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政治講座ⅴ1950「中国・ロシアの挑発を抑止のつもりが戦争へ突入する兆候」
日本領空侵犯などで軍事的な威圧を強める中国にとうとう遠慮せずに、日本は行動にでた。舌戦で応戦しているが、正義は我が方にある。中国をのさばらせた日本の実力が試される段階である。我々には日米同盟がある。後ろには米国が付いている。まさか、日本を見捨てて米国が逃げ出すようなことはないだろうが。いよいよ、台湾海峡がきな臭くなって来た。中国との一戦が近づいてきた。
さて、そのときロシアは中国に味方するのか。
ロシアは今、ウクライナ侵攻で手こずっているので、手出しはしないと考えられる。もし、手出しするようなら、北方領土を奪い返す好機となる。ついでに千島列島と樺太を取り返すチャンスであろう。積年の恨みを晴らす好機であろう。日本共産党はカイロ宣言で示された領土不拡大の原則に基づき、平和的に定められた樺太・千島交換条約時代の国境に戻すべきとしており、千島列島全島の返還を求めている。
今回はそのような報道記事を紹介する。
皇紀2684年9月27日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
海自護衛艦 台湾海峡通過に中国外務省「越えてはならないレッドライン」と反発 抗議したことを明らかに
TBS NEWS DIG_Microsoft によるストーリー
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海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡を通過したことについて、中国外務省は「越えてはならないレッドラインだ」と反発、日本側に抗議したことを明らかにしました。
海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」がきのう、台湾海峡を通過したことが明らかになりました。
台湾海峡をめぐっては、「航行の自由」を主張することで台湾などへの軍事的圧力を強める中国をけん制する狙いからアメリカの艦船がたびたび通過していますが、海上自衛隊の艦船が通過するのは初めてのことです。
これについて中国外務省の林剣報道官は「台湾問題は中国の主権と領土保全、中日関係の政治的基礎となる問題で、越えてはならないレッドラインだ」と反発、「日本側の政治的意図を強く警戒し、すでに厳正な申し入れを行った」と述べ、抗議したことを明らかにしました。そのうえで、「日本側が台湾問題について言動を慎み、中日関係や台湾海峡の平和と安定を妨害しないよう促す」と警告しています。
海自護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を初通過、岸田首相が派遣指示…軍事的威圧強める中国をけん制
9/26(木) 5:00配信
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海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、自衛隊発足以来、初めて台湾海峡を通過したことがわかった。中国は8月の情報収集機による日本領空侵犯などで軍事的な威圧を強めており、それらの対抗措置として中国をけん制する狙いがある。岸田首相が政府内で検討を進めた結果、護衛艦の派遣を指示した。 【地図】海自護衛艦による台湾海峡通過のイメージ
複数の日本政府関係者が明らかにした。さざなみは25日午前、東シナ海側から台湾海峡の通過を開始し、十数時間をかけて南方向に向けて航行して同日夜に通過を完了した。これに合わせ、オーストラリアやニュージーランドの海軍艦艇も台湾海峡を通過した。
海自は26日から、南シナ海で両国海軍との合同演習を予定している。
8月以降、中国軍は日本周辺での軍事活動を活発化させている。同月26日に情報収集機が長崎県・男女群島沖の領空を侵犯した。9月18日には、中国海軍の空母「遼寧」が与那国島と西表島の間を通過した。中国軍機の領空侵犯や、中国空母による日本の接続水域の航行が確認されたのはいずれも初めてだ。
首相はこのまま何も対応を取らなければ、中国軍の行動がさらにエスカレートする可能性があるとみて、海自派遣に踏み切った。
台湾海峡は最も狭い部分でも幅が約130キロ・メートルある。国家の主権が及ぶと国際的に認められている水域は、沿岸の基線から12カイリ(約22キロ・メートル)の領海で、米国などは台湾海峡について、どの国の領海にも属さない国際水域だとの立場をとっている。
