Vol,10 吉田焼復刻プロジェクト④
②はグレー色の石です。
雰囲気は天草陶石のえり下あたりかなと思っています。
今度はこれを粘土にしていきます。
まずは細かく砕いたものをまたミルに入れます。
今回は釉薬ではないので水を入れずに石だけを摺ります。
摺り終わったらミルから出してふるいを通し、バケツに石の粉末と水を入れ、攪拌します。
混ぜたら10秒待って、上水をバケツへ移します。鉄分などの不純物は重いので10秒のあいだに下にたまっていきます。この沈殿したものは廃棄します。
これを何度か繰り返します。
上水の上水なので薄く濁った大量の水を沈殿するまで放置します。
2~3日は放置していたと思います。
それからバケツの上水を切って残ったものを素焼きの鉢へ移し、乾燥させます。
この素焼きの鉢も村山さんに頂きました。素焼きの鉢は水分を吸ってくれるので乾燥も早いです。素焼きの鉢にさらしを敷いて上から流し込み、ある程度硬くなるまで放置します。
粘土がこちら。
かなりグレーです。
それよりも何よりも、たったこれだけ。。。
不純物などを廃棄して残った分なのでとても少ない感じがします。。。
あと、触った感じがとても可塑性が少ない印象です。
これでロクロが挽けるのか、ちょっと心配です。
次回は③の白い石を粘土にします。
続きはまた次回に。
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