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がんについて考える(治療選択編)
前回のがん告知編からいよいよがんの治療選択編に突入です
がん治療には「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」などがあります
筆者の身近でがんになった人は大体手術をしていますが、みなさんの周りではどうでしょうか?
今回の記事は「がんの治療をするときに考えること」について解説した記事になっています
お金のことや医者のことなど楽しく書いてみましたので、今回も最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!
がんは治療しなくてもいいのか?
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健康の本あるあるなんですが、全く逆のことを言っていることがあります
「肉を食べなさい」という本があれば、「肉は食べてはダメ」という本があります
「運動し」という本があれば「運動するな」という本があります
がんの治療に関しても「がんは治療しなくてもいい」という本があれば「がんは治療しましょう」という本もあります
結論からしたら「人による」という答えになると思いますが・・・
人間育ってきた環境が違ったり、生活習慣や運動習慣や性別など・・・違うことばかりです
ちなみに「治さなくてもいいがん」という場合は進行がおそいという特別な理由があるからだと言いますが、それを見極めるのはかなり難しいようです
「手術を受けて負担をかけるくらいなら放置する」という方法の医者もいるようですよ
まぁ筆者自身ががんになったら早めに手術をすると思いますけどね・・・^^;(実際助かってる人が多いしね)
がんの進行度を表す分類法はこちら
(ステージ0〜ステージ2くらいまでは直せる可能性がまだある)
ステージ0・・・がん細胞が粘膜の表面にとどまっている状態
ステージ1・・・がん細胞が筋肉の層でとどまっている状態
ステージ2・・・がん細胞が筋肉の層を超えて周囲に広がっている状態(程度により2A〜2C)
ステージ3・・・リンパ節まで転移している状態(腫瘍の広がりとリンパ節転移の個数で3A〜3C)
ステージ4・・・がん細胞が初めにできた原発部位を超えて、離れた他の臓器に転移している状態(転移の個数で4Aと4B)
ステージが進むほど治療が限られて、治療の難易度は上がります
ステージ3〜ステージ4くらいを進行癌と呼び、高齢者は体力がないので手術ができなかったり、抗がん剤治療の副作用に耐えられないかもしれないので、がんと共存する方法なんかもあるようです
ここでも「人によって色々」ということです
がんというものは、がんができる場所や年齢、進行度によってちがうし、本人の人生観や死生観によっても治療方法は変わっていきます
なのでがんの治療に関しては担当医の医師としっかりとお話をすることを勧めます
健康保険で受けられない治療がある
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最初に言っておこう・・・
「原則として病院では保険診療しか受けられない」
理由は、保険診療と保険対象外の自費診療を混ぜて受けることができないからです
がんに限らず手術をして入院なんかをすると、入院代として一泊数万円くらい払います
そこに手術をしたら100万単位でお金がかかります
トータル300万くらいかかってしまうこともザラです
超絶金持ちなら問題ないですが、自費で払うのは辛いので保険診療でいきたいところです
健康保険には「高額療養費制度」というものがあるので、健康保険に入っていれば一定額以上払うことがありません
入院して300万円かかったとしても、保険診療の範囲なら月に8〜9万円以上払わなくても良くなります(なのにみんながん保険に加入したがるんだよねぇ・・・)
ちなみに、この高額療養費制度があるので、がんで入院中に保険対象外の先端治療を受けたくても受けることができず、これを医者がやってしまうとその医者は最悪の場合、保険診療の権利剥奪になります
なので、健康保険内の治療を受けているときに、それ以外の治療を受けたくなったら・・・
他の病院に行かないといけません
お医者さんとの関係が気まずくなるので、きちんと「先生には最善の医療を受けさせていただいていますが、どうしても〇〇という治療を試してみたいので行ってもいいですか?」というように丁寧に伝えましょう
がんに効くと言われている
サプリメントに気をつけよう
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人間死にそうになってたりすると冷静な判断ができないものです
そんな中でよく聞く話が、「がんが治るサプリメント」です
