政治講座ⅴ1153「どうする巨大債務、中国は失敗国家(破綻国家)の兆候」
中国の経済実績の数字は大分盛られていると巷の噂である。中国の地方政府は公務員の給与も遅延していると聞く。GDPの実績も6割であろうと予想される。都合の悪い数字は隠蔽されているので正確な数字は誰も分からない、まるで投資詐欺みたいなものである。不動産投資・企業投資など経済や貿易は低迷している。不動産業界も巨額債務を抱えておりデフォルトを起こしている。世界の工場といわれた中国であるが、コロナで中国経済は信用を失い崩壊した。隠れ債務も懸念されて、中国の鉄道事業は大量の赤字垂れ流しで運営されているようである。1991年に旧ソ連は70年で失敗国家(破綻国家)となった。中国の国営企業はゾンビー企業と言われて久しい。やはり、社会主義(共産主義)には会計の概念は理解できないのであろうか。どんぶり勘定=共産主義(社会主義)であろう。破綻はもうすぐである。君子危きに近寄らず。
皇紀2683年6月13日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
中国恒大、再建難航=巨額債務、返済めど立たず
巨額の債務を抱えて経営危機に陥った中国不動産開発大手、中国恒大集団の再建が難航している。3月には外貨建て債務の再編案を公表したものの、債権者との交渉は難航。資金繰りも悪化し、各地で建設工事が停滞している。負債総額は2021年末時点で1兆8980億元(約37兆円)と、国内総生産(GDP)の1%を超える規模で、中国経済の先行きに影を落としている。
経営危機のきっかけは、20年に中国当局がバブル抑制のため導入した不動産企業への融資規制の強化だ。資金繰りが行き詰まり、21年には実質的なデフォルト(債務不履行)に陥った。
消費者の信頼も失い、中国の不動産サイトによると、20年に7000億元を超え、国内2位だった販売額は21年、約4600億元に急減。22年には上位200社のランキングから姿を消した。恒大の資料によると、22年の販売額はわずか300億元強にとどまった。
今年3月に公表した外貨建て債務の再編案は、債務をグループ会社の株式に転換するなどの内容で、国内向け債務の再編などにも応用可能な「モデルケース」になると期待された。ただ、恒大は4月、債権者との交渉期間を延長すると発表。その後も動きはなく、難航しているもようだ。
恒大は資産売却で返済資金の確保を急ぐ一方、新規参入した電気自動車(EV)事業の成長に会社存続の望みをつないでいる。だが「今、恒大の車を購入する人はほぼいない」(業界筋)のが実態だ。EVの納入実績は3月時点で累計約900台にとどまり、4月には資金不足を理由に生産工場が一時操業停止に陥った。
落ち込んだ物件販売の回復は難しい状況だ。広西チワン族自治区の南寧で恒大のマンションを完成前に購入した30代の女性によると、昨年はほぼ半年間、工事が行われなかった。香港メディアによると、資金不足により各地で工事が止まっており、江蘇省などではそれに反発するデモが起きた。女性は「きちんと引き渡されるのなら、少し時期が遅れても構わない」と切実な表情で話す。
専門家は恒大の経営について、資金が足りないために新たな投資を行えず、それによりさらに消費者の関心が離れる「悪循環」に陥っていると指摘。「政府がより関与を強める以外に再建の道はない」と提言している。
中国不動産大手「万達集団」、資金繰り悪化の背景 「金のなる木」の売却でデフォルト回避できるか
財新 Biz&Tech によるストーリー •
中国の不動産大手、万達集団(ワンダ・グループ)の資金繰り悪化が明らかになり、市場関係者の懸念を呼んでいる。
同社の事業は(マンションやオフィスビルなどの)不動産開発と、複合商業施設の運営が2本柱だ。それらの事業統括会社が過去に発行した社債の償還ラッシュが近づき、資産売却を通じたデフォルト(債務不履行)の回避が間に合うのかが危惧されているのだ。
商業施設事業を統括する万達商業管理集団(万達商業)は5月29日、同社が2020年6月に発行した社債「20大連万達MTN002」に関して、約定通り2023年6月3日に元本と利息を償還すると発表した。
MTN002は元本20億元(約393億円)、期間3年、表面利率4.7%の中期社債で、満期時の元利償還額は20億9400万元(約411億円)となっている。その支払いにより、万達商業はひとまずデフォルトを回避した格好だ。
7月末までに社債3本が満期
万達集団の資金繰り悪化が明るみに出たのは、4月中旬のこと。同社の不動産開発部門がノンバンクからの融資の返済繰り延べを要請するという噂が、資本市場に広がったのがきっかけだった。それから1週間も経たずに、商業施設部門でも資金繰り悪化が顕在化した。MTN002は、その後に初めて満期を迎えた公募社債だった。
だが、MTN002の償還だけでは安心できない。これから7月末までの間に、万達商業が国内市場で発行した中期社債2本の満期が来る。それらの元利償還額は合計21億3300万元(約419億円)。加えて、海外市場で発行した元本4億ドル(約559億円)のドル建て社債も期限を迎える。
債務返済のプレッシャーが高まるなか、万達集団はあらゆるルートを通じて資産を売却し、危機を乗り切る構えだ。
財新記者が複数の関係者から得た情報によれば、売却候補の資産リストには大型ショッピングモールの「万達広場」も含まれており、いずれも業績好調な「金のなる木」だという。
財新記者は万達集団に対し、資産売却の進捗状況についてコメントを求めた。しかし本稿の締切時点までに回答は得られなかった。(財新記者:陳博、王娟娟)※原文の配信は6月1日
参考文献・参考資料
中国恒大、再建難航=巨額債務、返済めど立たず (msn.com)
失敗国家(破綻国家)とは?一覧をランキング形式で確認して具体的な理解を深めよう | 世界雑学ノート (world-note.com)
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