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【小説】かざらの魔剣

一千年前、火山の噴火によって火口から大量の魔物が降ってきた。その混沌とした世界を、私の先祖うらら(羽羅羅)はたった一人で救った。全て斬り殺したのではなく、魔剣から繰り出せる魔法を使って、再び魔物を火山に封じたのだ。そして、今は平和となったこの世界でもなお伝えられ続けている彼女の魔剣は、今は何のためにあるのだろう? この魔剣で私にできることは何だろうか?


私の名前はかざら(風羅)。らら族の末裔で十九歳の女子。うちに代々伝わる伝説の魔剣を手に、自分には何ができるか模索の旅をしている。故郷の町から、最初は歩いて出発したけれど、今の移動手段はそれと違う。ホンウェイ寺というお寺の井戸の中に住んでいた、青い龍のロンウェイと友達になってからは、空を飛ぶ彼の背に乗って遥かな距離を旅できるようになった。平和な今じゃ、魔剣は持っているだけでほとんど使わない。でも、いざという時には使いこなせるように、幼い頃から剣の稽古を積んできている。剣の実力を生かして、王の側近として護衛の職に就けるんじゃないかと思って、今は王朝ヤルターグを目指して飛んでいる。


「でもさ、ロンウェイ。」私は龍に話しかけた。

「その前に、まずは火山を見に行かない? うららが魔物と死闘を繰り広げた、あのテウロ火山。」

ロンウェイは鼻息で返事をすると、高度を下げて方向を変えた。


『大切なものを守るために使うように。』あの日、真っ赤な絨毯の敷かれた書斎で、足をぶらつかせてソファに座る幼い私に、若かった父さんは言った。

『らら族の誇りを持って、魔剣を扱うように。』父さんは言って、当時の私の身長より長い魔剣を私に託した。この魔剣は、らら族の女性しか使えない。他の人が使う時は、魔力を発揮できずにただの剣となってしまうのだ。父さんには、守りたいものがあった。けれど、守れずに失ってきた。だからこそ、私にそう言ったのだろう。そして、父さんは、その日から幾日も経つと、もともと持っていた病のために亡くなった。


火山のすぐそばの村で、シルスという少年に会った。年齢のわりに成熟した筋肉がついており、笑顔が素敵な、快活そうな子だった。彼は、かつて魔物にむごく襲われたこの村の数少なかった生き残りの子孫であるので、いつか同じようなことが起きた時、自分が村を守れるよう、剣士を目指して鍛錬していると言っていた。

「火山の敵は分裂するの。そういう相手には魔剣でないと斬っても斬っても増え続けるわよ。」私は言った。

「そんなの本当かどうかわからないじゃないか。お姉さんはどうしてそんなことを知っているの」

「私が、その伝説をよく知っているからよ。ほら、これが魔剣。私みたいならら族の女にしか使えないのよ」

少年は、私の持つ大きなエメラルドで飾られた魔剣を見ると、驚いた表情を見せた。

「そうなの? ええー、俺にも使える魔剣があったらよかったのに。」

その時、私はルキアのことを思い出した。『魔剣を複製する』と言っていた。複製した魔剣なら、この少年にも扱えるかもしれない。あの子に魔剣を渡した方が良かったのだろうか?

いや、まさか。


その日は、シルスくんの家に泊めてもらった。翌朝。

「お姉さん、昨日の話。」

「魔剣の話?」

「うん。火山の魔物の話。弟のカリファーは、この村は火山の麓にあって危険だから、見捨てて引っ越すべきだっていうんだ。同じような考えで、何人もの人が村を離れていった。だけど俺は、この村を守っていきたいんだ。」

「そう」

「だから、お姉さんにはこの村にずっといてもらいたいって思った。でもそんなのは、できないんだよね。」

「魔物が降ってきたら、一番に駆けつけるわ。私が守ってあげる」

「ほんと?」

「約束する。」


私とロンウェイは、この村を後にした。


     ◇


「ルキア、今の任務はどう?」

食堂のテーブルを挟んだ向かいに座る、同僚の男イテオは僕に尋ねた。

「なかなかに難航している。でも必ず成し遂げてみせるよ」

そう答えた。僕は今まで任務に失敗したことがない。この僕が、失敗なんてするわけがない。僕にとってはいつでも、組織から任される任務が全てだった。今回も、うまく事を運ぶつもりだ。


「ようやく見つけた……かざら、だな?」

茂みから姿を現した僕に、その年上の女は警戒した。

「誰っ?」


任務のためにかざらを探し回っていたが、彼女が龍に乗っているという情報を得てからは、足跡や糞など龍のいた形跡をたどり、このひと気のない森の泉で、龍の水浴びのためにここを訪れていたかざらに接触することができた。

