政治講座ⅴ1353「ロシアの敗戦濃厚か」
「春よ来い」は、相馬御風作詞、弘田龍太郎作曲の童謡であるが、替え歌にしてみました。
歌詞
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている春よ来い 早く来い
おうちのまえの 桃の木の
蕾もみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
替え歌『平和よ来い』
平和よ来い 早く来い
あるきはじめた アンナГаннаちゃんが
赤いリボンの シューズはいて
おんもへ出たいと 待っている平和よ来い 早く来い
おうちのまえの じらいげん!
今日もだれかが けがをする
はよ!とってと 待っている
今回は平和の願いをこめて、替え歌『平和よ来い』を作りました。ウクライナに侵略するロシアの敗戦・撤退を願っている。
蛇足:ロシアは自国を守るための軍隊は傭兵で賄っているようである。キューバから傭兵を募集し、民間軍事会社の傭兵を戦場に送り、死刑判決の受刑者を恩赦を条件に兵士にして戦場に送る記事が報道されている。ロシアの自国から逃げ出す若者も報道された、愛国心のあるロシアというより、他国を侵略するプーチン政権に嫌気があるのであろう。プーチンの戦争は戦争目的を達成できずに敗退が濃厚であろう。
皇紀2683年9月12日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
ロシア軍、ベラルーシの部隊撤収 ウクライナ攻撃の兵力もはやなし
CNN.co.jp によるストーリー •39 分
(CNN) ウクライナ国境警備隊当局者は9日までに、北方の隣国ベラルーシに配備され訓練など受けていたロシア軍の大半が他の地域へ移動し、ベラルーシからウクライナへ地上戦を仕掛けられるほどの十分な兵力の準備はもはやないとの見方を示した。
同隊の報道担当者が首都キーウでの会見で述べた。「(7日の)現段階でロシアは交代制で派遣していた部隊を含めほぼ全ての兵員をベラルーシから撤収させた」と述べた。「新たな部隊の到着もない」と述べた。
一部の中立的な軍事アナリストらは、ベラルーシにいた部隊はウクライナの北東部の前線へ送られたと説明。転戦の地は、北東部ハルキウ州クピャンスク市と東部ルハンスク州クレミンナ市の間ともした。
報道担当者は、ロシア軍は北部チェルニヒウ州、北東部スーミ州やハルキウ州へ頻繁に砲撃を浴びせていると指摘。これらの州はベラルーシの東部と接し、ウクライナとロシアの北部の国境線沿いに位置してもいる。
これら諸州で「敵側はウクライナ領への侵入を試みる破壊工作や偵察の要員集団を動かそうとしている」とし、「これら謀略の大半はスーミ州で起きている」と話した。
ウクライナは最近、北部の国境線の警備強化などを図る措置を発表。国境線近くで一部の活動を禁じてもいた。
ベラルーシは、ロシアによるウクライナ侵略に肩入れする国の一つ。侵攻では、ウクライナ領内に踏み込み、キーウの北部地域まで迫ったロシア軍部隊の出撃拠点ともなっていた。ウクライナとベラルーシの国境線は約1000キロに達する。
ロシアのネオナチ戦闘部隊「ルシッチ」がプーチンに戦線離脱を通告、ワグネルに続く反乱になるか
8/28(月) 18:25配信
<プリゴジンは死んでも、プーチンに挑戦することでその権威を揺るがす不満の種は死んでいない。ワグネルと手打ちをした上ネオナチにまで妥協すればプーチンの権威は地に落ちる>
ロシア民族統一の日にナチス式敬礼をする愛国主義者(2013年11月4日、モスクワ) REUTERS/Maxim Shemetov
ウクライナ戦争でロシア軍と共に戦ってきた極右のネオナチ戦闘部隊「ルシッチ」のリーダーであるヤン・イゴレビッチ・ペトロフスキーが先日、フィンランド警察に逮捕された。ルシッチはリーダーの解放を求めて、ウラジーミル・プーチン大統領に最後通牒を突き付けた、と戦争研究所(ISW)は8月26日のリポートで伝えた。
