傘・日傘のお手入れ方法
【結論】
濡れたまま放置せず、すぐに乾かすのがよい
なぜ濡れたまま放置はNGなのかを解説します。
カビや臭いが発生します
雨水に濡れたまま、長時間放置しますと、カビや臭いの発生原因となります。
お使いになられた後は、傘を開いて生地が乾くまで、陰干しして下さい。
特に折りたたみ傘は、乾燥を忘れてしまいやすいので、ご注意ください。
また乾燥は必ず陰干しでお願いします。太陽光に長時間当てると、生地が変色してしまう可能性があるためです。
また『生地がちょっと臭うな』と感じた場合は、40℃くらいのお湯で生地表面に軽くシャワーをかけてみてください。臭いが取れる場合があります。
シャワーをする際は、傘の縫い目を避けてください。シャワーほどの水圧ですと、傘の縫い目から水が漏れ、傘内側に水が侵入してしまうためです。
臭い対策については、もっと具体的で専門的な対策こちらに詳しく書かれていますので、ご参考に。
撥水性が低下します
雨水に濡れたまま、長時間放置しますと、生地の撥水性が低下します。
撥水性を維持するためには、なるべく乾燥した状態でキープするのが理想的です。
また生地全体の撥水性が低下してきたときは、傘に使ってよいと表示されている、撥水スプレー・防水スプレーを塗布してください。
アンベルではアンベル公式防水スプレーを用意しておりますので、ぜひチェックをお願いします。
生地を触らないようにする
ちょっと無理な話ですが、なるべく直接生地に触らないようにしましょう。
手の脂が原因で、撥水力が低下する場合があります。
折りたたみ傘を綺麗にたたもうとする場合、どうしても長く触ってしまいがちなので注意してください。もちろん「なるべく」で構いません。
フレームが錆びる可能性があります
傘が湿気を帯びていると、フレームが錆びる原因となります。
基本的にはアルミニウムにはアルマイト加工、鉄にはめっき加工、ワイヤーやリベットにはスレンレスなどを使って、錆対策がされていますが、各部断面などは、めっきなどの加工が及ばない場合があります。
そういった箇所から錆や腐食が発生する場合がありますので、なるべく乾燥した状態をキープしてください。
まとめ
傘や日傘のお手入れは、濡れたまま放置せず速やかに乾かすのが肝要です。
濡れたまま放置するとカビや臭いの原因になるため、使用後は必ず陰干ししてください。
特に折りたたみ傘はうっかりカバンに入れたままにしがちなので注意が必要です。
また、生地に触れすぎないようにし、撥水性を保つためには撥水スプレーを定期的に使用することを推奨します。
湿気によるフレームの錆びも防ぐため、乾燥を心掛けましょう。