「僕はルキアだ。かざら、その魔剣をこっちへよこせ。」

「え? はい? いや、何のために」

「伝説の魔剣はとても珍しいから、腕利きの鍛冶屋に複製してもらうんだ。もちろん、本物とまるで違いのない性能の魔剣を作らせるよ。本物は僕のいる組織が管理する。僕の組織は博物館なんだ」

「そんな、だめよ」

「なぜだ?」

「魔剣はらら族に代々伝わるもので、お父様から託された大事なものなの。私もこれを将来の自分の子供に伝えなくちゃならないの。それが伝統だから。らら族以外の人には渡せないわ」

「もう世界は平和になったんだ。らら族が持っていなければならない理由はないだろう。僕に預けてくれさえすれば、昔この世界でこんなことがあったと人々に伝える重要な資料としても役にたつんだよ?」

「いつまた魔物が現れるかわからないもの。いざって時のために私が持っていないと心配でしょう」

僕らは両者一歩も譲らず、口論に近い交渉は続いた。先に諦めたのは僕だった。

「どうしても聞きわけがないようだな……。今日のところは諦める。だけど、必ずまた来る。僕に預けた方が世の中のためにもなるということを、お前が理解するまで僕はお前を見逃さない。よく考えるんだな。」


僕はいつも父親や組織の大人たちの命令に忠実で、命令を守り、上の人に認められることだけを生きがいにして生きてきた。今回、僕は父の命令でかざらの魔剣を奪おうとしたけれど、うまくいかなかった。愛車のバイクで何キロも走り、組織の人間が共同生活をしている施設に戻ると、とっくに翌日の未明になっていた。


     ◇


火山の村を去ってから数日後、私とロンウェイはヤルターグの都のきらびやかな門の前に着いた。私はロンウェイを降りると、都の中へ進んでいった。


ヤルターグには、王の他に日巫女という役職があった。それは世襲制で、必ず王家の女性が、その国の日巫女になる決まりらしい。その国の者がいうには、日巫女が毎日、太陽に祈りを捧げていることでこの世界……ヤルターグだけでなく全ての国々……は豊作や平和などの恩恵を受けているとのことだった。

ヤルターグの中央通りを歩いていると、何人もの通行人に怪訝そうな顔を向けられた。剣を持っている女が珍しいのだろう。やがて王宮の外観が目の前に見えてくると、

「だめだよ!」と、王宮の正面入り口に続く石段に腰掛けていた、十歳くらいの少年に声をかけられた。


彼の名前はくわめ(桑目)。王宮の厨房で日巫女の食事を作ったり、運んだりする仕事をしているらしい。

「この国は女の人には優しくないよ。ぼくの妹のつやきだって、役に立たないからって家の人に売りに出されたんだから。そんな女が、剣なんて持って王宮に入っていいわけがない。お前みたいな外国の女はこの国に入ってこない方がいいよ。」

私は突っ立っていたので、くわめが石段を降りてきて私に近づいた。

「何だこれ……きれいな剣だね……」

私の腰の鞘に収まる魔剣をうっとり眺めて、少年は言った。

「これは、魔剣よ。大昔の火山で起きたこと、知っている?」

「魔剣だって!」

少年は叫び声に近い声で言った。

「魔剣が世界を平和にしたんじゃないよ! そうだとしたら、日巫女様は何のためにいるんだって話になるよ。魔剣の伝説なんか嘘なんだよ。みんなそう言う。」

この国の人々は、世界から魔物が消え去ったのは、魔剣ではなく日巫女の祈りのおかげだと信じており、魔剣を、日巫女の存在意義を否定する邪悪な剣だと嫌悪する。

「祈りの力こそが全てなんだよ!」

ヤルターグは、日巫女のことはまるで心臓のように大事にするのに、一般の女性には厳しく、さらには魔剣やらら族、一千年前のうららの伝説を嫌うようだ。


私はそれでも王にまみえようとした。王宮内部を進み、王のいる部屋の戸を叩く。

「ここはヤルターグ王宮の謁見の間だ。外国の女が何の用だ」

扉を開けて私の顔をにらみながら、王の側近の男つるご(鶴後)は言った。私は自分の体の後ろに魔剣を隠して、挨拶とお会いしたい旨を伝えた。

「陛下、王に謁見したいと申す者が……外国から来た女なのですが」

「構わない、通せ」

居室の中から王の声がかすかに聞こえた。

扉から中に入ると、中は絢爛豪華そのものだった。

「よくぞ参った。して、その……その美しい剣は、私への貢ぎ物かな?」

王のその言葉で剣を目撃して、つるごは「こいつ……!」と言わんばかりに目を三角にした。

「いえ、違います! この剣を使えるのは私だけなんです。剣術には自信があります。どうか私を、陛下の護衛として雇っていただきたいのです。この魔剣に誓って、あなた様をお守りします」