ただ、中国は台湾海峡を国際水域と呼ぶことに反対しており、日本の歴代政権はこれまで、中国側の反発を考慮し、海自艦艇による台湾海峡の通過を控えてきた。これまでも東シナ海に展開する海上保安庁の船が台風接近を避けるため、台湾海峡の公海で待機することはあったが、海峡の通過はなかった。
米国やカナダなどの各国軍艦は「航行の自由」をアピールするため、台湾海峡を定期的に通過している。ドイツの軍艦は今年9月、22年ぶりに台湾海峡を通過した。日本の安全保障環境に危機感
海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡の通過に初めて踏み切ったのは、日本の主権を脅かす中国軍の活動に対し、毅然(きぜん)とした態度を示すためだ。
中国の習近平(シージンピン)国家主席は2027年までに台湾侵攻の準備を整えるように命じているとされ、中国軍の最近の活発な動きはその一環とみる向きもある。
日本政府は軍事的緊張を高めるべきではないとして、海自艦艇の台湾海峡通過に慎重な立場を取ってきたが、岸田首相は日本の安全保障環境に危機感を強め、そうした姿勢では平和を守れないと決断したようだ。
今月23日には、北海道・礼文島北方でロシア軍機も領空を侵犯し、航空自衛隊は強い光と熱を発する「フレア」を使用した警告を初めて行った。中露が緊迫度を高めているのは、首相の退陣表明後の「政治空白」を狙い、反応を試しているとの見方もある。
今後は中国側の反発が予想され、対抗措置に出てくることも想定される。27日投開票の自民党総裁選で選ばれた新総裁は早速、対中政策のあり方を問われることになる。(政治部 谷川広二郎)
海自艦「さざなみ」台湾海峡を初航行 中国の威圧に対抗
2024年9月26日 9:52 (2024年9月26日 11:04更新)
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海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、台湾海峡を通過したことがわかった。海自艦艇が同海峡を通るのは初めて。中国が日本周辺で軍事活動を活発にしていることに対抗し「航行の自由」を主張した。
「さざなみ」はオーストラリアとニュージーランドの艦艇とともに東シナ海側から台湾海峡を南方向に航行した。海自は26日から南シナ海で、両国軍などとの合同演習を予定している。
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中国軍は8月以降、日本周辺で軍事活動を活発化させている。8月26日には情報収集機が長崎県沖の領空を侵犯した。9月18日には中国海軍の空母「遼寧」が沖縄県沖の接続水域を航行した。
中国軍機の領空侵犯や中国空母の接続水域の航行が確認されたのはいずれも初めて。日本をとりまく安全保障環境が厳しくなっている。
国家の主権が及ぶと国際的に認められるのは沿岸の基線から12海里(約22キロメートル)の領海で、米国は台湾海峡をどの国の領海にも属さない国際水域だとの立場を取り、定期的に航行している。
中国は台湾海峡を国際水域と呼ぶことに反対している。日本はこれまで海自艦艇による通過を控えてきた。
台湾を巡っては中国が武力統一に動く可能性が懸念されている。日米欧は「台湾海峡の平和と安定の重要性」をかねて主張している。
【関連記事】
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
池上彰ジャーナリスト・東京工業大学特命教授
ひとこと解説
日本の海上自衛隊の護衛艦が、中国が「領海」だと主張する台湾海峡を通航したことは、とても挑発的な行為に見えるかもしれませんが、実は海上は他国の軍艦にも「無害通航権」があります。攻撃用レーダーを使わず、「敵意がない」ということを示しながらであれば、領海内でも通航できるのです。対外的には「航行の自由」を主張しながら台湾海峡を通航しますが、中国は「無害通航権」を認めているという立場を打ち出せます。中国のメンツをつぶさずに「航行の自由」を主張できる妙手なのです。
台湾、中国の「政治不安」と軍拡に警鐘 周辺で中国軍の活動続く
Reuters によるストーリー
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Ben Blanchard Yimou Lee
