政治講座ⅴ1690「風水の因習が残る韓国政治」
風水で不安心理を煽り、無知な人々を操る。また、捏造歴史を信じる輩が増えるのであろう。中国の清の属国から助け出し、独立させなければ今頃どうなっていただろうか。
元寇と同じに先兵としてロシアに使われていたか、中国共産党の解放軍として戦争の矢面にたたされているのであろう。はたまた、両班の身分制度の差別社会で生き続けることになったのであろう。その身分制度を破壊しして平等な社会にしたのが日本である。建造物や測量技術など韓国の発展があるのは日本であると言っても過言でない。日本統治時代、朝鮮の人々が数多くの差別や悲しみに耐えてきたというのはうそであり、不公平で差別的な両班身分制度と清の属国という悲哀を味わったのであり、日本が第二次世界大戦で負けるまでは、日本人であることに誇りを感じていた記録がある。そして、中国人をいじめたのは清の属国の恨みを持った朝鮮人であると言われている。そして、今度は手のひら返しである。日本が負けると我々朝鮮人は被害者だったという。節操のない民族性と言わざるを得ない。極めつけは、李承晩以降の伝統芸として歴史の捏造で韓国は「朝鮮戦争で日本から勝利して独立した。我々は戦勝国である。」と主張して歴史的な日本の領土・領海に李承晩ラインを引き、竹島を韓国領として不法占拠しているのである。
以前、「李栄薫 編著『反日種族主義』文藝春秋 p161 鉄杭神話の真実」を読んだが同じような報道記事が掲載されたので紹介する。未だに韓国には科学技術を理解せずに、風水に頼る政治が横行しているようである。歴史教育も捏造歴史で「嘘」で固められた歴史である。李栄薫 編著『反日種族主義』文藝春秋を読むと納得する韓国の「嘘」が満載である。
皇紀2684年3月17日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
「反日商売」再び、ウソの【日帝風水謀略説】に便乗した韓国オカルト映画がヒット街道驀進の噴飯
李 正宣 によるストーリー
大ヒット映画の底流にある「反日扇動」
いま韓国では、オカルトミステリー映画『破墓』が大きな話題を呼んでいる。
災いが続く大富豪一族の依頼で先祖の墓を改葬することなった陰陽師たちが、掘り起こした墓から現れた鬼と戦うストーリーのこの映画は、「K-オカルト職人」の異名をもつチャン・ジェヒョン監督の演出と、チェ・ミンシク、ユ・ヘジン、キム・ゴウンといった韓国を代表する俳優たちの熱演のお陰で、公開から7日で損益分岐点の300万人の観客動員に成功したかと思えば、封切り18日目の3月10日には800万人を突破、現在、1000万人に向かって突っ走っている。
すでに本作は韓国のオカルト映画史上最大のヒット作『哭声/コクソン』を越える興収を上げ、映画界から大きな注目を集める一方、別の側面でも大きな関心を呼んでいる。それは映画全般に目立つ「反日情緒」だ。その是非を巡ってメディアと政界で論争が起こっている。
実は映画『破墓』は、韓国の伝統的な「風水思想」と反日感情を巧みにミックスさせた舞台設定で、本来はマニア向けのオカルトものを、大衆向けの娯楽映画に仕立てている。
日本人は「朝鮮半島の気脈を断つため各地に鉄の杭を打ち込んだ」だと?
「土地の運気がそこに縁のある人間の運命を変える」という風水思想は、古くから韓国人になじみ深い民俗信仰だ。風水によれば、大地の中を流れる気が集まる「明堂」とされる土地に先祖の墓地を作ったり、家や事務所を設けたりすれば運気がうなぎのぼりになる。土地の良い気(風習ではこれを地気という)が幸運を呼ぶからだ。
一方、凶気に満ちた凶地に先祖の墓を作ったり住んだりすると、必ず不幸が訪れる。先祖の墓が凶地にあれば、子孫が病気になったり事故に遭ったり貧困から抜け出せなかったりと苦労が絶えなくなる。
そして、このような韓国人に根強い風水思想に便乗して作られた反日扇動が、いわゆる「日帝風水謀略説」だ。
日本の植民支配時代、日本は朝鮮の人々の精気を奪い、朝鮮半島から偉人が生まれないようにするため、明堂を探し出してそこに鉄製の杭を打ち込む「風水侵略」を行ったという陰謀説だ。日本人から見れば滑稽に見えるかもしれないが、一時期の韓国ではこれが真剣に信じられていた。映画『破墓』はまさにこの日帝の風水謀略説をモチーフにしているのである。
韓国メディアとのインタビューの中で、本作のチャン・ジェヒョン監督は、「風水師たちと土地の価値を話していると、毎回“鉄製の杭”に話題が至った。外国勢力に襲われた歴史とその残滓が膿み、今も影響を及ぼしていると思う。過去を暴き出し、誤ったことを取り除く情緒が込められた“破墓”のように、残滓を“破墓”してしまいたい気持ちがあった」と語っている。
