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目の前のスライム

皆さん、おはようございます!

本日は社内でのスピーチ原稿をそのまま投稿してみます。

(私の勤務している会社ではクレドに沿って行動したことを社員同士でスピーチがあります。面白い文化ですよね。)

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本日発表する、私が体現したクレドは「理解に徹する」です。

「自分の本心の理解に徹し、新しい生活様式を決断することで自分の人生や仕事への向き合い方が好転した」というエピソードを話したいと思います。

突然ですが、皆さんは心からワクワクできる瞬間があるでしょうか?

これから4連休が始まるという方もいらっしゃって、ワクワクしている方もいるかも知れません。


私はというと、最近ワクワクしていませんでした。

「ワクワク」という言葉の定義ももちろん、人によって異なるとは思いますが、私の場合は、やっていることが全てルーチン化してしまい、苦しくなっている状況でした。

言うなれば、ドラクエで目の前のスライムをひたすらに倒しているような状態でした。

自分が決めた目標に対して、ただひたすらスライムを倒していく毎日を送っていました。

スライムとは「ドラクエ」というRPGゲームでよく出てくるモンスターです。

心のどこかでは、メタルスライムに出逢うような特別な体験が起きないかなと期待しながらも常に決まった目標に走っていないといけないという固定概念に囚われていました。

ここでいうメタルスライムとは、ドラクエの中ではレアキャラで、倒すとたくさんの経験値がもらえるモンスターです。


自分の本当にやってみたいと思ったことに対しては、今がもう少し追い込まれてから、HPが残り僅かになってからでないと許可を下ろすことができない自分がいました。

まずは瀕死状態になるまで追い込む事が日常になっていました。

そうすると、当初は倒したいはずだったスライムが、どんどんと苦しみを生む存在になっていました。


一例をあげるとすると、自分が好きで始めたはずの読書も、「週に必ず一冊読まないといけない」という固定概念に縛られていましたし、趣味の筋トレも「どんなに筋肉痛があっても週5回は行かないといけない」というように、少しでも休んでいる暇はないだろうと自分にムチを打っていました。

そんな日常に苦しみを感じていた私は、メモ書きをしたり、プロコーチとのコーチングを実施することにしました。

ですが幾らメモ書きをしても、自分の思考を行ったり来たりをしている状態で、ぐるぐるしていました。

そんな時にある刺激的な言葉をコーチングの恩師から貰いました。

「新しい結果が欲しいなら古い行動様式を変える必要がある」という言葉です。

そこで私は今までの思考や行動を手放し、自分の直感に従って生きることを決断しました。


具体的に話すと、自分の立てた目標は一度横に置き、自分の直感に従って楽しむことを許可しました。

「達成するまで休んではいけない」という自分を抑えつけ、筋トレを休んでサウナに行ったり、いつか行きたいと思っていたところに足を運んだりしました。

そうすることで、自分の中の満足度が追いついて来て、毎日が楽しくなっていきました。

しっかりと回復し、経験値を得ることで、知らない内に自分のパフォーマンスが上がり、日常の中で倒すことのできるスライムの数も増えてきていました。

纏めです。

自分の本当の声に耳を傾け、新しい生活様式を決断することで、自分の満足度とパフォーマンスが向上しました。

まだまだ新しい様式は怖いことが多いですが、これも「出来ないことに挑戦している」ことになるのかなと思います。

皆さんの中にも本当は気付いているけれど、抑えつけている気持ちがありましたら、開放してあげると何か扉が開くかも知れません。

これで私のクレドスピーチを終わります。
ご静聴ありがとうございました。


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