イラストエッセイ「私家版パンセ」0003 全てのことには意味がある 20240518
人生には色んなことが起こりますが、それにどんな意味があるのか考えることは大切だと思います。
もちろん、苦しい出来事においても。
苦難は人生から決してとりのぞくことはできません。だから、「夜と霧」の著者、フランクルが言うように、苦難の意味を見いださなければ、真に人生の意味を知ったことにはならいと思います。
物事の隠された意味を見出そうとすることは、錬金術の言葉を借りれば、世界の言葉を理解するということかも知れません。
そのような目で見ると世界中のあらゆるもの、あらゆるできごとが雄弁に何かを語っているようです。
詩人のブレイクは一輪の花の中に宇宙を見ました。
全ての人は同じ事柄を見ています。でもそこに意味を見出そうとする人は少なく、まして正しい意味を見出す人はごくまれです。
ぼくは30年間教師をしていましたが、生徒の中に起こる出来事の中に奇跡がある。奇跡は毎日起こっている。そんな感性を持ちたいなってずっと思っていました。
私家版パンセとは
ぼくは5年間のサラリーマン生活と、30年間の教師生活を送りました。
その30年間、子供たちが元気になれるような言葉はないかなと考え続けて来ました。
そんな風にして考えた小さな思考の断片をご紹介します。
これらの言葉がほんの少しでも誰かの力になれたら幸いです。