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政治講座ⅴ2155「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、苦節4年、大統領に返り咲いた。トランプ氏の報復人事の発動」
吾輩は2015年からトランプ氏の動向を注視してきたが、リベラル左派報道機関の評価する人物像とは違うイメージを持っていた。フェイクに基づく情報が多かった。自分の分析では、手前みそであるが、2016年の大統領選でトランプが大統領になると予想していたが、見事に的中した。彼は酒も飲まない。弱い人にはやさしい人物なのである。しかし、不屈の精神の持ち主であり、闘争心からやられたらやり返す人物なのである。目には目、歯には歯が鉄則。つまりやられた以上の報復はしない。受けた被害までの報復は許されるというのが西欧の精神文化なのである。
2020年の大統領選挙は郵便投票などを使い、死亡者(生存年齢200歳など)や居住地から転出で不在者になりすましによる投票で水増しするなど、そして、有名なコンピューターによるバイデンジャンプ現象など不正選挙であったと、吾輩も信じている。政権交代でバイデン政権で隠蔽されていた事実のすべてがこれらから明らかにされるのであろう。
今回はその前兆の人事についての報道記事を紹介する。
皇紀2685年2月23日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
報道記事紹介
FBI長官にトランプ氏の「政敵リスト」作成者 政治的報復の懸念も
毎日新聞 によるストーリー
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米連邦議会上院は20日、トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)長官に指名したカシュ・パテル氏の人事を承認した。2023年に著書で民主党関係者や共和党内の反トランプ派ら60人の「政敵リスト」を公開しており、捜査権を利用して政治的な報復に乗り出すとの懸念があった。
ヘグセス国防長官、ケネディ厚生長官、ギャバード国家情報長官ら資質が疑問視されていた他の高官人事も軒並み承認されており、トランプ氏の影響力が上院でも強まっていることが浮き彫りになった。
パテル氏の人事は、賛成51票、反対49票で承認された。共和党から中道派の2人が反対に回り、民主党は全員が反対した。
パテル氏は第1次トランプ政権(17~21年)で、国家安全保障会議(NSC)の対テロ上級部長や、国防長官代行の首席補佐官を務めた。23年に出版した著書では「ディープステート(影の国家)」のメンバーとして、当時のバイデン大統領やハリス副大統領、レイFBI長官らを列挙。FBIの解体を主張したこともある。
上院での人事承認を巡る公聴会では民主党議員らの追及を受けたが、「FBIを政治化するつもりはない」などと釈明していた。
トランプ政権の高官人事では、司法長官候補だったゲーツ元連邦下院議員に未成年者の買春疑惑が浮上し、ゲーツ氏は指名を辞退。ヘグセス氏の交代を模索しているとの報道もあったが、トランプ氏は他の高官人事は撤回せず、上院に承認を求めた。当初慎重だった議員らも、次の選挙の党予備選でトランプ派の「刺客」を立てられるリスクがあり、最終的に大半が承認に回った。【ワシントン秋山信一】
ドナルド・トランプを創り上げた“3か条”とは?悪名高き弁護士から学ぶ成功へのメソッド
1/19(日) 20:30配信
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昨年11月の米大統領選挙で民主党のカマラ・ハリスに勝利し、今月20日、自身2度目となる第47代アメリカ合衆国大統領に就任するドナルド・トランプ。
過激な言動やスキャンダルにあふれ、不倫口止め料の不正処理などで有罪になりながらも刑罰は与えられず、米国トップの地位に返り咲き。
就任が決まった途端、ロシアによるウクライナ侵攻の早期終結を約束する意向も示し、以前と変わらぬ強引なマンパワーと毒舌でトランプ節を炸裂している。
2025年の台風の目になるのは間違いない史上類を見ない米大統領だが、そんな“怪物”も最初から“怪物”だったわけではなかった。
では、トランプはいかにして“現在のトランプ”になったのか?
