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『ゆだねる』(絵)
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第二子が生まれた。
波瀾万丈な出産だった。
そして一瞬で過ぎていったような出産だった。
その一つでも掛け違えれば、どうなっていたかわからない。
それでもすべてがうまくいき、共に働いて、
朝早く、その産声を聞くことができた。
人は不安と闘っている。
不安が恐れを生み、
恐れが恥を生み、
恥は隠すことをさせる。
隠すために人は嘘をつき、
嘘を見させるために支配する。
支配するために殺す。
神はゆだねろという。
手放せという。
任せろという。
神は手放せないことを知っている。
信じられないことを知っている。
愛せないことを知っている。
だから、
人となって見せてくれた。
「ほら、こんなに愛している」と。
だから、ゆだねられるよって。
それでも、ゆだねられないことを知っている。
だから、
霊となって来てくれた。
「ほら、一緒にいるじゃないか」と。
だから、求めればいいって。
そうすれば、少しずつ、少しずつ、
祈りの中で、変わっていく。
自分は小さくなっていき、
神が大きくなっていく。
そして自由になっていく。
これからをゆだねる。
将来の心配を手放して、
神様が一緒だから大丈夫だ。
死ぬまで死なないから、大丈夫だ。
そう言える。
今をゆだねる。
今、何をするのか。
何をすべきなのか。
何をやめるべきなのか。
いや、今、与えられてるものが全てだ。
今を喜ぼう。
焦らない。焦らない。
過去をゆだねる。
神の前に立つ。
むきだしの心で。砕けた魂で。
そんなことできん。隠したい過去、それが阻む。
でももうその恥は、十字架で私が背負ったと、
言ってくれる方の血で洗われる。
もう大丈夫だ。もうゆるされた。
あの恥にも意味はあったんだ。
神様は、恥ずかしくないと言う。
「私にとってお前は恥じゃない」と。
それを信じることができるか。受け取ることができるか。自分を愛することができるか。
主がしてくれなければ、主が、、、
頭でわかってても、心は受け入れられない。
それがゆだねること。
でも大自然を造られた神がいる。
その神が私を造った。
それに感動できるなら、
あなたは神を愛している。
大丈夫、ゆだねられる。