政治（防衛）講座ⅴ289「ニューヨークの核攻撃対策報道。高コスパの核兵器」
平和ボケしているのは日本人だけであろうか。
米国が助けてくれる、米国が作った日本国憲法9条があるから安心と思っているなら、大きな間違いである。彼らは日本より「米国第一」の国益主義である。核兵器で自国民に攻撃を受ける可能性がある限り、危険を冒してまで、他国（日本）を助けるリスクは犯さない。我が身は自分で守らなければならない。今回は核兵器に警鐘を鳴らす報道記事から日本の防衛を考えなければならない。
皇紀2682年7月21日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
はじめに
ロシアのウクライナ侵攻で分ったことがある。ウクライナにはほとんどの家に核シェルターがあり、ロシアのウクライナ侵攻のミサイル攻撃や砲弾攻撃された時には、核シェルターに逃げ込んでいる場面が報道された。
米ソ冷戦が米ソ熱戦（核攻撃）に備えた準備がされていたことに驚いた。日本には核シェルターは皆無に近い。以下の核シェルター普及率を記す。ご確認あれ！
《核シェルター普及率》
スイス：100%
イスラエル：100%
ノルウェー：98%
アメリカ：82%
ロシア：78%
イギリス：67%
シンガポール：54%
韓国のソウル市：323.2%
日本：0.02%
もし核攻撃が起きたら…想定の対策動画をニューヨークが準備
湯木進悟 2022/07/18 15:00
提供 Image: NYC Emergency Management
終わりの始まりとならないように。このほどニューヨーク危機管理局（NYC Emergency Management）は、ニューヨークが核攻撃に見舞われたときの対策マニュアルを盛り込んだ1分半の動画を公開しました。
動画は次をクリックしてください。
ビデオプレーヤー: YouTube (プライバシー ポリシー, ご利用条件)
とてもニューヨークが核攻撃を受けたとは思えない落ち着きぶりのレクチャーですが、内容は非常にシビアなもの。とにかく急いで屋内へと避難し、安全だという公式発表が出るまでは、絶対に外へ出てはいけない。もし核攻撃が発生したとき、外にいたならば、すぐ服を脱いで体を洗い、放射性物質が付着した可能性のあるものは、すべて袋に入れて隔離する。だれもが簡単に覚えてできる指示に絞られています。常に正確な最新情報を入手できるよう、ニューヨーク市の公式アラートへの登録も呼びかけられていますが、こんなマニュアルに沿って行動しなければならない日が訪れたりしないことを願うばかりです。
米ニューヨーク市が核攻撃の避難を想定した動画公開 核戦争は瀬戸際まで来ている
2022.07.13
画像は米ニューヨーク市緊急管理局ホームページからキャプチャー。
《ニュース》
米ニューヨーク市の緊急管理局は11日、核攻撃を受けた場合に住民が取るべき行動をまとめた90秒の動画をホームページ上に公開しました。
ホームページには、「ニューヨーク市または近郊で核兵器の事件のようなものが起こる可能性は非常に低いものの、ニューヨーク居住者が安全を保つためのステップを知ることは重要」と記されています。
動画は「ビッグ・アップル(ニューヨーク市の愛称)に攻撃が加えられた場合」を想定しており、黒い衣服を身にまとった女性が次のように説明しています。
「核兵器による攻撃があったとしましょう。どのように、なぜ起きたのかは聞かないでください。とにかく大きな攻撃があったと考えてください。いいですか? では私たちは何をすべきでしょうか。皆さんに覚えてほしい3つの重要なステップがあります。
テップ1は、素早く屋内に入ることです。あなた自身、友人、家族も屋内に入ってください。また、車内に留まることは選択肢になりません。建物の中に入って窓から離れてください。
ステップ2は、屋内に留まることです。全てのドアと窓を閉めてください。地下室がある場合は、そこに向かってください。地下室がない場合は、できる限り建物の中心部にいてください。もし爆発の後に屋外にいた場合は、すぐに体を洗ってください。体に放射線物質を含む埃や灰がつかないように、全ての服を脱いで袋に入れてください。
ステップ3は、情報に耳を傾けることです。メディアから最新情報を入手してください。ニューヨーク市の通知プログラムに登録して、公式な警告や更新された情報を得ることを忘れないようにしてください。公的機関が安全だと発表するまで外に出ないでください。分かりましたか? あなたはきっとできます」
この動画について、ニューヨーク市のアダムス市長は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて作成したものであることを明らかにしています。
ＮＹ市が核攻撃サバイバル動画公開、「直接の脅威なし」と釈明
2022/07/14 12:04
核攻撃サバイバル動画公開、「直接の脅威なし」と釈明
[ニューヨーク １３日 ロイター] - 米ニューヨーク市の危機管理局は１３日、今週公開した「核攻撃から生き延びる方法」をまとめた市民向けの動画について、その目的などを疑問視する声が上がったことから釈明を迫られた。
同局の広報担当は、ビデオ公開の目的はニューヨーク市が核兵器の標的になった場合に安全でいるための方法を周知することだと説明。「直接的な脅威はないが、このトピックを取り上げることが重要だと考えた」と述べた。
１１日にオンラインで公開された長さ１分半の動画（https://www.youtube.com/watch?v=N-5d7V4Sbqk&ab_channel=NYCEmergencyManagement）では、攻撃の可能性は「非常に低い」とした上で、核攻撃に当たり市民が取るべき対応について、建物内で窓から離れて避難し、放射性物質の粉塵にさらされないよう屋内にとどまり、メディアで公式の最新情報を得るようにと呼びかけた。
Play VideoＮＹ市が核攻撃サバイバル動画公開、「直接の脅威なし」と釈明市民からは動画の内容を憂慮する声が聞かれる一方、用心のためには問題ないという意見もあった。
アダムス市長は１２日、市当局の取り組みは先を見越したものと称賛し、「人騒がせ」という見方を否定した。
My Opinion.
