新入社員に伝えた3つのこと(2023年)
今春、当社には新卒3名が入社しました。入社後1ヶ月間の研修期間を経て、GW明けから本配属となります。
この研修期間中に、僕はとあるテーマで講義を担当する時間があります。そのなかで、新入社員に伝えた3つのことを備忘録として残したいと思います。
講義は以上ですが、最後、新入社員のみんなに伝えたいことが3つあります。仕事に対する心がまえについてです。
①できることは誰よりも意識高く取り組む
まず1つ目は「できることは誰よりも意識高く取り組む」です。
ねじの世界は想像以上に奥が深く、技能習得に数年の時間がかかります。特に、入社1年目は製品知識や社内ルールを覚えるだけで手一杯かもしれません。
しかしだからといって、新入社員が何もできないわけではありません。たとえば、この研修期間中でも、元気よく挨拶する、積極的に質問する、しっかりメモを取るなど、組織に良い影響を与える行動はできます。
できることを探し、誰よりも意識高く取り組む。その積み重ねが、周りからの信用につながります。「今の自分にできることはないか」と考える癖を身につけてください。
②「教わる」ではなく「学び取る」
2つ目は『「教わる」ではなく「学び取る」』です。
突然ですが、学生と社会人1年目の違いはなんだと思いますか。僕はお金と勉強の関係性だと思っています。というのも、学生はお金を払って勉強します。一方で、社会人1年目はお金をもらって勉強します。要するに、お金の流れが真逆です。いま、この瞬間も給与は発生しています。
また、教える側のスタンスも違います。金剛鋲螺には、聞けば教えてくれる上司や先輩はたくさんいますが、待っていて教えてくれる先生は一人もいません。やるかやらないかは自分次第です。
「教わる」という受け身の姿勢ではなく、「学び取る」という積極的な姿勢で臨んでほしいと思います。
③比べる相手は昨日の自分
最後3つ目は「比べる相手は昨日の自分」です。
これから仕事に慣れてくると、同期や年齢の近い先輩の仕事ぶりが気になり始めます。けど、他人と自分を比べて一喜一憂する必要はありません。入社まもない頃の差は、長いスパンでみるとあってないようなものです。なにより、成長速度は人それぞれ異なります。1年目はミスばかりだった人が、5年目にはチームの中心として活躍していることは普通にあります。
他人と比べて喜んだり落ち込んだりするくらいなら、昨日の自分と比べてできることが1つでも増えたかを確認する。現状維持を良しとせず、その日その日を振り返るほうがずっと大切です。
以上の3つは、自分の経験に基づくもので、社会人1年目のときに知っておきたかったことです。
しばらくの間は、楽しいことより苦しいことが多いかもしれませんが、3人が金剛鋲螺に新しい風を吹かせてくれることを期待しています。
これからよろしくお願いします!