主演を務めたチェ・ミンシクも「台詞に出てきた緯度や経度の数字を合わせれば、ちょうど韓半島の腰の地点に当たる。韓半島の気を切る呪術的行為を抜き取って傷を治癒するというのが本作の情緒」と説明している。
映画関係者たちのこのようなインタビューから見ると、本作は「日帝風水謀略説は事実」という前提で映画製作に反映させたことが推測できよう。
だがそこには大きな問題がある。1990年代、韓国社会で一世を風靡した「日帝風水謀略説」は、多くの歴史学者によってすでに“怪談”であることが明らかにされているからだ。
降って湧いた陰謀説
“怪談”の始まりは84年、ソウルの北漢山の頂上に登ったある民間団体が、山頂で日帝が打ち込んだと見られる長さ40センチ、直径3センチの鉄の杭22本を発見し、除去した事件から始まった。
当時、発見場所が大統領の私邸がある青瓦台の裏に位置する北漢山の頂上という点と、発見者が大学教授という点で世間の耳目を集めた。
その後もあちこちで似たような鉄の杭があるという情報提供が相次ぎ、日本の風水謀略説が説得力を帯びてくる。
鉄の杭の最初の発見者である大学教授は「私たちを考える会」という団体を結成し、数年にわたって全国を回りながら鉄の杭を除去する運動を繰り広げた。
そして韓国社会で80年代の民主化運動の波が去り、民族主義が強く台頭する90年代に入ると、この「鉄の杭伝説」がマスコミでクローズアップされ、あたかも「定説」のように受け入れられるようになった。
「朝鮮総督府こそ日本が打ち込んだ最大の鉄の杭」の主張で旧総督府は解体の憂き目
あろうことか、これを大統領まで後押しした。1993年に誕生した金泳三(キム・ヨンサム)政権が、鉄の杭伝説を「事実」に操作するのに最も大きな役割を果たした。
日本植民時代の残滓を清算するという「歴史立て直し事業」を推進していた金泳三政権は、1995年の光復(独立)50周年記念事業として日本の鉄の杭を抜く事業を推進し、韓国全国から申告を受けて山間僻地の鉄杭を除去した。
韓国テレビで全国に生放送された旧朝鮮総督府の建物の撤去作業も、鉄の杭抜きの一環だった。金泳三政権は「旧朝鮮総督府の建物こそ、朝鮮時代の王たちの居住地だった景福宮の気を切るために、日本が打ち込んだ最大の鉄の杭だ」と主張したのだ。
「鉄の杭」の多くは測量用の基準点
そしてこの狂風の時代が過ぎた後、今度は日帝風水謀略説に対する批判が巻き起こった。
抜かれた鉄の杭が日帝によって打ち込まれたものだとする明確な記録や証拠はなかった。また、ハングルが書かれた鉄の杭も多数発見された。このように、韓国全域に埋め込まれた鉄の杭を風水謀略のためとする根拠があまりにも貧弱だったのだ。
当時、事件を取材した『月刊朝鮮』のキム・ヨンサム記者の証言によると、発見された鉄の杭を鑑定した結果、その正体は軍隊が打ち込んだ鉄の杭だったり、木材で作られた電信柱支持用だったり、鉱山などで使う物運搬用だったりという。
また、多くの歴史学者は日帝時代に打ち込まれたと推定される鉄の杭について「土地測量のための基準点を立てたもの」と分析している。何より当時の日本では風水という民俗信仰が存在しないという点が風水謀略説の最大の“盲点”だった。
メディアが展開する「事実が何であれ当時の民心は変わらない」の珍説
しかし、歴史学界ですでに“怪談”と結論付けられた日本の風水謀略説は、今回の映画をきっかけに再び注目を集め、韓国人の反日感情を刺激するのに一役買っている。
「(鉄の杭の伝説の真実が)何であれ、鉄の杭伝説に盛り込まれた当時の民心は変わらない。たとえ日本に対する敵愾心と風水信仰が結合して誕生した伝説に過ぎないとしても、当時朝鮮の人々が数多くの差別や悲しみに耐えてきたという点は同じであるためだ。105周目の三一節が過ぎた今、再び話題になった鉄の杭伝説の背景を振り返ってみてはいかがだろうか」(『ソウル経済』3月2日付記事〈『破墓』に出てきたあの「00」……本当にあったのだろうか〉)
「日本が鉄の杭を打ち込んだのは、単に土地調査だけで終わらせるためではなかった。韓国人の土地を奪うのが実際の目的だった。風水学的な目的よりはるかに危険な目的で鉄の杭を打ち込んだのだ。それで、韓国人の抵抗に直面し、抵抗の一つは鉄の杭を抜くことだった。日本の神霊を掘り起こす精神的意味の『破墓』は、尹錫悦政権と岸田文雄内閣が助長した今の危機に対処する上でも緊要だろう」(『オーマイニュース』3月3日付記事〈映画『破墓』よりさらに仰天するに値する日本の蛮行〉)
「清算できなかった親日残滓は現実の中の随所に敷かれている。『破墓』の始まりも米国LAから巨額の依頼を受けた巫女のファリムとボンギルが奇異な病気が受け継がれる家の長孫に出会ってからだ。長男のパク・ジヨンに会いに行く道、ファリムとボンギルに、会計士は「もともと金持ちの人」と称する。国を売って蓄積した富が「元から」と包装された格好だ。そのように包装された(日帝の)残滓が私たちの生きる随所に敷かれているはずだ。映画『破墓』が暴いたのは、そのみっともない富の根本、それを伏せて忘れて生きている現実ではないだろうか」(『OSEN』3月5日付記事〈『破墓』、土の中まで親日・売国…掘り出したかった残滓たち〉)
