塚原 諒

1988年生まれ、群馬県高崎市出身。株式会社ツカオ考務店 代表取締役、ドーナツカフェmikko 店主、しなのイエナプランスクール大日向小学校 地域連携ファシリテーター、信州大学経法学部 地域コーディネーター。地域のES細胞としてドーナツづくりから学校づくりまで。

塚原 諒

1988年生まれ、群馬県高崎市出身。株式会社ツカオ考務店 代表取締役、ドーナツカフェmikko 店主、しなのイエナプランスクール大日向小学校 地域連携ファシリテーター、信州大学経法学部 地域コーディネーター。地域のES細胞としてドーナツづくりから学校づくりまで。

最近の記事

2023年11月18日「ともに学校をつくるための対話の会」

大日向小学校・中学校では、年に3回ほど「学校セッション」と呼んでいる、子ども・教職員・保護者・理事による、学校をより良くするための話し合いの場が開かれています。また、それとは別に「ともに学校をつくるための対話の会」という会も開かれています。 昨日は今年度2回目の「学校セッション」と、今年度3回目となる「ともに学校をつくるための対話の会」でした。 昨日の「ともにつくる会」は、理事長・校長を含む理事会のメンバーが今持ちうる総力を出し尽くした会だった・・・とやや大袈裟に言ってし

    • Dag6 / Bezoek aan Nederland / 20230901

      この日は前半の最終日。 森での生活に後ろ髪引かれつつ、エヒテンに別れを告げ、 2校目の小学校を見学させてもらいに。

      • Dag3-5 / Bezoek aan Nederland / 20230829-31

        3日目〜5日目までを写真中心にダイジェストでお送りします。 Dag3|8月29日(火) 午後の講師はエヴァさん。テーマは「個々に合わせた学習」について。 2つの講座が終了。 Dag4|8月30日(水) 朝、研修所のまわりを走りにいく。

        • Dag2 / Bezoek aan Nederland / 20230828

          8月28日(月)、2日目の朝です。 というわけで、今日からイエナプラン教育の研修がスタートです。 初日は、ドクタースハエプマンスクールという、オランダに200近くあるイエナプランスクールの中でも「模範校」とも呼ばれるらしい学校の見学へ。 こちらで30年近く校長をされていたリーンさん(大日向小学校の開校を祝う会にも来てくださった方です)が説明をしてくださいました。 「皆さんからは、もしかしたら一見すると(最初のボールのように)カオスに見えるかもれしれない。でもそれは単な

          Dag1 / Bezoek aan Nederland / 20230827

          8月27日から9月7日までオランダに来ています! 前半はイエナプラン教育の研修(小学校の見学含む)、 後半は中等教育校の視察です。 その滞在の記録を日記的に綴っていこうと思います。 あらかじめ決める方針は1つ。時間をかけすぎないこと。写真中心で、 テキストは原則一筆書き(読み返し推敲はしない)でいきます。 というわけで、時計の針を2023年8月27日(日)の10時まで戻します。   *** 2023年の夏休みもまもなく終わり、 大日向小学校は来年度の児童募集が本格ス

          Dag1 / Bezoek aan Nederland / 20230827

          未来妄想カフェ @大日向中学校 技術室

          去る2月14日の放課後(というか就業時間後)、大日向中学校の技術室を会場に「未来を妄想する」をテーマに、小学校・中学校の教職員の皆さんと自由参加なおしゃべりの場を開きました(年度末のバチバチに忙しい時期にも関わらずリアルとオンライン合わせて10名を超える方が参加してくれました。多謝) ひと月ほど前にふと思いつき、この日から隔週開催で年度末までに3回実施する予定の、一応連続企画。初回は「『未来』を探る上でヒントとなりそうなキーワード」皆さんに持ち寄って(Bring Your

          未来妄想カフェ @大日向中学校 技術室

          『THE FIRST SLAM DUNK』 の話

          ※作品の内容に触れてます。 昨晩、『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきた。 * * * * * * * 凄すぎた。 何が凄かったのか? を考えて言葉にしていかないと気が済まない性質なので、長い余韻の中にいる内に、他の人の考えや視点が入ってくる前に、まずは自分の中にある言葉で、感想を置き換える作業をしておきたい。 ひと晩経って思うのは、この作品は原作の連載終了から26年が経った今において、軸が全くブレていない「語り直し」だと思ったのだけれど、冷めない興奮

          『THE FIRST SLAM DUNK』 の話

          ニッチの取り合いにならないような環境設計や生存戦略

          雑草研究者の稲垣さんの本を読んでいる。とても面白い。 以下は「多様性」をめぐる第四章の一部と、そこから考えたことを。 一世風靡したSMAPの超ヒットソング「世界に一つだけの花」の有名なフレーズを引用し、これについてはさまざまな解釈ができるとしつつ、生物の世界では「ナンバー1しか生きられない」という鉄則が存在すると著者は説明する。 どういうことか。 生物学者のガウゼさんが行ったゾウリムシの飼育実験(ガウゼの実験)の話。 ある水槽に、ヒメゾウリムシとゾウリムシを入れて飼