[台北 26日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は26日、政治的安定を欠いた中国の軍拡にあらためて警鐘を鳴らした。同部はこの日、大規模な中国軍の活動が台湾周辺で続いているとし、中国軍機29機が中国軍艦と「共同戦闘準備パトロール」を実施したと発表した。
前日には、中国軍機43機が台湾周辺を飛行したと発表。同部の地図によると、うち23機が台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通って台湾の南に向かった後、東海岸に沿って北上した。台湾の領空には入らなかった。
国防部は、9月18日から20日にかけて中国人民解放軍南部戦区の司令官がハワイの米軍を訪問する一方で、中国は朝鮮半島や日本に近い黄海や渤海で「複数回の実弾攻撃演習」を行ったと指摘。中国は対話という幻想を作りながら、軍備増強に全力を尽くしているとの見方を示した。
さらに、こうした中国の動きは「政治的安定を欠いた専制政権の覇権主義的性質を浮き彫りにしており、近隣諸国に重大な課題を突き付けている」と分析した。
中国国防省は、最近の台湾周辺での作戦についてコメントしておらず、ロイターのコメント要請にも答えていない。
安全保障関係者は、25日の中国軍機の飛行は、毎年実施している訓練の一環だと指摘した。中国人民解放軍は台湾海峡と南シナ海での有事を想定し、「外国からの援助阻止」に向けた模擬攻撃を行っているという。台湾南西部沿岸の海域では中国空軍が「制空権」を掌握する演習を行い、バシー海峡周辺の海域で空中給油訓練を行ったとしている。
海自艦の海峡通過、台湾は静観か 本音は歓迎?「協力強化が必要」
朝日新聞社 によるストーリー
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海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」や豪州、ニュージーランドの軍艦が25日、中国と台湾の間の台湾海峡を通過したことについて、台湾は26日午後3時(日本時間同4時)の時点で、正式なコメントを出していない。事実関係を認めていない日本政府への配慮や、中国を過度に刺激することを避ける狙いなどから、事態を静観するとみられる。
【写真】2021年8月、台湾海峡を通過する米海軍のミサイル駆逐艦と米沿岸警備隊の警備船=ロイター
ただ、台湾はこれまで各国軍艦の通過には歓迎を示してきた。9月13日にドイツ軍艦が22年ぶりに台湾海峡を通過した数日後、ドイツ議員団と会談した林佳龍外交部長(外相)はSNSで「『航行の自由』守る各国を歓迎する」と表明している。
頼清徳(ライチントー)総統は繰り返し、民主主義国家との連携を強化することで、中国の脅威に一致して立ち向かっていく方針を示している。政権は今回の日本側の動きも、抑止力の向上をはかる台湾を支持する行動と評価しているとみられる。
中国の反発も想定される。ただ、立法院(議会)で外交・防衛分野を議論する委員会に所属する与党民進党の陳冠廷立法委員(議員)は「台湾への中国の圧力はどこの国の護衛艦が(台湾海峡を)通過したからといって変わるものではない。むしろ圧力を押さえるためには各国との協力強化が必要だ」とみる。(台北=高田正幸)
台湾周辺に中国機70機超 海自護衛艦の海峡通過後に急増
AFPBB News によるストーリー
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【AFP=時事】台湾国防部(国防省)は26日、24時間強の間に延べ70機超の中国軍機と艦艇8隻を台湾周辺で探知したと発表した。海上自衛隊の護衛艦が25日に台湾海峡を初めて通過したと報じられて以降、中国の軍事行動が活発化している。
国防部によると、26日午前6時(同日午前7時)までの24時間に軍用機43機と艦艇8隻が探知された。北東海岸を除く台湾全体を航空機が取り囲んでいる様子を示すイラストも公開した。
午前8時以降にもさらに、戦闘機や無人航空機計29機を確認。国防部は「そのうち21機が台湾海峡の中間線を越え、中国人民解放軍海軍の艦艇と共に『共同戦闘準備パトロール』に参加して北・中・南西部のわが防空識別圏内に侵入した」と述べた。(c)AFP
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ロシア機が領空侵犯→空自戦闘機が「炎の弾」発射! バルカン砲の警告射撃とナニが違う? 過去に実例も
関 賢太郎(航空軍事評論家) の意見
「フレア」ってそもそもナニ?
