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映画「来る」で学ぶ、人間のこと。


夏といえば、怪談

私、ホラー映画や、ホラーゲームの実況とか見るの大好きなんですけども。



みなさん、
映画「来る」って見たことありますか?


ちなみに私はついこの前
旦那さんと2人で見まして…。

ホラー嫌いな旦那さんでも
最後までキャッキャ\(^o^)/と観てました。

そう、この映画ホラーというよりかは……


(誰かが言ってましたけど、)
除霊エンターテイメントでした。



というかですね、私…


その霊的なことよりも

なにより1番怖かったなって
思うことがこの劇中にありまして。



あ、ここから微妙にネタバレです。

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この映画見ないし、ネタバレでもいいやって方は
どうぞこのままお進みくだせぇ…(怖くないよ)
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はい、ネタバレ含む話入ります。





この映画にですね、

妻夫木聡さん演じる"秀樹"っていう
イクメンパパが出てくるんですけど。



そのイクメンパパ、
育児ブログやってるんですよ。


妻のお腹の中に
命が宿ったその時からずっと。


最初は「この喜びを自分だけにとどめておくことができない!」というきっかけで、ブログを始めていたのですが、


こちらのブログがですね。


だんだんと記事の内容が、
リアルな出来事じゃなくて

演出が入るようになってくるんです。




例えばこの場面……。

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育児ノイローゼになりながらも
夕飯の支度をする妻。


そんな忙しいときに夫、秀樹から電話が。


夫「ねぇ、香奈ぁ(妻)♪ 今晩、外で食事しない?家族3人でさ。」

妻「いや、もう支度しちゃってるし」


夫「いいじゃーん、家飯なんていつでも食べれんでしょ、知紗(娘)いる?ちょっと知紗に変わってよ。」


夫「知紗ー!おうちで晩御飯と、お外で美味しいオムライスどっち食べたい?」


娘「オムライスー!」


この会話、一見すると家事に疲れた妻のために
外食に誘う優しいイクメンパパ
のように見えますが、



電話の向こう、
秀樹の会社のパソコン画面には

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title:今日は家族3人でレストランディナー!!🍽‼️

地元で話題になっているお店の予約も取れて、
ママも知紗も大喜び!✨

パパも仕事を投げ捨て……

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…と、まだ行くことも決定していない
ディナーのブログ記事の文章が。


そう、この夫。
ブログ用の写真が撮りたかっただけなんです。



ホームパーティでは
妊娠中の妻に料理を運ばせ、

「やばいかも、ちょっと気持ち悪い…」と
SOSを出す妻に、

だよなぁ、疲れるよなぁ、
あとちょっと!大丈夫!ね!
」の一言だけ。

(パーティーの最後に招待した友人たちと
みんなで撮った写真をブログに載せており、
この写真を撮りたかったがために、妻に途中で休んで欲しくなかったんだと思われる。)



娘がケガをしたときも、
ボーッと突っ立っているだけ。

その時のブログには
パパは冷静な対応しなくては!」と更新。

オムツ替えもろく手伝わず、
ずっとパソコンでブログのコメントチェック


そんな秀樹のブログは大好評。
夫の鏡、ベストファーザー、神とまで読者に評価されている。


結局、夫婦はディナーの一件をきっかけに二人の仲のほころびがドバドバ出て、

最悪の形でボロボロになっちゃうんですけどね。(いろんな意味で)



もうこれが私、
…怖っ……!! って思っちゃって。

もう幽霊より、怪奇現象より怖かった。



だって本当にそういう人いる。

SNSに理想の自分を書けば書くほど
中が空洞になっていってる人。


空洞でお腹がいっぱいになって
あー良く食べたって勘違いしてる人。


こんなことをディスっている私ですが
秀樹が初めはそうではなかったように、

自分は大丈夫とは限らないことを肝に銘じなければならない。


自分が夫婦のことに関してブログ書いたりしているから尚更ヒヤッとした。

この闇にいつか自分も落っこちるんじゃないかって怖くなるときもある。


現実に、気を抜けばちょっとそっちに行きそうになるときだってある。



いつも皆さんから嬉しいコメントや、
お手紙、DMを頂いて本当に嬉しいです。感謝しきれません。

そしてこのことが、
ブログの更新のやる気に繋がってます。

皆さんの大切な言葉がなかったら
Amebaブログで1年近くほぼ毎日発信を続けられなかったと思います。


でも、これに浮かれて本当の幸せってなんなのかということをなげやりにしてしまわないように。


ちゃんと地に足をつけて
何が大事で、自分は誰なのかを
しっかりわかってないと。


…と自戒になった映画でした。



ぶっちゃけその怖さは自分だけじゃなくて
旦那さんにも感じてたりした時期もありました。​


でも自分が番組で得た影響力を
自分に酔いしれるためじゃなく、

約1年経った今でも、
誰かのために使うことを選んでいるのは、
本当に誰もができることではないと思う。

そんな彼も彼なりに葛藤とか、あるのだろうか。




これからもお互い、SNSに飲み込まれないように注意して参るで候。



はい!という訳で、
色んな意味で面白い映画でした…。

ホラー映画、とはまた別な気が。
人間を学べる映画ではないかな…と。


でもヒヤッとくることには変わりないので、
夏の暑さに、「来る」いかがっすか…。


アマプラで観れるよ…。



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