【写真】CAのラスポポワが投稿した「最後の写真」/墜落事故が報じられた直後のプーチンの様子
フィンランド当局がペトロフスキーを拘束したのは「ウクライナの要請によるもの」であり、ウクライナはテロ容疑に関連してペトロフスキーの身柄引き渡しを求めている、とフィンランドのテレビ局MTV3は8月25日に報じた。 ペトロフスキーは個人としてEUとアメリカから制裁を受けている戦争犯罪容疑者だ。米財務省は、ペトロフスキーをルシッチの「軍事訓練指導者」と認定し、2022年9月に制裁を科した。それは同年2月にプーチンが開始したロシアのウクライナ侵攻が、明らかに正当性を欠き、人権侵害が疑われるとして世界的な非難が巻き起こっていたときだ。 フィンランドは今年4月にアメリカ、カナダ、ヨーロッパの軍事同盟であるNATOに加盟したばかり。ロシアが欧州の近隣諸国により大きな影響力を行使しようとする懸念が高まるなかで、ペトロフスキーを拘束したことは、フィンランドと他の欧州諸国との結びつきを強化する効果があった。 リーダーの解放を要求 ロイター通信によれば「露骨なネオナチ部隊」として設立されたルシッチは、2014年にウクライナのドンバス地方でロシアが支援するルガンスク人民共和国軍の一部として戦闘に参加、その後もウクライナ侵攻の一翼を担ってきた。 だがアメリカのシンクタンク戦争研究所(ISW)によれば、ルシッチはペトロフスキーが解放されなければ、ウクライナ戦争から撤退するとロシア政府を脅しているという。 「ロシアの極右非正規準軍事組織である『ルシッチ破壊工作偵察グループ』は8月25日、ロシア政府が現在フィンランドに拘束されているルシッチの司令官ヤン・ペトロフスキーが釈放されるまで、ウクライナでの戦闘任務を拒否すると発表した」とISWは報告している。 ISWによれば、ルシッチはロシア政府を非難し、「ロシア政府が在外ロシア人を保護する義務を果たさないなら、われわれにもロシアを守る義務はない」と言ったという。 ルシッチは、ロシアの民間軍事会社ワグネルともつながりがあるとみられている。ワグネルは、創設者のエフゲニー・プリゴジンが飛行機「事故」で死亡したことで混乱している。今年6月、ワグネルはウクライナ侵攻の停滞を理由にロシア軍指導部に対して反乱を起こし、プーチンとプリゴジンの関係は悪化した。
ロシアは既に「敗北」、国力も「衰退の過程に」 西側当局者
CNN.co.jp によるストーリー •15 時間
(CNN) 西側政府の当局者は9日まで、ウクライナでの戦争に触れ、ロシアは征服を狙った初期のもくろみに失敗しており、敗北を喫した状態に既にあるとの見方を示した。
記者団への背景説明で述べた。前線におけるウクライナ側の戦果は、ロシアの侵略にあらがう全般的な成功を読み解く目安とはなり得ないとも主張した。
ウクライナ側が約2カ月前に着手した反転攻勢は、ロシア軍側の十分な防御態勢もあり、段階的にしか進展していない状況にある。初期の見立てより遅々としているが、ロシアは既に支配地をめぐる戦いで負けていると指摘した。
制圧地域をめぐる戦いは非常に長引くだろうとしながらも、戦況の分析あるいは侵攻でロシアが見据えていた目標の達成の有無などに基づくのなら、「ロシアは(既に)敗れた」と断じた。「ロシアの力は弱まっている。衰退の過程をたどっている」とも言い切った。
ロシアが奪った(ウクライナの)領土を保持し得るなら、それは勝利を意味するとの考え方はばかげているとも断言。「ロシアは(侵攻で)北大西洋条約機構(NATO)の結束を強めさせ、フィンランドとスウェーデンが新たに加盟する勢力圏拡大の機会を招いた」と続けた。
「ウクライナをNATO加入への道に導き、欧州連合(EU)にも合流させる可能性も生じさせた」とも説いた。
