欅坂の粗悪なトラウマが突然に蘇る。噂されるメンズ坂道プロジェクトの奇妙な動き

人生のきついところは、大人になってしっかり過ごしていても、ふとした時に昔の拭いがたいトラウマに苛まれることであろう。

こうした誰にでもあるトラウマの記憶が呼び起こされることは、アイドルグループを一人の人間として例えたとしてもあり得るのだろうか。

不安定な子供のトラウマ・欅坂が過去になり、櫻坂が櫻坂として調和しつつあるタイミングで、一部から注目されているのが「とあるプロジェクトチーム」だろう。

このチームがいま欅坂的なものをやり直そうとする、メンズ坂道を動かそうとしてるという噂がある。

でも私としては、いくつの大人になっても子供のころに嫌や人に嫌な事をされた記憶が突然蘇ってくるのに似ていて、グループが持つ粗悪なトラウマか急に立ち上がるかのようで「何だあれ」ってなってる。

一応は元欅坂の関係者かなにかを自称してる。だが、その割にはとても質が悪い。少し公式youtubeチャンネルを見てもわかるように、まったく広まっていない謎解きや、ジョーカー(例の欅坂未発売シングル案の噂絡みなのか)がどうのこうのを、なんと2021年からやっている。

それが最近になって、櫻坂の飛躍やてちの活動復帰に合わせて慌ただしく動いてる。

とあるプロジェクトチームは公式アカウントでてちがメンズ坂道に関わることを匂わせていて、どうもtaikiさんという方がセンター候補と見られてるみたい。顔立ちは「風に吹かれても」以降のてちを思わせる。

ところがこのtaikiさんというの、フォロワーが200人弱(この文書いてる段階で)しかいなくて、正直インフルエンサーあこがれの人のさらにあこがれくらいの存在感しかない。

種花のクリエイティブへの熱量を知っていると、低予算かつ低品質なYoutubeやSNS戦略に目がくらみそうになる。

とはいえ、心理学的に欅坂〜櫻坂のキャリアを、ある人間の成長とその後に起こる精神的問題、と見立てる意味では興味深い。

だって、こんなに人間の成熟やトラウマの動きそのものみたいなグループってなくない?

すでに櫻坂も、卒業生たちも欅坂時代のことはとっくに清算して前に進んでいると思う。それは前に進んだ大人としての姿って意味でまっとうだ。

そのタイミングでまるで戦後〜東西統一後のドイツに登場するネオナチのように欅坂(の、かなり浅はかな部分)を仕掛けようとする、ある種の残党の動き。それもまた欅坂トラウマの残滓として見過ごせないのだった。