まぁ正しくいうと「がんが治ると言われているサプリメント」ですかね^^;
そもそもそんなもんがあったらとっくに医者が処方するものになっているのではっきり言って・・・
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買っちゃダメなサプリメントの見分け方
・「法外に高い」
・「絶対治る」というもの
・「他の商品はダメ」というやつ
騙されないようにしてくださいよ
そういやスティーブ・ジョブスもがんで亡くなってたな・・・というお話
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スティーブ・ジョブスは結構前に膵臓がんで亡くなっていましたね
あんなにお金があって、超絶最高の治療を受けることができたはずなのに・・・
そう考えると膵臓がんは治りにくいのか?と思いきやそうでもなく、スティーブ・ジョブスは「自分の体にメスを入れるのを嫌がって手術を受けずに、代わりに絶食など民間療法に頼りすぎた」ようです
その後、がんは進行してしまい、スイスで先端治療を受けるも亡くなってしまったというわけです
民間療法に頼りすぎずに、西洋医療を完全否定もせずにどちらのいいところも取れば助かってたのにねぇ・・・というお話です
ちなみに膵臓がんはがんの中でも極端に死亡率の高いがんです
なぜこんなに死亡率が高いのかというと
・症状がない
・検診で見つかりにくい(特に膵臓の尾部)
・体の奥にあって手術が難しい
検診の超音波検査でも少し見つけにくいのでさらに検査したいなら、「腹部CT検査」を受けると良いです
お値段は大体2万から3万円!
膵臓がんは見つけるのも大変だし手術も大変なので、結局は生活習慣を整えて予防したりするしかないのですよね
治療を受けるときは「セカンドオピニオン」を忘れずに
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セカンドオピニオンとは・・・よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のことである。 日本においては主に医療の分野で用いられる用語である。
がんと診断されたら、セカンドオピニオンしましょう
理由は、「後戻りできないから」です
がんにはざっくり3パターンの治療があります
がんの三大治療
・手術・・・がんを切る
・放射線治療・・・放射線でがんを焼く
・抗がん剤・・・薬を投与してがんを殺す
がんになって手術をして臓器を切ってしまったら元通りにはなりませんよね
抗がん剤を使うと副作用に苦しむかもしれません
放射線治療で周りの臓器を傷つけてしまうかもしれません
各治療法には「メリット」「デメリット」があります
なので1度治療法を決めてしまうと、後戻りできないので最初の治療は慎重に決めないといけません
ちなみに日本の医者は手術をしたがる傾向があります
欧米では最初のがん治療は6〜7割は放射線治療を選択するが、日本では2〜3割しかないようです
理由は・・・日本の病院は外科が力を持っているので、町の開業医ががんらしきものを発見すると、大体外科に紹介状を書くため。そうなると外科の先生が治療法を決めることになるので大体手術にしよっかということになるようです
あとは、外科医のプライドが以上に高い(手術こそが一番優れているというプライド)ので自然と手術をして、手術すると100万単位で病院に収入が入るという面からも手術は選ばれやすいのです(筆者が言ったのではない)
以上の理由で、手術をすすめられたら、放射線医にセカンドオピニオンをもらうようにして、逆に放射線をすすめられたら外科医にセカンドオピニオンをもらうようにしていろんな意見を聞きましょう
それでも微妙ならサードオピニオンも視野に入れましょう
まとめ
がん治療はステージや年齢によって人それぞれ
がん全てを「治療しないでほっとく」と考えるのはやめましょう
日本は「保険診療」と「自費診療」を同時に受けられない
入院中に自費診療を受ける場合、担当医にしっかりとお話を通す必要がある
やばいサプリメントを見極めよう
見分け方は「法外に高い」「絶対治る」「他はダメ」とうたっているもの
膵臓がんは見つかりにくく周囲に広がりやすいので、死亡率が高い
定期的に超音波検査を受けよう、心配な人はお金をかけて腹部CTを受けましょう
治療法は決めると後戻りできないので良く考えよう
日本は三大治療のうち、手術を選びがちなので放射線治療も選択肢にしてもいいんでないかい
担当医には遠慮なくセカンドオピニオンをちゃんともらうこと
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
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参考文献