「仮にあなたがプーチン(大統領)なら、トランプ前米大統領が次の大統領選で勝利することにまず賭けるだろう。ただ、これには長い時間がかかる」とも話した。ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の創始者プリゴジン氏による反乱行動にも触れ、「ウクライナでの戦争がうまく進んでいたのなら起きてはいなかった」とも結論づけた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、今年6月半ばに踏み切った反攻は前進を果たしているとの認識を表明。ウクライナ軍は先に、反攻の主要戦場の一つとなっている中南部ザポリージャ州でロシア軍の「第1防衛線」を突破したとの戦果も発表していた。
ロシア軍の「水浸し」退却術、乗り越えるには架橋戦車がもっと必要
David Axe によるストーリー •1 時間
ロシアが2022年2月にウクライナに対する戦争を拡大する前に、ウクライナ軍が架橋戦車(AVLB)を何両保有していたのかはよくわからない。戦争の拡大後、ウクライナが西側の支援国からそれを何両取得したのかなら、大まかにはわかっている。少なくとも45両である。これらは主にドイツと米国から供与された。ただ、西側の供与分を含め、ウクライナ軍の架橋戦車がこれまでにロシア軍に撃破されたのかどうかとなると、やはりよくわからない。
しかし、確かに言えることがある。ウクライナ軍にいま架橋戦車が何両あるにせよ、まったく足りていないということだ。6月、南部ザポリージャ州と東部ドネツク州の州境付近で重要な戦いを進めていたウクライナ軍の4個旅団は、それが理由で決定的な局面で攻撃の一時停止を余儀なくされた。ロシア軍部隊が小さな川の対岸に後退したあと、追撃しようにも利用できる架橋戦車がたった1両しかなかったのだ。
これは、英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の最新の報告書でつまびらかにされた、ウクライナ軍の2023年の反転攻勢をめぐる驚くべき事実の1つである。アナリストのジャック・ワトリングとニック・レイノルズはそのなかで、ザポリージャ州の集落ノボダリウカと近隣にあるドネツク州の集落リウノピリをめぐる戦いを取りあげ、ウクライナ軍が6月4日にノボダリウカの外れなどで始めた反攻の重要なダイナミクスを浮き彫りにしている。
それは端的にいうとこういうことだ。ウクライナ軍の旅団は当初、戦車や戦闘車両、装甲トラックの長い縦隊でロシア軍の陣地を強襲しようとした。だが、軟弱な地盤や高密度の地雷原、精確な対戦車射撃に阻まれて失敗した。そのため、南部の主作戦軸では車両で直接急襲することは断念し、歩兵による低速で慎重な側面攻撃に切り替えた。
ノボダリウカ─リウノピリ区域でもそうだった。両集落の北に配置されたウクライナ軍の4個旅団(陸軍の第23、第32両機械化旅団と領土防衛隊の2個領土防衛旅団)は6月4日、ノボダリウカを直接攻撃する。工兵が地雷を除去して開いた細いレーンを、T-64戦車を先頭にマックスプロ装甲トラックが続く車列が進んでいった。
だが、トラックは途中で立ち往生してしまう。すると近くの樹林帯に潜んでいたロシア軍の戦車2両が砲撃をはじめ、ウクライナ側は後退を余儀なくされる。ウクライナ軍部隊は再び車両での直接攻撃を図るが、それも失敗する。そこで結局、徒歩でロシア軍陣地の側面に回り、そこから攻撃した。
正面突破はうまくいかないことを手ひどい経験を通じて学んだウクライナ軍4個旅団は戦術を変え、ノボダリウカ解放後は東のリウノピリに向けて進軍する。消耗した両機械化旅団は後方にとどまり、戦車を数台借り受けた領土旅団の歩兵部隊が陽動し、もう一度陽動し、それからロシア軍部隊を側面攻撃した。
ウクライナ側の勝利は、ロシア側にとってたんなる敗北よりも悪い「潰走」になる可能性もあった。しかし、ウクライナ軍部隊の前に障害が立ちふさがる。リウノピリの東側を南北に流れる小さな川だ。「ロシア軍部隊は集落の背後にある水の障害を越えて撤退し、いくつかの農業用ダムを爆破して一帯を水浸しにした」と、ワトリングとレイノルズは書いている。
