政治講座ⅴ1014「流出文書」
流石に自由の国アメリカ、何でもありの国、機密情報の管理は厳しい規制があるはずであるが、流出した。やはり、モラル欠如(モラルハザード)かな? 厳しい法(規制・罰則)があっても、遵法精神が無ければ効果を発しない。バイデン大統領、トランプ大統領両者も機密文書問題があった。最高責任者までこの体たらくでは、下々の者のモラルは推して知るべし。壁に耳あり、障子に目あり、情報は漏れることを前提に真偽が不明になるように、フェイクを織り交ぜながら、敵をかく乱するための意図的な情報流出拡散もあるかもしれない。噂話にこそ真実がある場合もある。努々(ゆめゆめ)騙されて踊らされる事の無いように! さて今回は米国の流出の報道記事を紹介する。
皇紀2684年4月18日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
中国偵察気球、さらに4機=米流出文書で判明―有力紙報道
【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は14日、中国の偵察気球について、米情報機関がさらに最大4機の情報を把握していたと伝えた。東部マサチューセッツ州空軍州兵のジャック・テシェイラ被告(21)が通信アプリ「ディスコード」で流出させた複数の機密文書の内容を基に報じた。
偵察気球を巡っては、米国が主権の侵害と国際法違反だと反発しているのに対し、中国は「ヒステリックだ」と強硬姿勢を崩さず、米中対立の火種となっている。
流出した文書には、米空母打撃群の上空を飛行した気球や、南シナ海に墜落した気球に関する記述があった。中国気球の空母打撃群の上空飛行が明らかになるのは初めて。
米報道 流出した米機密文書に「中国がロシアに武器供与を承認」
TBS NEWS DIG によるストーリー
流出したアメリカ政府の機密文書をめぐり、中国がロシアに対し武器を提供することを承認したという情報をアメリカメディアが報じました。
アメリカのワシントンポスト紙は13日、SNS上に流出したアメリカ政府の機密文書に中国がロシアに武器の提供を行うことを承認したとの情報が含まれていたと報じました。
文書はアメリカがロシアのSVR=対外情報庁を傍受して作成されたとしており、中国の中央軍事委員会が武器の「段階的な提供を承認」したとしています。
また、中国は提供を秘密裏に進めることを望み、軍備品を民間のものとして偽装しようとしていたということです。
一方で中国の秦剛外相は14日の会見で、「紛争当事者に武器を提供することはない」と疑惑を否定しています。
機密文書流出の容疑者を事前報道 米紙、決め手はキッチンカウンター
藤原学思2023年4月14日 14時00分
NYTの記事や担当記者がツイッターに投稿した内容によると、機密文書はPDFやワードといったファイル形式ではなく、写真に撮ったものが流出していたという。そのうち複数の写真には、花崗(かこう)岩でできた特徴的なキッチンカウンターや、白いタイルの床が写り込んでいた。
NYTの記者らは、ゲーム愛好者らがよく利用する「ディスコード」上で、テシェイラ容疑者がリーダー格だったグループの参加者らを複数取材。また、オンラインゲームの販売やユーザーの交流場所を提供するプラットフォーム「スチーム」でテシェイラ容疑者を見つけ、そこから「インスタグラム」のアカウントへとたどり着いた。
記事によると、テシェイラ容疑者の親族のインスタに投稿されていた写真に写り込んだキッチンカウンターやタイルの床が、流出文書に写っていたものと一致したという。
一連の取材には、ネット情報を手がかりにした調査を得意とする集団「ベリングキャット」のリサーチャーも関与していたという。また、NYTは逮捕前、テシェイラ容疑者に取材しようと試み、母親やその結婚相手の男性と接触。その数時間後、ライフルを持った連邦捜査局(FBI)の捜査員らが車でやってきて家宅捜索を始めたという。(藤原学思)
参考文献・参考資料
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