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その秘密に迫ったのが映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(公開中)。成功を夢見る20代のトランプがトップに成り上がるまでの道のりを「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンが演じ、『ボーダー 二つの世界』がカンヌ国際映画祭「ある視点部門」のグランプリを受賞したアリ・アッバシが監督を務める。
トランプへ幾度もインタビューを行った政治ジャーナリスト、ガブリエル・シャーマンが緻密なリサーチのもと脚本を書き上げた衝撃のリアルストーリーだ。
■ドナルド・トランプを形成した勝つための3つのルール
純粋な青年だった若きトランプに大きな影響を与え、その驚愕の変貌のカギを握るのは、勝つためには手段を選ばない悪名高き弁護士ロイ・コーン(ジェレミー・ストロング)。
不動産業界で破産寸前にまで追い込まれていた当時のトランプが、政財界の実力者が集まる高級クラブでコーンと出会い、彼から教えられた「勝つための3つのルール」を実践しながら数々の大事業をおもしろいように成功させていく。
そこで本稿では、コーンが唱えたその3か条を、それを受けたトランプの行動と共にわかりやすく解説していきたい。
■ルール1:攻撃、攻撃、攻撃
まずはルール1の「攻撃、攻撃、攻撃」。
違法行為も辞さない汚い手を使い、政府から3回も起訴されながらすべてに勝利してきたコーンのこの言葉には説得力があった。だからこそ、「勝ちたいならなんでもやれ!」という彼の教えに素直に従ったトランプ。
事業に協力してくれないエドワード・アービング・コッチNY市長をメディアで叩けば、グランド・セントラル駅の近くコモドアホテルを買収し、1500室からなる世界一の高級ホテルの建設に乗りだす。
さらに、マンハッタン区ミッドタウン5番街に58階建てのトランプタワーを完成させ、ニュージャージー州のアトランティックシティへのカジノ誘致をはじめとした数々の事業にものすごい勢いで次々に着手していく。
■ルール2:非を絶対に認めるな
ルール2は「非を絶対に認めるな!全否定しろ」。
コーンは「批判など気にするな。批判などどうでもいい。そんな基準は存在しない。たった1つの真実など人が作ったフィクションだ。大切なのは勝つこと。それしかない」とも言うが、トランプはこの言葉も信じて邁進していく。
「クライスラービルが差し押さえられた地区にホテルなど建てるな!」と反対する父親に対し、「父さん、俺が正しいといつかはわかるはずだ」ときっぱり。
テレビのインタビューで「市が財政破綻寸前で、税金が高いのにどうやって利益を?」と疑問を投げかけられた際には、「都市計画審議会は意のままにできる」とはったりをかまし、コーンのウルトラC級の秘策も借りて形勢を逆転させることに成功。
「俺の主張が真実だ!」と訴えるまでになる。
■ルール3:勝利を主張し続けろ!
そしてルール3が「勝利を主張し続けろ!」。
コーンは「これが最も重要だ」と説く。
「どれだけ劣勢に立たされても勝利を主張しろ。決して負けを認めるな!それが勝利のルールだ」と。
その言葉がトランプにどんな影響を与え、どんな行動を起こすことになるのか?
そして、いかにして師であるコーンをも震撼させる今日のような“怪物”になってしまったのか?
これについては本作を観た時の興奮と衝撃を奪うことになるので敢えて触れない。
自分の目で見届けることが、その動向から目が離せないトランプ大統領がこれからやろうとしていることへの注視につながるはずだから。 文/イソガイマサト
トランプ氏の4件の刑事裁判、在任中はストップか 大統領返り咲きで
By ロイター編集
2024年11月7日午前 5:50 GMT+93ヶ月前更新
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[ワシントン 6日 ロイター] - 米大統領選での勝利を受け、トランプ前大統領が直面する4つの刑事裁判が大統領在任中少なくとも4年間ストップする、もしくは取り下げられる可能性がある。
トランプ氏が現在抱える刑事裁判は、
1)不倫口止め料の不正会計処理、
2)米連邦議会襲撃事件に絡み2020年大統領選の結果を覆そうと画策した事件、
3)大統領時代の機密文書持ち出し、
4)20年大統領選を巡るジョージア州当局への干渉。
関係筋によると、米司法省の当局者は6日、現職大統領の起訴は控える指針に基づき、スミス特別検察官が捜査した2)と3)の刑事裁判をいかに終結させるかの検討に入った。
トランプ氏は先月、大統領に就任すれば、就任から「2秒以内」にスミス氏を解雇すると言明している。
1)はニューヨーク州、4)はジョージア州の管轄のため、トランプ氏の権限は限られているものの、大統領の任期中に法的責任を問われる公算は小さいとみられる。
ニューヨーク州での裁判では、トランプ氏の弁護団は今月26日に予定されている判決の延期を要請する見通し。判決が下れば、トランプ氏は最長4年の禁錮刑に処される可能性があるが、米史上、就任式前に次期大統領に判決が下されるという前例はなく、法律専門家は延期されると予想している。
トランプ大統領、統合参謀本部議長に加え海軍作戦部長の女性も更迭…バイデン政権のDEI象徴
読売新聞 によるストーリー
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【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は21日、米軍制服組トップで黒人のチャールズ・ブラウン統合参謀本部議長を解任したと、自身のSNSで明らかにした。海軍制服組トップの女性も交代させる。自らの方針に沿わない人物を要職から外し、軍への影響力を強める狙いがあるとみられる。
トランプ氏は、バイデン前政権が進めた少数派に配慮する「DEI(多様性、公平性、包括性)」の取り組みが軍を弱体化させたと批判してきた。トランプ氏の支持者の間ではブラウン氏がDEIを推進してきたとして、解任すべきだとする声が出ていた。
議長ポストは防衛政策の継続性の観点から、大統領任期をまたいで4年務めるのが通例となっている。ブラウン氏は2023年にバイデン前大統領の指名を受け就任した。任期途中の解任は極めて異例だ。
トランプ氏はSNSで、ブラウン氏を「傑出したリーダー」とたたえたが、更迭の理由は説明せず、「米国第一主義に向け、軍を再建する」と述べるにとどめた。後任には退役した元空軍中将のダン・ケイン氏を指名した。退役した元軍幹部が議長ポストに就任するのも異例の事態だ。
国防総省は21日、ブラウン氏以外に、海軍制服組トップのリサ・フランチェッティ海軍作戦部長ら5人の軍幹部を交代させると発表した。フランチェッティ氏もバイデン政権下の23年に指名され、女性初の海軍作戦部長となった。
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