ウクライナ側から見て、氾濫したエリアの対岸に、ロシア軍部隊は対戦車ミサイルを配備した。ウクライナ軍部隊は、ミサイルにひるまず水の要塞を強行突破することも考えたかもしれないが、それには決定的な装備が不足していた。「障害物を乗り越える車両が1両しかなかったため、ウクライナ軍部隊は進撃を止めて成果を固めるしかなかった」と報告書は解説している。
リウノピリ周辺に展開していたウクライナ軍の4個旅団のもとに、架橋戦車がたった1両しかなかったのは驚くに当たらない。ウクライナの地上軍には少なくとも72個の旅団があるが、軍全体が保有する架橋戦車は旧ソ連時代のMTU-20を含めて70数両程度、ほかに非装甲の架橋車両が数十両といったところとみられるからだ。割合で言えば1個旅団につき架橋戦車1両前後となるが、実際の配分は偏っているだろう。
架橋戦車の不足のために、ウクライナ軍によるリウノピリ奪還は遅れることになった。この事実は支援国にとって、ウクライナに必要なのは戦車や戦闘車両、戦闘機だけではないということを思い出させたはずだ。架橋戦車は戦車や戦闘機に比べれば地味な装備だが、ウクライナ軍はこれも必要としているし、もっと言えば大量に必要としているのだ。(forbes.com 原文)
ロシア、対ドローンのヘリ部隊編成 ウクライナの自爆攻撃阻止なるか
David Axe によるストーリー •3 時間
ウクライナ軍が、ロシア軍のヘリコプターを空中で攻撃するのに小型ドローンを使用するかもしれないことは、先週公開された動画から始めて一般に知られるようになった。
6日にネット上に出回った動画には、爆発物を積んでいると思われるウクライナ軍の一人称視点(FPV)ドローンが空中でロシア空軍のKa-52攻撃ヘリに体当たりする自爆攻撃を試み、あと一歩のところで逃している様子が映っていた。
だがロシア空軍の司令官たちは、こうしたドローンの問題を認識し、対応策も練っていたようだ。複数のウクライナメディアとロシアのソーシャルメディアチャンネルによると、ロシア空軍は先月末、古いMi-28攻撃ヘリで新部隊を編成し、ドローン撃墜を唯一の任務として配備することを決めた。
通信アプリのテレグラムにあるチャンネル、ミリタリー・インフォーマーは「Mi-28Nヘリの新部隊は国内のいくつかの地域に早速配備されている」と指摘。また「乗員たちは異なる時間帯やさまざまな天候下でドローン迎撃の特別訓練を受けている」とも伝えた。
基本的には理にかなっている。時速320kmで飛ぶヘリのスピードは、時速64kmのドローンに追いついて巧みな操作で打ち負かすためには十分であり、速すぎてドローンを狙えないというわけでもない。攻撃ヘリの多くは優れた昼夜照準装置と安定装置付き機関砲を備えており、理論上では貧弱なドローンに対抗できる。
ロシア空軍はヘリ部隊に与える任務として、同国内の都市を狙う長距離ドローンの飛来に備えたパトロールを優先しているようだ。だがその代わりに、前線に投入するKa-52攻撃ヘリをMi-28に護衛させることもできるだろう。Mi-28、Ka-52ともに乗員は2人、重量は12トンだ。
Mi-28とKa-52はすでに混合編隊で飛行している。Ka-52は、ウクライナ軍のスティンガー携帯式防空ミサイルのようなレーザー/赤外線誘導兵器への対抗策を持っており、Mi-28Nはレーダー誘導ミサイルへの対抗策を持っている。
Ka-52はレーザービーム搭載のビーフリ対戦車ミサイルを発射する際、その誘導のために数十秒間ホバリングする。そのため、近くでドローンを見張る護衛は非常に有用なはずだ。
ウクライナ軍の防空部隊はこれまでに、ホバリング中のKa-52を次々と撃破しており、ロシアのウクライナ侵攻が始まってからの19カ月で40機以上を撃墜した。これは全Ka-52の3分の1に相当する。ウクライナ軍が今度はFPVドローンをKa-52に体当たりさせようとしていることは、ロシア軍の乗員にとってさらなる脅威となる。
