政治講座ⅴ1409「中国原子力潜水艦の事故と『処理水』」
中国共産党の情報隠蔽は今に始まったことではない。「原子力潜水艦沈没」を否定しているが、過去の所業(武漢ウイルス発生源の隠蔽)を考えると黄海で沈没して、放射能物質を拡散していることは状況証拠的にはありそうな話である。潜水艦からの放射線物質の汚染を日本の責任に隠蔽する政治的意図が「核汚染水」発言と繋がる。盗人猛々しいとはこのことである。今回はそのような報道記事を紹介する。
皇紀2683年10月6日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
「原子力潜水艦沈没」を否定する中国…「乗組員55人死亡」英機密文書が登場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.05 08:07
中国原子力潜水艦が西側潜水艦を捕らえようとする罠にかかり、酸素システムが故障して乗組員55人が死亡したという報道が出てきた。8月にもこのような主張がソーシャルメディアで流れていたが、中国は公式的にはこのような事件があったという事実を否定していた。
3日(現地時間)、デイリー・メールは英国機密報告書を引用して「中国原子力潜水艦093-417号が英国と米国潜水艦を捕らえようとする罠にかかってシステムエラーが発生した」とし「酸素システムが誤作動を起こし、艦長と将校21人を含む中国乗員55人が死亡した可能性がある」と報じた。
デイリー・メールが公開した報告書にはこの事故が8月21日に西海(ソヘ、黄海)で発生したと記載されている。
英国当局は潜水艦のシステム欠陥による低酸素症が死亡を引き起こしたとみていて、潜水艦は中国海軍が米国と連合軍の潜水艦を閉じ込めるために使う鎖と碇の障害物にひっかかったと伝えられている。
この事故で将校22人、将校生徒7人、副士官9人、水兵17人など乗組員55人が死亡したと報告書は伝えた。
匿名を求めた英国海軍潜水艦隊員はデイリー・メールに対して「原子力潜水艦が罠に閉じ込められて潜水艦のバッテリーが放電されたとすれば、結局空気清浄器や空気処理システムも故障したかもしれない」とし「彼らは空気を維持することに失敗したはずで、これは窒息や中毒につながっただろう」と説明した。
続いて「英国海軍はこのような状況で二酸化炭素を吸収して酸素を生成するキットを保有しているが、他の国ではこのような種類の技術がない可能性が高い」と付け加えた。
8月22日、海軍専門メディア「Naval News」潜水艦専門家であるH.I.サットン氏はSNSを通じて「中国海軍の093型上級原子力潜水艦が台湾海峡付近で深刻な事故に遭遇したという報道がある」と伝えた。ただしサットン氏は「この報道は現在まで確認されないでいる」とし、用心深く扱わなければなければならないと付け加えた。
これに対して台湾国防部の孫立芳報道官は「台湾軍は情報・監視・偵察などを通して台湾海峡付近のすべての海空域の動きを綿密かつ慎重に把握している」としつつも「現在まで(中国)原子力潜水艦事故のような情報を聞いたことがなく、このような情報がSNSを通じて流布してはいるが確認できるニュースはない」と明らかにした。
093型潜水艦は全長110メートルであり、排水量は7000トン(093A型)~7200トン(093G型)だ。最高速度は水中で30ノット(時速56キロ)で、最大深度は300メートルと推定される。武装は533ミリ魚雷発射管が6基、巡航ミサイルを16発(093A型)から24発(093G型)まで搭載することができる。乗員は100人で、全6隻が実戦配備されている。
中国の原子力潜水艦、黄海で対潜水艦トラップにひっかかり沈没、乗員55人死亡?|「昆布陣」の”逆神”張召忠少将、再臨か
中国、人民解放軍海軍の原子力潜水艦が黄海で、自らが設置した対潜水艦トラップにひっかかる事故が発生し、潜水艦の酸素システムの壊滅的な故障によって乗組員55人が死亡したと英国メディアが報じた。その原子力潜水艦「093-417」の艦長と士官21人も死亡したとみられている。
最初、あのデイリーメール誌が特ダネとして報じたのでちょっと怪しい情報と思われていたが、続けてタイムズ紙が英国の情報機関から漏れたという情報を交えて報じたことで、一転して信憑性が出てきた。中国は事故があったことを認めていない。
