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イラストエッセイ「北国の春6」 カンアオイ 20240306
前回、「北国の春5」で、ウスバサイシンの話をしました。
薄葉というのは、薄い葉の意味。細辛は細くて辛い根の意味だって。
その薄い葉というのは、何に比べて薄いかというと、このカンアオイなんです。ウスバサイシンはカンアオイにそっくりなんですよね。
カンアオイも春先の山野草です。
まずたくさんの葉が目につきます。そして、葉っぱの間をかき分けると、固くてとても花に見えない壺みたいなものが現れるのですが、これがカンアオイの花なのです。
大抵一つ。時には二、三個固まって咲いていることもあります。
ところでこのカンアオイ、幻の蝶と言われる「ギフチョウ」の好物なんです。
つまり、カンアオイの生息する場所にはギフチョウもいるということ。
ぼくが住んでいる新潟県胎内市の櫛形山脈には、たくさんギフチョウが飛んでいますよ。なので、珍しい蝶とは思いませんでした。笑
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