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13章 飢饉を乗り越えた村はどんどん豊かになった。 家畜も増え、一雄もイブキもそれぞれ牧場…
9 「心を尽くして、 心を尽くして感謝します! あなたのことを語り伝えます! あなたを…
6章 さらに最悪なことが俺(龍)には待っていた。 いや、最悪を止めるために必要な最悪だったの…
5章 あの頃、じいちゃんは俺(龍)に言った。 「おい!よう聞けよ!! 調子に乗るなよ!調子…
12章b その年、何日も雨が降らない日が続いた。 作物が実らず、家畜もバタバタと死んでいっ…
12章a 一雄はまた声を聞いた。 「北へ行け。 おまえはおまえの家族を離れて北へ行け」 大…
8 キャンプにきている。 キャンプと言っても焚き火したりテントをはったりのキャンプじゃなくて、 合宿みたいなやつだ。 聖書研究会みたいな部活は他の大学にもあって、 そのクリスチャンたちが集まってキャンプをする。 面白い文化である。 教会でも話はよく聞いていたけど、なんか苦手そうで行くことはなかった。 「わたしたちの神様」そんな祈りを、 前で自分と同い年の人がしていることが不思議だった。 その中の聖書の話を聞く時間。 初めに司会の人がお話の箇所を音読する。 「それでは
7 問題はカンニングがバレそうになった同級生たちだった。 急に緊張してきた。 すごく怒って…
6 「主よ、僕を責めないで。 僕を懲らしめないで。 憐んでください。疲れました。 癒し…
コーヒーを淹れる時の音 ゆったり流れる時間。 平凡な幸せの時。 砂浜にいる時。大きな深呼吸…
11章c 本当に美しいと思う女の子に一雄は出会った。 名前をヒメと言った。 彼女は面白い絵…
11章b 塔が完成に近づいてきた。 ここまで2年かかった。 莫大な金がかかった。 危ない橋も何…
11章a カイ(4章参照)の組織『バビロン』は隆盛を誇っていた。 組の構成員も数百になり、幹部…
5 「私のことばに耳を傾けてください!主よ! 私のうめきを聞き取ってください! 私の叫ぶ声を耳に留めてください!」 こんな祈りと共に目覚めたのは、 二日酔いの朝だった。 昨日読んだ言葉が祈りとなったのだ。 本気で苦しいからだ。 初めての二日酔い。 こんなにも苦しいのか。 しかし、朝から祈るのも初めてだ。 苦しみもまた、良いこと、ともなんとか言える気もしないでもないこともない。 「私の王、私の神」 その響きは心地よかった。 僕はあなたに祈っています。 しかし、調