今回の中国人民解放軍海軍の原子力潜水艦「093-417」の事故、重大インシデントについては、ミリタリ関係に詳しい人たちが日本語で解説をしてくれるだろう。
ここではそっち方向ではなく、タイトルにも書いた「”逆神”張召忠少将、再臨?」の「昆布陣」について書いてみたい。
もし今回の原潜事故が真実だとしたら、張召忠少将が予言したことがよりにもよって中国海軍の原子力潜水艦で起きてしまったこととなる。「”逆神”張少将が10年の歳月を経てよみがえった‼️」といえるだろう。张召忠又预言了。
ちなみに、漁網などによる潜水艦の事故は、過去にロシアや豪州の潜水艦でも起きています。
当ブログ(前のサイト)では半ばネタ扱いで、調べたことを記事にしていました。
今回、中国海軍の原子力潜水艦で黄海の海域で起きてしまった(らしい)、・・・さすがに「昆布陣(海带缠潜艇, 海带绳)」では無いと思いますが…
今回報じられた事故に関連して今年(2023年)8月22日頃から、中国海軍の原子力潜水艦が台湾海峡で重大な事故を起こしたという噂が中国語SNSで拡散され、さまざまな憶測が飛び交っていた。
ネット・SNSやNaval Newsへの寄稿で潜水艦に関して広く深い情報と分析を発信している H.I.Sutton 氏は自らのサイトの8月31日付け記事で、「山東省の青島の南にある連雲港付近で潜水艦が事故を起こしたこと」や「空気浄化・殺菌システムの故障であることを示唆した。あるいは、誤って電源が入って乗組員全員が窒息したのではないか。」と書いている(今回の事故報道を受けてリライトされた文章ではないことは確認(archive.org(2023-09-01))。
このときの”噂”が、現場海域が台湾海峡という方はデマだったとしても、中国海軍の原潜事故が起きた方は正しかった可能性が高くなった。
中国の国防部は8月31日の定例記者会見で「あきらかなデマ」と噂を否定した。
黄河から運ばれる黄土により黄濁している部分があることから黄海と呼ばれている。フランスの地図製作者ダンヴィルが1737年に作成した『中国新地図帳』に黄海 (Hoang Hai ou Mer Jaune) と表記したことで国際的にも認知されるようになった。
朝鮮半島沿岸部は第二次大戦以降、軍事境界線を延長する形で海上に北方限界線が設定され、韓国と北朝鮮の間の事実上の国境として機能している。
しかし、北朝鮮は1999年9月2日以降これを否定し、独自の「朝鮮西海海上軍事境界線」を設定している。
この海域では1999年以降に第1延坪海戦、第2延坪海戦、延坪島砲撃事件とたびたび武力衝突が発生しており、南北間の緊張の原因になっている。
中韓問題では、韓国が李承晩ラインを設定して公海上で操業する中国漁船を拿捕して「国際法上の慣例を無視した措置」をした時から、中国と韓国の間では排他的経済水域に関する争いがある。
蘇岩礁、可居礁をめぐる領有権争いに加え、中国漁船が韓国側水域に侵入することが両国間の問題となっている。
2018年に韓国と北朝鮮は「東海と黄海の両地区」を開発することに合意したことを聯合ニュースが報じている。
黄海地理
黄海は太平洋の縁海であり、広義の東シナ海の一部である。北西側では、山東半島と遼東半島の間の渤海海峡を通じて渤海とつながっている。北東は遼東半島と朝鮮半島の間に西朝鮮湾が入り込んでおり、その湾奥に鴨緑江が河口を作っている。
水深は平均44メートルと浅く、大陸棚となっている。北は遼東半島から、南は揚子江河口までにまたがっている。河口からは海底に三角州が済州島付近にまで形成されており、かつては底引き網漁の好漁場であった。近年は中華人民共和国からの排水による海洋汚染の深刻化が懸念されている。
中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も
8/24(木) 18:13配信
<米台接近を牽制するための軍事演習を繰り返すなか、中国最強の攻撃型原子力潜水艦が台湾海峡で乗組員全員死亡の重大事故に遭ったという未確認情報が浮上した>