うっかり口を滑らせたことに、王の次の台詞を聞くまで、気づかなかった。

「何、魔剣だと? あの、一千年前の日巫女の祈りを否定する剣だというのか? なんという無礼。ひっ捕らえよ!」


     ◇


そして、その事実は、ある時突然知ることになった。

ある深夜、僕は、普段は足を踏み入れない、地下の実験室に用事があった。実験室にものを届けると、自室に帰ろうとしたが、どう進めばいつものフロアに戻れるのか、わからない。組織の施設の地下一階で、迷子になってしまった。


薄暗い廊下を進み、迷い込んだそのもっと暗い部屋には、うるさいくらいの空調の音と、奇妙な光景があった。リノリウムの床の上に、人間が一人入るサイズの縦長のガラス製のカプセルが、二十個以上も、並んで横たわっていた。中が見えるので見たところ、どのカプセルにも、目を閉じた少年や少女が一人ずつ入っていた。僕は圧倒されて、カプセルとカプセルの間をただ歩き回った。ここはいったい何の部屋なんだろう。


そして、その何人もの中から、僕は、自分みたいな深緑色の短髪をした少年を発見した。ううん、僕と似ていたのは髪だけではない。顔立ちが僕にそっくりだということが、目を閉じていてもわかった。さらにその少年は、僕が昔好んで着ていた記憶のある、赤いスタジャンを着ていた。


「これは……僕?」

思わず声に出すと、何種類かの書類を挟んだバインダーを手に、この部屋の温度管理の仕事をしていた大人の男が、僕に気づいた。

「おや、ルキアくんかい」僕もこの時まで、彼に気づけなかった。

それは、イテオの父さんだった。痩せていて長身で、黄土色のつなぎを着ていて、イテオと同じ、薄紅色の髪をしている。

「ああ、それか。見つけてしまったんだね」

「ここは何なんですか?」

「うん……組織の中で一目置かれている君のことだし、もう話してもいいかもしれないね。ここは、保冷庫。老化や死亡をさせないように人間を冷凍保存するための秘密の部屋なんだ」

「人間を……冷凍保存?」

「この組織はね、ルキアくん。美しいもの、珍しいものの伝承のため、物品を収集・保管・展示する……博物館であることは知っているよね。」

「もちろんです」

「でも実はね、物だけじゃないんだ。この組織は美しい少年、少女をも収集・保管・展示する。君もかつて、その対象だったんだ。」

「!?」

「君のお父さんはね、七年前、まだ十歳の美しい君を、その若さのまま永遠に保存しておきたくなったんだ。この施設の実験室には行ったことある?」

「ちょうどいま、実験室からの帰りです」

「そうかい。七年前、あの実験室でね、ルキアという人間は二人に分身したんだ。お父さんジエルの手によって。本物のルキアはこっちの、カプセルの中で眠っているほう。君はこの十歳のルキアのコピーが成長したものなんだよ」


「内緒だからね」とイテオの父さんは言った。それが、この組織の裏の目的を誰にも話すなという意味なのか、それとも自分がこれを僕にばらしたことを秘密にしろということなのか、それはわからなかった。それからのことは、断片的であまりよく覚えていない。確か、地上階に出る階段の場所を教えてもらって、部屋に帰って寝たはずだけど、あまり記憶にない。だけど、これだけはしっかりと覚えた。組織の地下には保冷庫があり、僕がもう一人いるってことだけは。


     ◇


つるごの手によって魔剣は没収され、私は身ぐるみを……ずっと着ていた桃色のブラウスと赤い袴スカートを脱がされ、ボロ布を着せられて王宮の地下牢にぶち込まれた。男に髪を引っ張られながら、「こやつの龍も殺してしまえ」という王の叫び声が聞こえた。そのあと、どうなるか、私には瞬時に予想がついた。敵意を持った人間に囲まれでもしたら、ロンウェイは戦闘態勢になるに違いなかった。ロンウェイは、自分の敵だと思った者には口から火を吐いて攻撃するのだ。十数分後、王宮に炎が迫ってきたのがわかった時、「やっぱり」と思った。


     ◇


何日も走り続けた愛車のバイクで、かざらのいるはずのヤルターグにたどり着くと、都の内部では騒ぎが起きていた。「龍が空から攻撃してくる!」「倒せ!」「無理だ!」「逃げろ!」と……色々な指示や悲鳴が聞こえる混沌とした空間になっていた。

龍だって? かざらの龍か? そう思って見上げた空では、あの、森の泉で見た青い龍が、暴れて人という人、建物という建物に炎をぶつけまくっていた。いったい何が起こったんだ?

