【楽曲レビュー】日向坂46「絶対的第六感」カップリング曲を聴くと「運営は大丈夫なのか?」と心配になる

「君はハニーデュー」でトンネルを抜けたかと思いきや、「絶対的第六感」でまた暗く出口の見えないトンネルに入るかのようなカップリング曲が揃っててぞーっとした。

ざっと聴いて感じるのは「種花はもしかして日向坂にモチベーションを失っているのでは」という曲がいくつもあることだ。「雪は降る 心の世界に」はもう良い悪いというより「大丈夫?1日で作ってない?」と思わされるというか。

「日向坂はわりと暗さのある人たちが明るくあろうとするグループなんだ」とか私はさっくり書いたりしてたんだけど、このシングル収録曲の楽曲トーンがまるで地方の町の路地に入ったみたいに古くて暗い。

「永遠のソフィア」イントロのメロディラインなどがわざと昭和歌謡みたいな感じあると、よくない意味で「一応やすすはまだ日向坂に関与してるんだなあ」って思う。僕青とかも「うわーっ!21世紀に入って今年で23年!なのにあんな感じの曲を歌わせるって何!?」ってなったし。あれは意図はなく関与だけがある、やすすプロデュースですよというノルマなのか。

いま適当な昭和歌謡メロを聴くと、令和のハイレベルなJpopやkpopを聴いてるだろうメンバーの皆さんの心中はどうなんだろうと思ってしまうくらい。

4人も卒業しちゃうから暗くなるのもやむなしかもだけど、みんなを送り出す曲がこれはまずくない?下半期も折り返そうというときにこれは、昨年のゼロイチがまずいのではと思わされた時より重篤な感じする。

ほんとに外番組とかいろんな活動してても、結局すべては新曲のための伏線みたいなとこある。だから何にも増して楽曲がからっぽだったりすると、すべての伏線がなかったことになる長編漫画を見ちゃうような気持ちになる。

これなら46時間TVでやった、ひらほー作詞作曲プロデュースのwistar再録のほうが嬉しいまである。ひらほーには少なくともモチベーションがあるから。

メンバーにモチベーションは絶対あるんだけど、なんだかやすすや種花側のモチベーションがどうしてここまでなくなってしまった(ように見える)のかが気になる。

せっかく宮崎のひなたフェスから、ツアーで最後に東京ドームと年末の流れを作っているのに、芯のところでは内部は壊れてるんじゃないかというか。ひよたんをドームに出演させず、福岡で卒業しますってやらせるのも「ねえ種花大丈夫?」って思うし。卒セレを出汁に福岡公演を埋めようという意図なの? 

なんだか楽曲レビューから脱線しちゃったけど、年末の疾走と同時に落とし穴の予感がある今回シングルだった。坂道での昭和歌謡メロ、それは作る側がやる気をなくしているサイレンの音・・・