日本は地震などの自然災害が多いが、世界中では核兵器による人災に対する懸念を持っていることが、これらの記事から分かる。核シェルター普及率から分かる通り、核兵器による人災を最優先事項と考えている。日本は平和ボケしている。防衛対策が必要であろう。米国では銃の乱射事件が多発しているがそれでも防衛のために銃を手放さない。銃を持つことが非力な女性、男性が理不尽な暴力から身を守る抑止力に働く。銃がなくなったら、体格の良い者が支配する暴力社会を彼らは懸念する。対等に立ち向かうための銃は非力な者が生きてゆくためにの保険である。「銃は抑止力である」と彼らは考えるのである。米国社会は武力で先住民を侵略した歴史を持つくにである。故に、未だ、武力が支配する社会なのである。成り立ちが武力から始まったから信頼できるのは武力（銃）である。彼らの思考と米国の憲法に記されている理由である。
生き残るために毒を持つ動物や毒を持つ植物もいる。生物社会は弱肉強食の社会である。同様に、国際社会は暴力（軍事力）が支配する野蛮な社会である。
日本の皇紀2682年の長い歴史は武力（軍事力）歴史を生き抜いてきた証である。地政学的理由から日本は侵略されることは少なかった。その理由は支那に王朝が出来たときには朝貢外交などで上手く切り抜けてきた。2度の元寇の襲来のときの政権は「武家政権」の鎌倉であり、朝貢外交を嫌った「武家政権」の外交姿勢であったので元寇は必然の結果と考えることができるのである。この頃から日本は軍事大国となっていくのである。そのころ「元」に来た人物がマルコ・ポーロである。そこで、伝聞で書いた中にジパングは黄金の国であると聞いた。
ここから西洋人の日本の「金」を求めて、大航海時代になるのである。まだ、新大陸の存在が知られていなかったアメリカをコロンブスが着いたところをインドと思ったようである。アメリカ大陸にも文明が存在していた。そして、欧米列強の植民地政策が始まり、軍事力に劣る先住民への大虐殺が始まるのである。
日本が植民地にならなった理由は当時宣教師（国内情報の情報収集のスパイ活動）から、日本は軍事大国であることの報告が本国に伝えられていたためである。
歴史を俯瞰して現代に至っても武力（軍事力）がない国は侵略され、支配されるのである。
ロシアのウクライナ侵攻を見よ。
支那が台湾への侵攻を虎視眈々と狙っている現状をみよ。
台湾の次は尖閣諸島、沖縄へと脅威は続くのである。
北朝鮮の核兵器とミサイル開発への執念、かれらは支那とロシアそして米国が仮想敵国である。武力を誇示しているから北朝鮮は存続できているのである。国民を飢えさせてまで武力の誇示に専念するのは、武力（軍事力）だけが国家として存続できる唯一の手段との信念のためである。
日本人が飢えても軍備拡張は本末転倒であるが、最低限の防衛設備はひつようであろう。コスパの高い軍備は「核兵器」と言われている。北朝鮮が「核兵器」に拘る理由はその高コスパによると言われている。
参考文献・参考資料
もし核攻撃が起きたら…想定の対策動画をニューヨークが準備 (msn.com)
米ニューヨーク市が核攻撃の避難を想定した動画公開 核戦争は瀬戸際まで来ている | ザ・リバティWeb/The Liberty Web (the-liberty.com)
ＮＹ市が核攻撃サバイバル動画公開、「直接の脅威なし」と釈明 (msn.com)
核シェルター | 東京 DX 株式会社 (tokyodx.co.jp)
核シェルター 家庭用（４人用）で生き残る方法｜核シェルターの施工 (takayakoumuten.co.jp)
自宅に「核シェルター」はいかが？ ウクライナ侵攻で関心呼ぶ | NHK
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