林衛隊
林衛隊とは、デッドヘッズのように「全国を移動しつつ活動する集合体で」、 「林の衛生状態を保つ」、「営林署と区別する」イメージで、名前を仮付けしました。「自ら守る」「バリバリ遂行する」自衛隊のイメージも入ってるかもしれません。
間伐を主とした活動の集団です。
私のイメージするのは、数百人規模で白蟻か群生相の飛蝗の如き勢いで、適した季節に合わせて順次端から列島を間伐移動して行くものです。
私はいろんな場面で『ほったらかし』になっていることが嫌なのですが、山もその一つであると感じています。
私は林業をやりたい人間ではありませんが、これは現代日本に必要なこと、誰かやらないとダメなんじゃない?、と感じています。
提議して、きっかけになって、「得意・好き」な人が集まって始まればいいなと思ってこれを述べています。私自身は山の専門家でもなく、伐採の技術も持っていません。
水は高きより低きに流れるもので、山のほったらかしは山を発する河川の状態に影響し、町の水質に影響し、下流の漁業にも影響すると、以前、津和野村の職員に『移住・交流&地域おこしフェア』か『新・農業人フェア』のどちらかで聞きました。
土砂崩れや倒木もほったらかされた山の木の密生によって各木が細く弱いものとなり起こりやすくなっていると、新聞の記事で読みました。
林衛隊の原理は活私奉公や自衛、得意なことや性質を活かして公益に当てはめる、自分たちの生活は自分たちでデザイン保守していくというものです。
林衛隊の中には先遣隊やアフターケアをする隊があり、先遣隊は地域の民有林を端から見て回り、自然林ではない上で管理が放棄されている行き届いてない状態の山を挙げていきます。それから所有者や権利関係者に活動の意義を理解してもらい、協力を頂きます。欲を言うと地域全体に理解と協力の要請を通したい。それが間伐後のことにも繋がるからです。それは後述。
所有者や権利関係者とは共同作業者という関係性になりたい。
話をする[1]折衝隊の次は、林の中で間伐のデザインと罫書きをする[2]罫書き隊が山に入ります。
[3]伐採隊は罫書き隊が木に記した方向や順序に従って圧倒的な戦力で刈りまくります。
[4]結果計測隊は間伐後の木の種類と最大サイズ等の大まかな情報をまとめます。これは間伐の効果を測定するものではなく、間伐材の利用を考えるための計測です。
結果計測隊の情報を元に、[5]斡旋隊が、できれば近いところから、間伐材を利用したい人や事業者と繋ぐ。
山、川、里、町、海の健康を保つ林衛の活動の副産物である間伐材を余すところなく地域の燃料や木材として無料で配布し、
活用してもらって理解をもらうのが理想で、間伐や間伐材の授受において所有者や地域住民との金銭のやりとりや利害の調整は無く、
『我々の生活は我々が美しく』という公益性の共有で理解・共感を得た人からの寄付・喜捨・功徳・未来への投資で、全行程をまかないたい。
[1]の隊が通った跡を[2]の隊が追い、[2]の隊が通った跡を[3]が追い、と各隊順次、前の隊の仕事を追って南西から北東へ
北上していく。
この隊の働きは、生業にするものだとかではなく、ツケを一旦精算するためのイベント、国家に任せない国家規模の事業です。
これを眉間にしわを寄せてではなく、楽しめる人たちの集まりでやれればいいな、というのが「デッドヘッズのよう」というところに含まれます♪
これを一旦成し遂げると、後の林業やエネルギー政策も革命的に変わるんじゃないかとも思います。
まあ、間伐材の量がどれくらいとかはまったく計算していませんが。それは、副次的なことなんで。
今、とにかく「山を健康体に」という思い、それが必要であって、それに取り組むと、同時に大きな副産物があるということを述べさせていただきました。
茫漠な夢を描きましたが、細部を詰めれる方、アイデアを足し引きできる方、積んでいきませんか/