          ニッチの取り合いにならないような環境設計や生存戦略

          「考える」を務めるということ

          ここ最近、考えることが増えた。考えている時間が増えた。 その「考える」のスターターになっているのは自分自身の「学びの量」だと気づいたのは最近のことだ。 週5日、毎朝ドーナツを3時間かけてつくっている時間の半分以上は、何かしらの動画を見たり聞いたりしている。とにかく新しい情報や知識、他人の考えをモリモリと食べるようにしている。そのことに一層自覚的になったのは、多分5月にコロナで店を閉めた期間にインプット量が格段に落ちたことを実感してからだ。自覚的になったおかげで、インプットの

          「考える」を務めるということ

          クルミド出版『カフェから時代は創られる』販売しています@mikko

          いま、自分が小さなカフェの店主まがいのことをやれているのは、大学生の頃に東京・赤坂のスターバックスでアルバイトをさせてもらったおかげです。学んだことは山ほどあります。その最たるものこそ、カフェというのは単に飲みものや食べものを提供しているのではなく、それを含めた「体験」であり「場」を提供しているのだということでした。 2018年に、佐久穂町ではじめたmikko。どうにも「ドーナツ」が脚光を浴びがちですが(確かにそれは「ねらって」いたことだったので、一方でそれは成功の裏返しな

          クルミド出版『カフェから時代は創られる』販売しています@mikko

          新しいコミュニティについて

          2020年6月20日、佐久穂や近隣の町々を拠点に「NUKADOCO」という名前の新しいコミュニティが醸しはじめます。僕は主にコンセプトづくりの部分でお手伝いをしてきました(これからもしていきます)。 最初にこの話をいただいた時は、「コワーキングコミュニティを」という話でした。課題ベース(こういうことを解決したい)でもなく、手段ベース(こういう手法を用いたい)でもなく、良い意味で中立的で、あとはどうやって「人が集まる理由」を設えるのかが大事になってくるかもしれない、と最初のお

          新しいコミュニティについて

          拝啓「mikkoの屋上」の皆さま

          佐久穂は、雨です。 (先週の6月3日より店舗の営業を再開しました) 雨の日は大体のんびりで、今は客席にしれっと座りながら、この文章を書きはじめています。 皆さま、こんにちは。 mikko店主の塚原です。 長らくこのグループをつくって招待したまま音沙汰なしでごめんなさい。 いきなり謝罪かよ! そうですいきなり謝罪です(笑) いまこの非公開グループには僕を除くと31名の皆さんがご参加くださっています。いまのところ皆さん全員が、先月開催した「mikkoのオンラインワークショッ

          拝啓「mikkoの屋上」の皆さま

          納豆とシュークリーム(朝ドラ『エール』第8週に寄せて)

          NHKの朝ドラ『エール』が面白い。 観たことがない方のために。 『エール』は福島県出身の作曲家・古山裕一をめぐる物語だ。 日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服屋に、のちに多くの名曲を生み出すことになる作曲家・古山裕一が誕生する。老舗の跡取りとして育てられた裕一だが、少々ぼんやりしていて、 周りには取り柄がない子どもだと思われていた。しかし音楽に出会いその喜びに目覚めると、独学で作曲の才能を開花させてゆく。 青年になった裕一は、一度は

          納豆とシュークリーム(朝ドラ『エール』第8週に寄せて)

          文化の四象限と、大喜利の民主化

          残念ながら、このところの状況を鑑みて、3月8日に佐久穂町の古民家ゲストハウス内津亭で予定していた、みんなでつくるローカルな大喜利の会(HOPPONグランプリ)は延期とした。開催延期を残念がってくださる声を思っていた以上に熱く寄せてもらい、決断してからの方がより残念な気持ちが強まる。ただ、1人でも「嫌な予感がする」場合はやめておいた方がよいという気持ちは変わらない。というわけで時機を見て、また企画をしますので、皆さんぜひ遊びに来てくださいね。 さて、以下はその大喜利企画に関す

          文化の四象限と、大喜利の民主化

          淡々と流れゆく映像に惹きこまれた。

          展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」を観にいったときの話。 会場入口でもらえるマップに「ミナ ペルホネンのものづくりの営みを自然界に例えて各章の名称としています」とあるように、展示は全部で8つの部屋に分かれていて、それぞれに章題がついている。どれもとても興味深く、1時間ちょっとでは十分に観きれなかったことが少し悔やまれる。 そのうち「風 / life and design」の章では、パリ、山形、沖縄、東京の4つのまちを舞台に、それぞれミナペルホネンの服を愛用している

          淡々と流れゆく映像に惹きこまれた。

          「遠い概念」ではなく「関わりある指針」としてのSDGs

          SDGsのカードゲーム(地方創生版)を体験してきた。 こうして改まって「SDGsについて書く」のは、「今更感」が無いといえば嘘になる。でもこの「今更感」はサクッと乗り越えて進まないと、2030年は10年後だ。何よりSDGsのマークはドーナツなのだから。 僕らのような地域の零細飲食店は、地域の生態系の中で生かされている。それは今の立地環境で1年半店をやってきて感じる、紛れもない実感だ。 例えば、地域のことを深く知っていて、新参者の僕らと一緒に店を盛り上げてくれる方がいる。

          「遠い概念」ではなく「関わりある指針」としてのSDGs