見出し画像

政治講座ⅴ1870「日英同盟の復活は時代の要請である」

 大東亜戦争では日本は欧米支配の植民地政策を打破して、大東亜共栄圏を戦争目的として、敵として戦うことになったが、時代を遡ると両者ともロシア帝国による侵略という脅威があり、その当時の時代の要請で日英同盟が結成された。日本を侵略しようとしていたロシア帝国の侵略を防げたのは日英同盟のお陰である。時代は変わって、ロシア帝国が滅んで、共産主義のソ連が樹立されたが70年で崩壊して現在のロシア連邦となった。そのロシアが旧ソ連の仲間である独立国のウクライナを支配下に置くために現在侵略している。
 侵略国のロシアや覇権国化した中国は台湾(中華民国)を侵略しようとしている。このような国際情勢を俯瞰すると、まさに、日英同盟はまさに「時代の要請」であろう。世界の1/4を支配した英国と神武天皇から2684年の古い歴史を持つ日本は、憎しみを超えて、また手を携えて歩むことに運命を感じるのである。
今回はそのような報道記事を紹介する。

     皇紀2684年7月27日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

英軍に「武器等防護」適用を確認 米・豪に続き3カ国目、「準同盟国」英国と安保協力強化

木原稔防衛相=首相官邸(春名中撮影)© 産経新聞

木原稔防衛相は23日(日本時間同)、英国のヒーリー国防相とのロンドンでの会談で、自衛隊が共同訓練などの際に他国の艦艇や航空機を守る「武器等防護」を英軍に適用すると確認し、「準同盟国」と位置付ける英国との安保協力の強化にさらに踏み込んだ。

日本は近年、海洋進出を強める中国を念頭に、インド太平洋地域への積極的な関与を掲げる英国と連携を深めている。武器等防護の適用によって今後、自衛隊と英軍の共同訓練を充実させる。

日本が武器等防護を適用するのは米国、オーストラリアに続き3カ国目。日英間では昨年、部隊間の相互往来をスムーズにする「円滑化協定(RAA)」も発効している。

英国では5日に労働党による新政権が発足した。木原氏は国防相就任間もないヒーリー氏と、引き続き日英間の防衛協力・交流を促進していくことで一致した。英国が2021年に続き25年にインド太平洋地域に空母打撃群の派遣を計画していることを歓迎した。

日英防衛相会談に先立つイタリアのクロセット国防相を交えた日英伊3カ国防衛相会談では、ヒーリー氏が新政権の防衛政策見直しのプロセスについて説明した。英メディアは日英伊による次期戦闘機の共同開発が見直し対象になる可能性を報じていたが、木原氏は会談後、「スケジュールの達成に強く関与していくことで一致した。ご懸念のようなことはなかった」と記者団に強調した。

木原氏はクロセット氏とも個別に会談。両国首脳が6月、自衛隊と伊軍が物資や役務を融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の交渉開始で一致したことを歓迎した。

【速報】“令和の日英同盟”強化を確認 外務・防衛2+2会談

政治部

2023年11月7日 火曜 午後4:37

日本・イギリス両国は7日、東京都内で外務・防衛の閣僚級会合(2+2)を開催し、安全保障面での両国の連携強化を確認した。

会談で上川外相は、「日英は欧州およびアジアにおける双方の最も緊密な安全保障上のパートナーだ。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向け、日英の連携を一層強化していきたい」と語った。

また、木原防衛相は、「世界の安全保障環境は日々変化し、一層厳しさを増している。こうした中、我が国は反撃能力の保有を含む防衛力の抜本的強化に取り組んでいる。加えて、同盟国・同志国ネットワークの重層的な構築拡大が重要だ。英国とは、アジアおよび欧州における相互の最も緊密な安全保障上のパートナーとして連携を一層深めていきたい」と述べた。

英国のシャップス国防相は「日英の防衛協力は1902年に遡る」と明治時代に締結された日英同盟に触れた上で、「両国の安全保障分野におけるパートナーシップをさらに裾野の広い強固なものにしていくべく議論したい」と述べた。

さらに、現在の世界情勢に関して「欧州で戦争が起き、中東でも勃発しているところだが、イギリスとしてインド太平洋を重視するという決意には全く変わりがない。いかに世界の安全保障に関わる重要地域と位置づけているかということは、今回私と外務大臣がそろって訪日していることからも理解いだけると思う」と述べた。

日英2+2は対面では6年ぶりの開催となる。両国は2023年5月に首脳間で戦略的パートナーシップに関する「日英広島アコード」を発出していて、“事実上の日英同盟復活”といった評価を受けていた。

この会談でも中国などへの対応を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を確認した上で、広島アコードのフォローアップを行う。

新「日英同盟」が映すもの

野上義二氏/ヒュー・トレンチャード卿/渡辺哲也氏

時論・創論・複眼

2022年11月21日 2:00 [会員限定記事]

日本と英国が連携強化に向かっている。次期戦闘機の共同開発で調整しているほか、日本が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)への英国の加盟が2023年に実現する見通しだ。緊張感を増す国際情勢に新たな「日英同盟」がもたらす効果は何か。両国の識者らに尋ねた。

◇   ◇   ◇

中ロに備え、接近は必然 元外務次官 野上義二氏

日英関係は英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)を踏まえた方向転換..