防衛省の発表によると、2024年9月23日13時から15時にかけて、ロシア軍のIL-38哨戒機が北海道礼文島北方の領空を3度にわたり侵犯。これに対し、航空自衛隊は対領空侵犯措置として戦闘機を緊急発進させ、警告のために「フレア」を投下したそうです。
対領空侵犯措置においてフレアを使用するケースは、「少なくとも公式発表された限りは」今回が初めてとなります。一部メディアには「警告射撃を行った」と報じたところもありましたが、フレアは射撃のための装備ではないため、このような表現だと誤報といえるでしょう。
【画像】爆弾倉を開けている! これが領空侵犯したロシア軍機です
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フレアとは、赤外線誘導式の対空ミサイルを妨害する目的で使用する、いわゆる囮弾です。「赤外線対抗手段(IRCM)」の一種であり、一般的にはマグネシウムなどを主原料とし、母機から射出後に千数百度で強烈に燃焼することで赤外線を大量に発出、これにより赤外線誘導ミサイルの先端部にある赤外線検知器(シーカー)での追尾、いわゆる「ロックオン」を母機から引き寄せます。
機種にもよりますが、1発ごとに使い切りのカートリッジへ収められており、数十発から100発程度を携行することが普通です。射出は、ミサイル接近警報装置など自己防御システムと連動し自動で行われるのが基本ですが、手動で実施することも可能です。
射出されたフレアは極めて明るく発光し、空気抵抗で減速しながら白煙の軌跡を残します。数秒間ですぐに燃え尽きてしまうため、フレアによって相手機に何らかの危害を加えることは困難ですが、地上付近で用いた場合は、草木など燃えやすいものに引火し、まれに火災が発生することもあります。
よりヤバかった30年前の領空侵犯事件
今回、航空自衛隊機は対象となるIL-38が3度目の領空侵犯した際にフレアを投下したとされますが、おそらく相手前方のやや横に出てロシア軍パイロットの視界内に入る位置で、フレアが直撃しないよう距離をとり投下したと推測されます。フレアの閃光と白煙はかなり距離が離れていてもよく見えるため、ロシア軍のパイロットが見逃すということは考えにくいでしょう。
IL-38哨戒機は主に対潜水艦戦闘を目的とした大型機であるため、空対空ミサイルは装備していません。そのため、自衛隊機が本来の目的である囮弾としてフレアを投下したとは考えにくいでしょう。また攻撃されたという発表もなかったので、相手に合図するために使用したといえそうです。
領空侵犯機に対して合図する方法としては他に「信号射撃」があります。これは機関砲を発射することで行われますが、火線を残す曳光弾は瞬時に消えてしまい視認しにくいという欠点があり、またかなり強いメッセージを与えることになるので、視認しやすいフレアはその前段階で行使する手段としては理にかなっています。
フレアを投下する航空自衛隊のF-15戦闘機(画像:航空自衛隊)。
なお、航空自衛隊機が機関砲による信号射撃を行った事例は過去に一度だけ存在します。それは、今から40年ほど前の1987年12月9日、ソ連空軍(現・ロシア空軍)のTu-16偵察機が2度続けて領空侵犯かつ沖縄本島陸地上空まで飛行した際、那覇基地を発進したF-4EJ「ファントムII」戦闘機が実施しました。
今回は、領空侵犯を3度も行っているとはいえ、本土上空を飛んだわけではないため、1987年の事例よりも脅威度は低いと考えられます。
諸外国においても相手に警告を与える上でフレアを使用する事例はいくつかあり、そうした映像もネット上に公開されています。また過去には、ロシア空軍のSu-27戦闘機が公海上空を飛行する無人機に対し、真正面で投下し意図的にフレアをぶつけるようと試みたこともありました。
そういったことを鑑みると、ロシアに対して厳格に抗議はすべきですが、日本政府・防衛省が冷静に対処するのは妥当であり、必要以上に国民が熱くなることは避けるべきでしょう。
参考文献・参考資料
海自護衛艦 台湾海峡通過に中国外務省「越えてはならないレッドライン」と反発 抗議したことを明らかに (msn.com)
海自護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を初通過、岸田首相が派遣指示…軍事的威圧強める中国をけん制(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
海上自衛隊護衛艦が台湾海峡を初航行 「さざなみ」、中国の軍事威圧に対抗 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
台湾、中国の「政治不安」と軍拡に警鐘 周辺で中国軍の活動続く (msn.com)
ロシア機が領空侵犯→空自戦闘機が「炎の弾」発射! バルカン砲の警告射撃とナニが違う? 過去に実例も (msn.com)
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