#33 AIがもたらす働き方の変化
札幌でちいさな貿易商社を経営している、ケニー(tsujikenzo)です。noteでは、Tweet以上、技術ブログ未満の、アウトプットを行っています。
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今回からシリーズで「業務効率化の向こう側にあったもの」※をお届けします。第1回目のテーマは、「AIがもたらす働き方の変化」です。
※シリーズ「業務効率化の向こう側にあったもの」とは、4年前にプログラミング初心者だったわたしがノンプロ研に加入して、バックオフィスの業務効率化に取り組み、その次にマーケティングを学んだ後、ここ数カ月何を遊んでやっていたのか、をお届けする連載です。
AIとは
言葉の定義はしっかり。ここでAI(2024年時点で定義するいわゆる弱いAI)とは、以下とします。
つまり、人が実現しないようなことはAIの範疇にないということです。例えば、頭が6個ある竜が世界を滅ぼすとか、チェスで人間に勝つとか、「愛してる」と囁いてくれるとか、そういったことは容易に人間でも想像できますし、人間の知能や行動を、プログラムで再現したに過ぎません。
「AIって人間だな。」最近、わたしがよく思うことです。何かを効率よく出力したり、キュレーション(特定の視点で情報を集め、必要なものを選び出し、利用しやすく編集して提示すること by マネーフォワードクラウド)してるに過ぎません。
ChatGPTが登場した当初は「すげぇ」とばかり思っていましたが、最近は「そりゃそうだろ」と思うことが増えました。わたしたちビジネスマンは、AIとどう向き合うのが正解でしょうか。
もう一人のあなたとAI
あなたがビジネスにおいてAIを活用するとき、AIはあなた自身を映し出すでしょう。あなたはAIに対して入力し、出力結果を受け取ります。出力結果はあなたが期待したものでしたか?残念なものでしたか?
これを評価するのはあなた自身なので、つくづく「AIって自分なんだな」と思うようになりました。AIという見ず知らずの人が答えているかもしれませんが、あなたがそれを評価する時点で、AIはあなたです。ましてプロンプトを入力しているのは、自分です。「ほえ~なるほど」と思える能力があるのはあなたです。
みなさんも、AIに対して「なんか違うんだよな」と思ったことありますよね。プロンプトに改善余地がある、と思いますよね。しかしながら、結局は自分の中に答えがあるからに過ぎません。
そして、この「AIは自分」というわたしの理論に、年齢や学力や役職や性別などは一切関係ありません。すべての人にAIは価値を提供してくれます。どういうことかと言うと、AIは、自分が期待する「自分よりちょっと賢い自分」であるということです。
AIが仕事を奪ってくれない
これが最後のセクションです。
この見出しは、ノンプロ研やX界隈でチラホラ耳にするジョークです。なかなかAIが仕事を奪ってくれないんですよね。ほれ、はやく。うばってくれよ。もう働きたくないのだよ。われわれは。
NVIDIAのCEOが「AIが君の仕事を奪うんじゃない。AIを活用した人が君の仕事を奪うんだ」と言っています。「AIによって効率化が進むとどうなると思う?」「より多くの人材を採用する」とのことです。
なぜAIが仕事を奪ってくれないかと言うと、今のところAI(弱いAIなので)は、「自分よりちょっと賢い自分」だからです。
現在では、アメリカのテック企業では「Do more with less(少ない労力で多くをこなす)」のがクールだと言われています。これも弱いAIを活用した例でしょう。しかしながら、日本にAIによる働き方が浸透し始めたなら、儲かっている企業はより多くの採用を行うと、私も思います。文化かな。
以上です。
AI、使ってますか?
参考資料
【AIではなく、AIに精通した人が仕事を奪う】