両陛下、思い出の地で深めた親善 英国訪問の8日間

令和の皇室

2024年6月30日 5:00

天皇、皇后両陛下は22〜29日、英国を国賓として公式訪問されました。英国は両陛下が留学時代を過ごした思い出の地で、チャールズ国王ら英王室やオックスフォード大の関係者らと旧交を温められました。8日間の訪問について、両陛下は帰国後、「大変思い出深い訪問となりました」と感想を示されました。

皇室と英王室、155年の交流史 紡いだ明治からの絆

天皇陛下とチャールズ国王の交流は40年に及ぶ

皇室と英王室のゆかりは深く、明治天皇がもてなした最初の国賓は英王族でした。明治以来5代、155年に及ぶ皇室と英王室との交流史をひもときます。…記事を読む

天皇陛下「交流の歴史に思い」 英国訪問前に記者会見

英国訪問を前に記者会見する天皇陛下(19日、皇居・宮殿「石橋の間」)

天皇陛下は英国への公式訪問前の記者会見で「我が国と英国との間に培われてきた交流の歴史に思いをはせたい」とし「友好関係が更に深まる機会になれば」と期待感を示されました。…記事を読む

日英親善、未来志向に重き 陛下と英国王が共有する価値

晩さん会に臨む天皇、皇后両陛下とチャールズ英国王夫妻(25日、バッキンガム宮殿)=AP

天皇、皇后両陛下は25日、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席されました。共に戦後生まれの陛下と国王は未来志向の価値観を共有し、新たな日英の友好親善のありようを示されました。…記事を読む

両陛下が英晩さん会出席 王室流おもてなし、にじむ親愛

バッキンガム宮殿の晩さん会の会場(25日、ロンドン)=ロイター

チャールズ英国王夫妻主催の晩さん会は、国賓として招かれた天皇、皇后両陛下の公式行事のハイライト。鮮やかな装飾と、きめこまやかな王室の気遣いが詰まった盛宴に迫りました。…記事を読む

天皇陛下が失敗談、晩さん会を笑顔に 金融街シティーで

ロンドンのギルドホールで行われた晩さん会で、あいさつする天皇陛下(26日)=共同

天皇陛下は26日、ロンドンの金融街、シティーにあるギルドホールで開かれたシティー・オブ・ロンドン市長らが主催する晩さん会に出席されました。陛下がおことばで明かされた留学中のエピソードに、会場は笑顔があふれました。…記事を読む

天皇陛下「思い出の地に戻ってきた」 英国訪問振り返る

王立キュー植物園で記者の質問に答える天皇陛下(27日、ロンドン)=共同

英国を訪問中の天皇陛下は27日、記者団の取材に応じた際に、「思い出の地に戻ってきたという印象を強く持ちました」と述べられました。…記事を読む

天皇・皇后両陛下、青春過ごしたオックスフォード大訪問

オックスフォード大に到着した天皇、皇后両陛下(28日)=ロイター

両陛下は28日、留学先だったオックスフォード大を訪問されました。天皇陛下が「私の人生にとっても最も楽しい」時期だったとされた留学生活を写真などから振り返ります。…記事を読む

天皇皇后両陛下、イギリスから帰国 「思い出深い訪問に」

公式訪問先の英国から政府専用機で帰国した天皇、皇后両陛下(29日)=共同

天皇、皇后両陛下は29日午後、政府専用機で帰国されました。帰国後、公表した文書で「英国の人々が日本に対して温かい気持ちを寄せていただいていることを実感し、うれしく思いました」と記されました。…記事を読む


参考文献・参考資料

英軍に「武器等防護」適用を確認 米・豪に続き3カ国目、「準同盟国」英国と安保協力強化 (msn.com)

【速報】“令和の日英同盟”強化を確認 外務・防衛2+2会談|FNNプライムオンライン

新「日英同盟」が映すもの 野上義二氏/ヒュー・トレンチャード卿/渡辺哲也氏 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

天皇・皇后両陛下、思い出の地で深めた親善 イギリス訪問の8日間 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?