中国人民解放軍の「晋級」原子力潜水艦 CHINA STRINGER NETWORK -REUTERS
中国政府が台湾やアメリカに対する「重大な警告」として、台湾周辺で軍事演習を始めてから数日。中国の原子力潜水艦が、中国本土と台湾を隔てる台湾海峡で重大事故に見舞われたという未確認情報が入った。
<動画>中国海軍の近代化と093型最強原子力潜水艦
インターネット上に出回っている情報によれば、中国が保有する093型(商級)攻撃型原子力潜水艦が過去数日のどこかで、詳細不明の重大事故に見舞われたという。乗組員は全員死亡、とする報道もある。 中国政府は台湾を自国の一部と見なしており、いずれは再統一すべきだと考えている。しかし民主主義体制を樹立している台湾は長年、中国からは既に独立していると主張し、西側諸国との連携を試みてきた。 中国当局からは、台湾海峡で中国の潜水艦が困難な状況に陥っていることを認める正式な発表はない。中国国防省が8月22日に行った記者会見でも、この問題についての言及はなく、中国国営通信も一切この問題を報じていない。 台湾当局も、一連の報道を確認していない。台湾国防部の報道官は、22日に台湾の報道機関が放送した定例会見の中で、台湾の軍と政府は潜水艦の事故があったという証拠を入手しておらず、一連の報道の裏を取ることはできなかったと述べた。 本誌はこの件について中国国防省にコメントを求めたが、返答はなかった。 確実な証拠はまだない 潜水艦に詳しいアナリストのH・I・サットンは22日、X(旧ツイッター)への投稿の中で、一連の報道を裏づける「説得力のある証拠はまだ一つもない」と述べた。 英シンクタンクの国際戦略研究所(IISS)によれば、中国は商級の攻撃型原子力潜水艦を6隻保有している。サットンは2020年に「(攻撃型原子力潜水艦は)中国海軍が保有する中で最も一般的な潜水艦ではないが、現在のところ最も強力な潜水艦だ」と書いている。 潜水艦事故をめぐる一連の報道に先立ち、中国は台湾周辺で大規模な軍事演習を実施していた。中国と台湾、アメリカの間では、何カ月も前から緊張が高まっていた。 アメリカは「一つの中国」政策の下、台湾と正式な関係は結んでいないものの、台湾との間で「非公式の強固な関係」を維持している。 中国はこのところ、台湾周辺で軍事演習を繰り返しており、2022年8月にナンシー・ペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問を受けて行った軍事演習もその一つだ。4月には台湾の蔡英文総統とケビン・マッカーシー現米下院議長の会談が行われた後、台湾周辺で数日間にわたって軍事演習を行った。
【速報】南シナ海で原子力潜水艦が爆発か 爆発後に中国沿岸部と台湾で放射能レベルの上昇を記録
2019.11.22
【速報】南シナ海で原子力潜水艦が爆発か 爆発後に中国沿岸部と台湾で放射能レベルの上昇を記録
2019年11月22日 18:57
南シナ海で、TNT換算で最大20キロトン相当の水中爆発が記録された。21日、ハル・ターナー・ラジオショーが、海洋モニタリングサービスの情報をもとに報じた。
現在伝えられている情報によると、爆発はモスクワ時間02時22分(日本時間08時22分)に約50メートルの深さで発生した。消息筋は、爆発後に中国沿岸部と台湾で放射能レベルの上昇が記録されたと主張している。
センサーが爆発による強い衝撃波の発生を記録したという。なお地質調査所は、南シナ海の同海域で地震が起こった可能性を排除している。なお、この情報は今のところ公式には確認されていない。
日本の処理水放出に猛反発していた中国が方針転換?「解決」に向けて動き出した背景は…―仏メディア
Record China によるストーリー •1 時間
2023年10月4日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)は、東京電力福島第一原発の汚染処理水海洋放出に猛反発していた中国がソフトランディングに向けた「方針転換」に乗り出したとする記事を掲載した。
