よみほぐし観劇の手引き
見ているだけで体がほぐれる演技を「ほぐしばい」と命名し探求を続ける俳優・辻村優子。自身のセラピストと俳優活動の体験をもとに、もみほぐしと演技の共通点を手掛かりにしてこれまで「パフォーマンスもまれ処」「サロン乗る場」「ほぐしばい~実話怪談編~」などの作品を発表してきました。
そして現在上演しているのが
ここまでの発見とアイデアを盛り込んだ新作「ほぐしばい~よみほぐし実践編~」
今作はもみほぐしと演技を融合させ、観客に触れる一対一の接触型の作品です。観客は施術台で横になり、テキストの発話と手技による施術を組み合わせたパフォーマンス「よみほぐし」を体験します。
目と耳でなく肌と耳で観劇する作品とは?!
この記事では前代未聞のもみほぐし演劇「よみほぐし」その鑑賞の手引きをご紹介します。
■演劇を見に来るつもりできてください
まず、この作品は演劇作品です。
みなさんが劇場に演劇を観に行くときのように「今から劇を見るぞ」という気持ちで来てください。
■お体に直接触れる作品です
ただ、この作品には他の演劇作品とは大きく異なる点があります。
それは、お客様の体に直接触れる、ということ。
ですので、大きなお怪我やご病気などで触れられることが難しい方には観劇をご遠慮いただいております。申し訳ありません。
■途中で長めにしゃべります
では、どの辺りが演劇作品かというと、普通のマッサージ屋さんと違って、途中で俳優が長めに喋ります。
ただし、お客様には基本的にいつ話していただいても大丈夫です。強さとか、体調が変わった、とか。何しろ直接触れていく作品です。何かあった時にはためらわずすぐにお教えいただけるとありがたいです。
よろしくお願します。
■気持ちよくなっちゃうかもしれません
そして、演劇作品だけど、途中で気持ちよくなっちゃうかもしれません。
基本的にはお客様の日々のお疲れが癒えるような作品を目指しました。
耳から肌から、心地よく、
劇場を出た時には心も体も生き返っているような、そんな体験を味わってもらいたいと思ってつくりました。
でも、基本的に、演劇を見に来るつもりで来てください!
客席に座って目の前の劇を楽しむように、施術台に横になって味わってください。
■台本を公開します!!
とはいえ、例えばお店だったらコースや触れられたい場所を選べますよね。
そういった意味で、今回はすでに決まった台本があり、お客様には触れる部位をお選びいただけません。
どこを触れられるのかわからないままで施術台に横になるのはちょっとハードルが高いですよね、と思い、
どこに触れることになるのか、
あらかじめこちらに台本を一部公開します!
もちろん読んでこなくてもお楽しみいただけます。もし、あらかじめ触れられる箇所や順番がわかっていた方が安心だな、と思われる方は、こちらのリンクからお読みください。
■公演詳細とご予約はこちら
■会場
おぐセンター2階
東京都荒川区西尾久2-31-1 https://maps.app.goo.gl/7dcbFBcQsAKbvK956
Ogu Center
都電荒川線「小台駅」徒歩5分
JR「尾久駅」JR「田端駅」徒歩20分
旧小台通り
■公演期間
2024年4月3日(水)〜4月21日(日)
全42公演=42人限定
上演時間はご入場からお帰りまで約60分
触れている時間は約40分です
■チケット価格
価格A:¥4,800 / 価格B:¥5,200
※券種の違いによる内容の違いはありません。ご予約フォームに選択欄がございますのでお客様ご自身で価格をお選びください。
■予約フォーム(シバイエンジン)
https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=sej7rjeg
<ご予約の際は必ずご確認ください>
・当日精算のみ。現金、カード、交通系ICがお使いいただけます。
・キャンセルポリシーとして前日のキャンセルは料金の50%、当日キャンセルは100%とさせていただきます。
・お客様のお身体に直接触れる接触型の作品です。作品の性質上、大きなお怪我やご病気をお持ちの方は観劇をお控えいただきますようお願いいたします。当日会場では俳優と一対一の形になります。あらかじめご了承ください。
■問い合わせ先📨
■スタッフクレジット
企画・実践:辻村優子
単語:今宿未悠 私道かぴ(安住の地) 吉田萌
文章:蜂巣もも(グループ・野原)
編集: 渋木すず(円盤に乗る派/ちょっとしたパーティー)
視覚:中村大地(屋根裏ハイツ)
聴覚:カゲヤマ気象台(円盤に乗る派)
演出:中尾幸志郎(散策者)
企画制作:辻村優子
主催:円盤に乗る派
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
撮影:佐藤駿
協力:浅倉洋介、坂井宏充(坂井水産)
■NEO表現まつりサテライト
本企画は、アトリエ《円盤に乗る場》での創作活動を通じて新たな表現を模索するプロジェクト、「NEO表現プロジェクト」の一環である「NEO表現サテライト」の中で実施されています!
ホームページかっこいいのでぜひ覗いてみてください!
■お待ちしております!
では、観劇の手引きは以上です。
少しはハードル低くなったでしょうか?
とはいえ、新感覚の演劇を体験しにくるでも、日々のお疲れを癒やしにくるでも、どちらでも大丈夫です!
この作品が
芸術として、リラクゼーションとして
いらっしゃるみなさんの心身のリフレッシュの役に立てたら、それほど嬉しいことはありません。
春のうららのおぐセン2階で、皆様のお越しをお待ちしております!