日本から独立してからすでに78年が過ぎている。にもかかわらず、いまだ韓国社会は親日残滓に対する「破墓」の幻想に囚われているようだ。
韓国「政治と風水」、大統領の公邸変更に批判噴出
2023/8/12 18:08
【ソウル=時吉達也】韓国大統領公邸が昨年移転した際、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と親交のある風水地理学者が現地を視察した後で移転先が変更になったことが明らかになり、野党などから「重大な国政事案を占いに任せるのか」と批判が噴出している。風水は歴代の大型公共事業にも活用されるなど、韓国政治で大きな存在感を示してきたが、近年は厳しい視線が注がれている。
風水学者が候補地視察
尹氏は昨年3月の大統領選で勝利した直後、大統領府を従来の「青瓦台」から国防省庁舎に移転するのに伴い、公邸を庁舎から約3キロ離れた陸軍総長公館に移すと発表。しかし、移転先は約1カ月後、予定地からほど近い外相公館に突如変更された。
警備担当者の証言から、現地視察を行った占い師の助言に従い計画を変更した疑惑が浮上。大統領府側は占い師の視察を一貫して否定したが、市民団体の告発を受けた警察当局の捜査の結果、疑惑の占い師とは別の風水地理学者が現地を訪れていたことが判明した。
左派陣営は「大統領公邸の移転という重大な国政懸案が、風水や巫俗(ふぞく)のような非合理的な要因に振り回された」(ハンギョレ紙)との批判を展開。陳重権(チン・ジュンクォン)光云(クァンウン)大教授は「『どこにミサイルを配備するか』など、安全保障政策に風水が介入するような事態を考えれば空恐ろしい」と指摘する。
政治と「公然」の関係
しかし、韓国では中部大田(テジョン)の国立墓地建設や中部世宗(セジョン)への行政首都機能移転など、歴代政権で主要施設の候補地選定に風水が大きな役割を果たしてきた。政府諮問委員を務めた風水地理学者の金枓圭(キム・ドゥギュ)又石(ウソク)大教授は風水の役割について「文化や信仰の側面が強調されがちだが、災害を防ぐための立地研究などを積み重ねた部分からは科学的な提言が可能だ」と説明する。
大統領選の候補者らが風水占いの助言を求めるのも半ば「公然の秘密」となり、過去には先祖の墓を何度も改装する有力候補者もいた。今回の公邸移転を批判する最大野党「共に民主党」でも、李在明(イ・ジェミョン)党代表が、過去に問題のある学者から人相占いを受けたことが発覚している。
風水占いが大統領選で存在感を示す理由について、金氏は「大統領に権力が集中し、選挙結果次第で勝者と敗者の明暗がはっきり分かれる制度下で、当事者の不安が他国の同種選挙に比べても大きいのではないか」との見方を示す。
風向き変えた国政介入事件
「政治とカネ」ならぬ「政治と風水」に一定の理解を示してきた韓国社会の風向きが変わったのは、2016年。当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領が弾劾罷免される契機となった、友人の崔順実(チェ・スンシル)氏による国政介入事件だった。宗教家だった崔氏の父親と朴氏の長年の交流が明らかになるにつれ、朴氏が「巫女(みこ)」の崔氏に操られている、とのイメージが拡散。朴氏が大統領職を追われた背景について「収賄や選挙違反といった罪状より、『国政を占いに委ねた』と印象付けられたことが大きい」(政界関係者)とも指摘される。
時を経て、22年春の大統領選に出馬した尹錫悦候補に、再び占い師への〝依存〟疑惑が浮上した。尹氏はテレビの候補者討論会に複数回、手のひらに「王」や「王子」の字を書いた状態で出演。牛の皮を剝(は)いで祈禱(きとう)を行う占い師との関係も取り沙汰され、「崔順実のトラウマが蘇る」(韓国メディア)と報じられた。
今回の「風水介入疑惑」について、金氏は「歴代政権は公式の委嘱を通じて風水を活用してきたが、尹大統領は当選前から厳しい批判を受けたことで、助言を公にできなかったのではないか」と分析。「厳しい選挙戦を支えた占い師の言葉には、あらがえない魅力がある。歴代大統領と同様、完全に関係を断つことは難しいだろう」と展望した。
参考文献・参考資料
「反日商売」再び、ウソの【日帝風水謀略説】に便乗した韓国オカルト映画がヒット街道驀進の噴飯 (msn.com)
李栄薫編著『反日種族主義』文藝春秋 2019.12.15 第6刷発行 p161 鉄杭神話の真実
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