記事は、日本が8月24日に福島原発の処理水の海洋放出を開始した際に中国が特に激しく反発し「核汚染のリスクを全世界に露骨に転嫁するもの」と日本政府を批判したとする一方で、放出開始から1カ月で日本の環境省が福島周辺の海水を計6回検査した結果、すべての場所でトリチウム濃度が検出下限値以下であり、セシウム137などのガンマ線核種の濃度も検出限界値以下だったと伝えた。
また、中国による日本産水産物の全面輸入禁止は、日本にとって中国市場での損失にとどまり、日本国内では「風評被害」が発生しないばかりか福島産を含む日本各地の水産物が非常によく売れていると指摘。逆に中国では「水産物離れ」が起き、中国の水産業に大きな打撃を与えているとした。さらに、このまま「日本にこの悪行をやめるよう求める」と主張し続けても日本が応じる見込みはない上、日中関係に新しい大きなしこりを残して双方が損をすることになることから、「中国は近ごろ海洋放出への批判を徐々に弱めつつ、問題を解決する新たな方法を探ろうとしている」との見方を示した。
その上で、東京のホテルで9月28日に開かれた在日中国大使館主催の中華人民共和国建国74周年・日中平和友好条約締結45周年記念レセプションでスピーチした呉江浩(ウー・ジアンハオ)大使が海洋放出の問題に言及しなかったことを指摘。また、これに先立つ同23日に東京の華僑総会が主催した中国建国74周年・日中平和友好条約締結45周年記念集会の席で呉大使が「中国による日本産水産物の輸入停止は一時的なもの。問題が解決され、長期的に有効な安全性が確保されれば、それ以上輸入を停止して日本の漁業関係者を苦しめることはない。そして中国の漁業者も被害者だ。だから私たちは今、効果的で権威ある国際的な試験を通じてこの問題が一刻も早く解決されることを望んでいる」と述べたことを伝え、「処理水の海洋放出による日中対立に対して、中国側が『不正行為の中止要求』から『効果的かつ権威ある国際的な調査による問題解決』に重点を移そうとしていることが分かる」と論じた。
記事は、海洋放出開始後に中国の専門家を含む新たな「国際監視メカニズム」が確立され、独自に福島周辺に赴いて海水や魚のサンプルを採取し、そのデータを独自に分析した報告書やデータが発表された形跡はないと紹介。もし、中国を含めた国際的なメカニズムが構築されれば、政治的・外交的な要素を多く含むこの問題は解決されるかもしれないと結んだ。(翻訳・編集/川尻)
ロシア「露沿岸海域に変化なし」 原発処理水放出
16 時間
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、ロシアの海洋調査機関は5日、処理水の放出後も露沿岸海域でトリチウムなど放射性物質の濃度に変化は起きていないとする調査結果を明らかにした。タス通信が伝えた。
ロシアはカムチャツカ半島沖の太平洋や沿海地方沖の日本海、オホーツク海などに調査船を派遣し、水質調査を実施。調査責任者のロバノフ氏は「現時点で海に何の変化もない」と述べた。11月ごろに次回調査を実施する予定だという。
処理水の海洋放出で露専門家は、処理水に含まれる放射性物質は微量で、人体や環境に影響はないとする見解を表明。露政府も日本産水産物の禁輸措置を取っておらず、基準値を超えた露産水産物も確認されていないとしている。ただ、露検疫当局は9月下旬、将来的に禁輸を検討する可能性もあるとの声明を出した。
参考文献・参考資料
中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
【速報】南シナ海で原子力潜水艦が爆発か 爆発後に中国沿岸部と台湾で放射能レベルの上昇を記録 │ 毎日まとめるニュース速報 (grade.tokyo)
「原子力潜水艦沈没」を否定する中国…「乗組員55人死亡」英機密文書が登場 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
中国の原子力潜水艦、黄海で対潜水艦トラップにひっかかり沈没、乗員55人死亡?|「昆布陣」の”逆神”張召忠少将、再臨か - pelicanmemo (hatenablog.com)
日本の処理水放出に猛反発していた中国が方針転換?「解決」に向けて動き出した背景は…―仏メディア (msn.com)
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?