ウクライナ軍のドローンからKa-52を救うのに、Mi-28は当てにはできない。Mi-28の乗員がドローンの撃墜に失敗した映像が少なくとも1つ出回っている。
Mi-28が抱える問題の一つは、口径30mmの2A42機関砲だ。理論上では、1分あたり最大900発を発射する恐ろしい武器だ。実際には、Mi-28とうまく一体化しておらず、ヘリコプターの機首の下の前方、しかも機体の重心から遠くに設置されているため、発射時の振動が大きいと言われている。振動によって射撃の精度は落ちる。
また、Mi-28は赤外線誘導の空対空ミサイルを搭載できるが、ドローンに多数のミサイルを撃ち込むとは思えない。重量がわずか900グラムしかないDJIのMavic 3 FPVドローンは、ミサイルの照準を合わせられるほどの熱を発しない。
(forbes.com 原文)
ロシア軍がキューバで傭兵を募集中...フェイスブックには「報酬は月額約30万円」との広告
ロシア軍の人員不足は深刻 SERGEY PIVOVAROVーREUTERS
<ウクライナ戦争における兵力不足を補うため、ロシアは国外で大規模なリクルート活動を展開しているようだ>
キューバ政府は9月4日、ロシア軍に加わるキューバ人傭兵を募集する「人身売買ネットワーク」が存在すると指摘。フェイスブックには月20万4000ルーブル(約30万円)の報酬を得られる、1年間の兵役契約を結べばロシアの市民権が付与されるといった広告が掲載され、複数人をウクライナに送り込んだという仲介エージェントの証言もある。
英情報機関によれば、ロシアはアルメニアやカザフスタンなどの旧ソ連構成国でも少なくとも今年5月以降、高額の報酬と市民権取得をエサに傭兵を募っているという。
背景にはロシア国内で新たな兵力を調達しにくい事情がある。プーチン政権は昨年9月、30万人の予備役を招集する部分動員令を発令して世論の不興を買った。大統領選が来年に迫るなか、2度目の動員令で国民の不満が爆発する事態は避けたいところだ。
【ウクライナ】占領地域にロシア兵42万人余り駐留-国防省が分析
Daryna Krasnolutska によるストーリー •23 時間
(ブルームバーグ): ウクライナの軍事情報機関によると、ロシアはクリミアを含む占領地域に42万人を超える兵士を駐留させ、ウクライナ軍による領土奪還を阻止しようとしている。
ビクトル・ピンチュク財団が毎年キーウで開催しているヤルタ欧州戦略フォーラムで、ウクライナ国防省情報総局の幹部バディム・スキビツキー氏はロシア部隊の数は「強力」だと語った。この数字にはロシアが置いた占領当局の警備をサポートする「特殊部隊」は含まれていないという。
ロシアは2014年にクリミア半島を一方的に編入し、22年2月に始めた全面的な軍事侵攻の一環として、さらにドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州を併合。クリミア以外では、ロシアはどの地域も完全には掌握していない。
なぜかロシアの爆撃機にタイヤが山積みになってる
satomi の意見•17 時間
Image: @Tatarigami_UA / X© ギズモード・ジャパン 提供
どこからどう見てもタイヤです…。
ウクライナの攻撃をかわすため、ロシアがタイヤで爆撃機をカモフラージュ(?)していることが衛星写真でわかりました。
最初は正体不明だった
場所は国境から約300km離れたエンゲリス空軍基地(モスクワの南東約730km)。昨年暮れからドローン攻撃を何度も受けている基地です。
8月下旬にThe War Zoneが初めて報じたときには、黒海の海軍同様、黒く塗ってカモフラージュしているようにも見えたのですが、9月に入って@Tatarigami_UAさんが最新の衛星写真をチェックしたら、まさかのタイヤだったというわけです。
何を恐れている?
