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イケてる仲間を紹介するぜ! 【Canon AE-1】

僕が撮影に使ってる機材紹介コーナー。

今回は言わずと知れた昭和の名機、CanonAE-1です。

Canon AE-1とは

1976年発売。カメラにコンピューターを搭載した最初機であり、名前の通りAE(自動露出)機能を搭載。革新的な設計で生産コストダウンに成功し高機能、低価格を売りにバカ売れ。後継機を含めた累計出荷台数は850万台を越えるとか。なんかすごい。

発売時のキャッチフレーズは「連写一眼」。なんかよく分からんけどすごそう。

出会い

爆発的に流行ったカメラだけあり、ウチの家族も購入していたようだ。

前述のフィルム撮影会の際(※下記記事参照)に、実家の棚の奥に眠っていた機体を引っ張り出した。(ちなみにEOS Kissのフィルム機も所有しているが、こちらはシャッター不良で使用困難な状態だった。)

大学の頃写真の授業で一度使用したことがあり、それが恐らく20年ぶりくらいの稼働だったろうか。電子制御のカメラは電気系統がイっちゃうと使用不能になっちゃうんだけど、現在もポートレート、スナップ用として元気に稼働中。

中古市場相場、レンズについて

AE-1は大量に生産され世界中に出回ったカメラのため、中古の市場価格は低く比較的手に入れやすいです。ただし電子制御カメラのため機体の状態はよく確認する必要があります。

レンズはFDマウントレンズを使用。FDレンズは自動露出機能に対応したマニュアルフォーカスレンズ。天下のキャノンさんだけあってレンズの種類は豊富。デジタルに移行してもマウントを変更しなかったニコンと対照的に、キャノンはオートフォーカス機能搭載のESOシリーズ登場の際にマウントを一新したためFDレンズはキャノンの現行機に使うことはできません。なのでFDレンズも比較的中古価格は低め。※ただし高品質のLレンズは結構なお値段がします。

AE-1を代表するFDマウントのキャノンフィルムカメラは手に入りやすく、レンズのグレードに拘らなければ値段もお手頃なので、これからフィルムカメラを始める人には良いのではないでしょうか。

気になった点

前述の通りAE-1は電子制御のカメラなので電池が切れると内臓露出計はもちろんシャッターすら押せません。これは現在のデジタルカメラも一緒なんだけど、生産から40年以上経過してるため、いつ電気系統が壊れるかビクビクしながら使用しています。電池についても4LR44という電池を使用するんですが、これも近年ではお店での取り扱いが少なくなっています。売ってても結構なお値段するんですよねー。

ある日突然露出計は動くけどシャッターが押せないことがありました。うわー、ついに故障?って思ったんですが電池を入れ替えたら復活。。露出計とシャッターは消費電力が違うというオチでした。現在のデジカメほどじゃないけど撮影の際は予備の電池は必須ですね。

また、シャッター鳴きが持病のようで、僕の機体も発掘当初は甲高い音を鳴らしていました。最初は本来の音が分からず放置していましたが、直してもらうととても味わい深いシャッター音を鳴らしてくれます。

モデル協力:葛西凛

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