3Dプリンターの積層痕を消したい!3Dプリンター製品の仕上げについて
3Dプリンターの紹介記事もとうとう4回目。
前回最後に綴った『積層痕をどうやって消すか』その謎を解説してまいります!
「積層痕」は3Dプリンターならではの現象のため、成形品を模したモックアップや、つるっとした表面が求められるキャラクターのオブジェなどを作るときにはまず『積層痕をどうやって消すか』がカギになってきます。
「積層痕」の仕上げ方
3Dプリンターで造形したものをツルツルの表面にしたい場合には、
・積層痕を削って磨く
・積層痕を埋める
どちらかの後加工を行うことで、理想の仕上がりに近づけていきます。
積層痕を削って磨く
ツジカワが保有している、精密でフルカラー造形が可能な『J750』は、
色がついた状態で造形できるので、樹脂の色味を活かすためにも「積層痕を削って磨く」ことが多いです。
積層痕を埋める
ツジカワが保有している、大型造形が可能な『Massivit』や『FDM方式3Dプリンター』は、単色で造形するので、後から塗装で色を付けていきます。
その際、任意の塗装を行う前に「積層痕を埋める」ことが多いです。
積層痕を活かす
実際の商品を模したモックアップやキャラクターの造形物などでは、凹凸のないつるっとした仕上がりが求められることが多いため、「埋める」「削る」といった仕上げの作業を行うことが多いです。
しかし、積層痕は3Dプリンター独特の表現でもあり、それが良いとされることもあります。以前ツジカワが携わったアート作品では、積層痕を活かした表現がなされました。
「積層痕」は3Dプリンターならではの現象のため、見落としてしまいがちな部分ではありますが、きちんと特性を理解して仕上げていけば何の問題もありません。
思ってたよりややこしいな…と思って3Dプリンターを敬遠してしまう前に、ぜひぜひツジカワまでご相談ください!
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