僕は燃え盛る炎の中をかいくぐり、ヤルターグの王宮を目指した。王宮から逃げ惑う権力者の一人に、僕が「魔剣を持った女を知りませんか?」と尋ねると、「王に無礼をしたから、地下の牢屋に閉じ込められている」と返事があった。

「あの女は王に失礼どころか、この国を自分の龍で滅ぼそうとしているんだ! とんでもないやつだ! もし、会ったら殺してくれ!」

そう叫ぶと、権力者は都の外へ通じていそうな道に消えていった。


扉が燃えていて入れないので、王宮の中へは、燃え落ちて壁にあいた穴から忍び込んだ。中も騒ぎでゴタゴタしていたので、誰も僕の侵入を咎めなかった。やがて地下牢への階段を見つけると、迷わず入っていった。その空間にいくつもある檻には罪人が一人ずつ入れられている。「かざら!」僕が声をかけて、小さな針で、かざらのいる檻の鍵を開けると、扉は「キィ」という音を立てて開いた。

「! ルキアくん? どうして!」

「……助けてほしいんだ」


     ◇


彼の顔には返り血がついていた。腰に差しているダガーだろうか。

「ほら、君の魔剣。あの男を殺して奪ってきたから」

やはりそのようだ。ルキアくんはつるごを殺したんだ。

私は魔剣を受け取り、ルキアとともに地下牢から脱出した。ぼろきれみたいな服しか着ていないことは気がかりではあったけれど、それどころじゃない感じだった。

外に出ると、やはり、火の海になっていた。私は、頭上で興奮しているロンウェイに腕を振って合図をした。

「ロンウェイ! 私は無事だよ。もう火を吐かなくていいよ!」

ロンウェイは私を見つけた。そして地上に近づくと、愛しそうに私に顔を寄せてきた。


私はいつものようにロンウェイの背中に乗り、ルキアを私の後ろに乗せた。

そしてルキアは言った。

「このまま博物館を目指してくれ。場所は僕が誘導する。」


その後のルキアの話は、衝撃的なものだった。

私は、魔剣を持ってルキアとともに組織の施設に乗り込んだ。かつて父の言った、大切なものを守るため——それが今であった。

魔剣を振り回して、どよめく人々を振り切り、私の前を走るルキアを追って施設の地下まで進んで行った。やがて着いた一つの扉の前で、ルキアは私に「その保冷庫って、ここなんだ」と言った。誰もいない暗い室内を進み、私たちはそこで一つのカプセルを前にした。


中には、ルキアが入っていた。


「ダガーでは割れなかった。特殊な加工をしたガラスらしい。魔剣の魔法で、このカプセルを壊してくれないか」

私は魔剣で繰り出せる雷属性の攻撃魔法で、ガラスに衝撃を与えて割り、中に入っていた十歳のルキアを解凍した。まだ気絶しているとても冷たい本物のルキアを抱きかかえながら、コピーのルキアは、私に

「ありがとう」

「今ここで僕を殺してくれ」と言った。


     ◇


「今ここで僕を殺してくれ。そうしたら、このルキアを連れて施設の外へ逃げてくれ」

僕はかざらにそう言った。父親に褒められるためじゃなく、組織に認められるためでもなく、命令のための人生を歩むのではなくて、本物の僕にはこの世を自由に生きてほしいという思いからだった。

「でも……!」とかざらはいう。

「組織は僕を裏切った。だから僕も組織を裏切ってやった。組織での生き方しか知らない僕に、もう生きる場所はない。殺してくれ」


かざらは黙って頷き、魔剣で僕の腹を貫いた。僕の赤い血が飛び散った床の上に、僕は倒れこんだ。


     ◇


結局、魔剣で私にできたことは、シルスくんとの約束と、ルキアくんを救うことだった。あれから、私は冷たい本物のルキアを背負って、「侵入者だ! 保冷庫から検体を持ち出そうとしている!」との声が飛び交う中、一心不乱に出口まで走って組織の施設から脱出した。


私はロンウェイに乗ると、テウロ火山のそばまで行くようロンウェイに伝えた。ロンウェイは幼いルキアを抱いた私を背に乗せてとび、火山の近くの、あの村にたどり着いた。

いつ、また噴火して魔物が出てくるかわからない。だから、私はきっとこの村にいた方がいいのだと、ヤルターグでのことがあったから、そう思えた。

「お姉さん! どうしたの、そのかっこうは」

「ヤルターグでひどい目にあったの、もうあの国にはいられないわ。だから、ずっとここにいられるよ」

私は手の中できらきらと光る魔剣の柄をシルスに見せた。

「本当? この村を守ってくれるの?」

「ええ。有事の時には、ここからすぐに火山に向かえるしね」

そのあと、私はロンウェイと一緒に住める、空き家になっていた広めの平屋を借りて、ロンウェイと、ルキアとともにここでの暮らしを始めた。


今、本物のルキアくんは十一歳。あれから一年が経ち、最初の頃は組織に帰りたがっていた彼も、今は私の弟という立場に馴染んでいる。

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