、南シナ海のセカンド・トーマス礁(フィリピン名・アユンギン礁、中国名・仁愛礁)周辺で前日に海警局の艦船がフィリピンの補給船に放水銃を使って妨害したと指摘されたことについて、フィリピンに「挑発的」な行動をやめるよう要求した。

フィリピンに対し「対立や緊張の激化につながるような発言をやめ、あらゆる侵害的、挑発的行動を停止するよう警告する」と述べた。

「フィリピンが中国の我慢の限界を繰り返し試すならば、中国は領土保全と海洋権益を死守するため、断固とした措置を引き続き取る」と強調した。

中国外交部「日本は近隣諸国の安全保障への懸念尊重を」

新華社 によるストーリー

中国外交部「日本は近隣諸国の安全保障への懸念尊重を」© 新華社

26日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京3月26日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、日本政府が防衛装備移転三原則の運用指針を大幅に改定したことに関し、「日本に近隣諸国の安全保障上の懸念を確実に尊重し、侵略の歴史を深く反省するよう促す」と述べた。

 林氏は、日本が英国、イタリアと共同開発した次期戦闘機の第三国への輸出を解禁する方針を決め、防衛装備移転三原則の運用指針を改定したとの報道と「改定は日本が戦後70年以上禁止していた殺傷兵器の輸出に道を開き、軍艦や潜水艦など先進的軍事装備品の直接輸出を容易にする」との論評に対する考えを求められ、次のように述べた。

 中国は関連報道に留意し、深刻に懸念している。日本は近年、安全保障政策を大幅に調整し、防衛予算を年々増加させている。武器輸出規制を絶えず緩和し、軍事力の飛躍的発展を図り、近隣諸国や国際社会の強い憂慮を招いている。

 われわれは日本に対し、近隣諸国の安全保障上の懸念を確実に尊重し、侵略の歴史を深く反省し、平和的発展の道を揺るぎなく歩み、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す。

参考文献・参考資料

中国軍ナンバー3の何衛東・中央軍事委員会副主席が全人代内部会議で軍の腐敗や士気の緩みを糾弾「実戦の役に立たない」 (msn.com)

中国、フィリピンに「挑発」停止要求 南シナ海で補給船妨害後 (msn.com)

中国外交部「日本は近隣諸国の安全保障への懸念尊重を」 (msn.com)

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