タイヤを乗せている機体は、確認できるだけでも戦略爆撃機Tu-95(NATOのコードネーム「Bear」1機、侵攻初期段階で軍功を挙げた爆撃機)5機と同Tu-160(コードネーム「Blackjack」)3機です。
ロシア軍が恐れているのはおそらく、黒海の巡洋艦「モスクワ」を撃沈した地対艦ミサイル「ネプチューン」ではないかと言われています。
改良を加えて、陸も狙えるようにしたことをウクライナが発表した直後ですので、タイミングから見て、たぶんそれに対応した動きかと。 もちろん、ドローンからの防衛もあるでしょう。
タイヤをのせてかわせるものなの?
カメラの画像で標的を絞る技術のことを、巡航ミサイルの世界では「DSMAC(Digital Scene Matching Area Correlator:デジタル画像位置照合修正技術)」、「ATR(Automated Target Recognition:自動ターゲット認識技術)」といいます。
ネプチューンの地対地ミサイル改良版では、国産GPSシステムで標的付近まで近寄ってから赤外線映像を使った誘導装置(シーカー)で的を絞るらしいので、記録された写真と著しく異なる姿になっているとエラーになり、攻撃失敗となります。こういう泥臭い隠し方でも効くのかも。
ドローンの誘導システムは機密なのでわかりませんが、たぶん同じような赤外線映像がシーカーとして採用されている可能性はあります。
使えるものはなんでも使う
それにしてもロシアの臨機応変さにはいつも驚かされます。
予想以上の抵抗に遭って苦戦した侵攻当初、TOYOTAやMITSUBISHIのトラックに「Z」と大書してマシンガンを積んで攻め込み「ISISならぬIZIZだ」と西側を唖然とさせたロシア。
「V」と大書した国産KAMAZのトラックに張り巡らせた緩衝材は丸太や木の枝でした。
そういう前線の混乱がいよいよ基地にまでおよんできた感があります。
Sources: The War Zone, @Tatarigami_UA, The Drive
参考文献・参考資料
ロシア軍、ベラルーシの部隊撤収 ウクライナ攻撃の兵力もはやなし (msn.com)
ロシアのネオナチ戦闘部隊「ルシッチ」がプーチンに戦線離脱を通告、ワグネルに続く反乱になるか(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
ウクライナ軍 南部でロシア軍“最も強固な防衛線”一部突破か | NHK | ウクライナ情勢
ロシアは既に「敗北」、国力も「衰退の過程に」 西側当局者 (msn.com)
ロシア軍の「水浸し」退却術、乗り越えるには架橋戦車がもっと必要 (msn.com)
ロシア、対ドローンのヘリ部隊編成 ウクライナの自爆攻撃阻止なるか (msn.com)
ロシア軍がキューバで傭兵を募集中...フェイスブックには「報酬は月額約30万円」との広告 (msn.com)
【ウクライナ】占領地域にロシア兵42万人余り駐留-国防省が分析 (msn.com)
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