創り、作る

こんにちは。帰省の移動中で暇なので、この間言ってた創作が好きというお話でもしようかと。本当は車窓をゆっくり眺めようかな〜と思ってたんですが、座った席的に見えそうにないので。

突然ですが、創作の定義ってなんでしょうか。日本国語大辞典には「① 新しいものを最初につくりだすこと。ものを生みだすこと。また、そのもの。創造。」とあります。僕が好きな創作もこれで、「ゼロから人の心を動かすものを創ること」だと思っています。何もないところから生み出すのって本当にすごい。

こんなことを言っている自分ですが、創作というものに陶酔するようになったのがいつからか全くわかっていません。なので今回は、自分の記憶に残っている限りの感動した創作物についてお話ししていきます。

自分の創作好きの原点はゲームBGMだと思っています。なんだよ、全く乙でもないし教養人でもないじゃないか、と思うかもしれませんがBGMって凄いんですよ。「ゲームのプレイ中にBGMなんか気にしないよ」という人が多数でしょうが、そこにBGMの凄さがあると思っています。みんなは意識してないけどそこにBGMは流れているわけです。これって凄くないですか?誰の邪魔にもならないよう、ただ"バックグラウンド"で世界を彩っているわけです。考えすぎかもしれませんが。僕がゲーム機を触り出したのは6歳頃だったでしょうか。当時イギリスに引っ越すことになって、マンションに住んでいた皆が旅立つ日にDSliteをくれたのを覚えています。かくして小さな頃からゲームには触れていたのですが、当然BGMなんか興味がないわけでただただゲームを楽しんでいました。そのまま中学生になってスマホを手にし、youtubeで当時やっていたゲームの曲を見つけた時でした。当時の記憶が曲と一緒に帰ってきたんです。この辺りからゲーム音楽の凄さに気づいて、曲単体で聴くようになったと思います。そこからはどんなBGMが流れるんだろうとワクワクしながらゲームをするようになりました。もちろんゲームも楽しんでますよ。いやあBGMってすごい。
折角なので記憶に強く残ってる曲を置いておきます。

プレイしたのは小2、3くらいのころでしょうか。本作の裏ボスにあたるレッド戦のBGMです。この曲を聞いた時の緊張感はギリギリ体が覚えてました。

世界的に話題になったRPG、UNDERTALEの作者による続編の戦闘曲です。プレイしたのは高1の頃でしたが、初めて聴いたときに鳥肌が止まらなかったのを今でも鮮明に覚えています。


まだ何十曲も紹介したい気分なのですが、趣旨が変わってしまうのでやめておきます。またの機会に……


自分の印象に残っている創作物、2つ目は村上春樹氏の「風の歌を聴け」です。といってもこれも自分から読んだものではなくて、初めは浪人中に予備校の現代文の授業で一小節を読んだだけでした。無口な"ぼく"が精神科の先生との対話を通じて無口ではない普通の子になる、といったエピソードで、なんてことないじゃないかと思いながら問題を解いていった覚えがあります。
結果としては、僕は何もわかっていなかったようでした。予備校の先生の解説は割愛しますが、表現に込められた繊細な思いを肌で感じたのは初めてで(遅い)、授業に深い感銘を受けたのを今でも覚えています。勿論、書き手の意思と違うかもしれない、そもそも小説に普遍的解釈を与えるのは野暮だ、という考えもわかります。それでも僕はあの先生の授業に感動し、創作の凄さに気付かされました。あまりの感動にその日の帰りに赤羽駅の本屋でその本を買ったのも記憶に新しいです。授業ほどの納得いく解釈は自分ではできなかったけど。今思えば、好きなものが「ゲームBGM」から「創作」に広がったきっかけはこれかもしれません。小池先生ありがとう……。


最後になる3つ目ですが、尾田栄一郎氏の「ONE PIECE」です。わざわざ言うまでもないほどの国民的漫画ですが、本当に好きなので。
ONE PIECEはイギリスに住んでた頃(6、7歳)に読み始めました。確か父の大学時代の友人が譲ってくれたとかで1巻から当時の最新刊まであったんですよね。小説と違って漫画は視覚に訴えかけてくれるので、小さな自分でも楽しく読んでいました。それにしてもONE PIECE、長寿すぎる。確か当時日本の本が売ってる店で新刊の50巻を買ったような…… 現在103巻まで刊行しているので、ONE PIECEの半分以上は僕と一緒に育ってきているわけです(?)  調べてみたら1997年から連載されてるみたい。
"ゼロから何かを生み出す"の中でも漫画は別格だと思っています。キャラクターにストーリー、そして何よりウケるような絵を(基本)1人で生み出さなければいけない。しかも週刊連載となると、それを毎週毎週……。考えただけで気が遠くなりそうです。
そんなONE PIECEですが、漫画として楽しむ域を超えて創作として感動するようになったのは最近です。やっぱ予備校での経験が大きかったのかな。感動の原因はよくわかっていませんが、今が一番面白い(と自分は思っている)ことが原因なのかなと思っています。何回も読者を楽しませているのにまだ面白くなるのか、と。最近は読んでると感動するシーンでもないのに面白すぎて涙出そうになるんですよね。完全に変な人です。
ONE PIECEの何が面白いかと聞かれたら「わからんから読め」としか言えません。何が言いたいかわからない文章になってるかもしれませんが、とにかく良いんです……。


これら3つが僕を創作好きにした気がするんですよね。こんな風に何かを世に残して人々の心に残ってみたいなあ、という漠然とした夢はあるのですが、道のりはまだまだ長そうです。 このnoteもいつか何かのきっかけになればいいなあ。

長きにわたりお付き合いいただきありがとうございました。(読んでくれた人いるのかな)なんと2400文字!レポートもこんだけ楽しく書けたらいいんだけどな〜〜

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