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映画『暗黒女子』の裏ストーリーを勝手に考えてみた
このノートでは、映画『暗黒女子』のネタバレとなる話をします。また、映画の内容を覚えていないと、なんのこっちゃわからんようなことを延々と話します。あらかじめご了承ください。
『暗黒女子』、みました。ついさっき、dTVで。
YouTuberの沖田遊戯さんという方が、胸糞邦画としてこちらを紹介されている動画をたまたまみたのがきっかけで。
これは本当の話なのですが、闇鍋の具材がわかっちゃいました。二谷さんの小説朗読の前に。本当です。まじで。
ただ、ひとつ、わからないことがありました。それは、いつみの親友である小百合が、なぜ先生の新しい連絡先を知っているのか、ということです。わからないので、勝手に考えて裏ストーリーを作りました。
先生が主人公、先生の視点で書きました。
では、はじまりはじまり~
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いつみが私に、赤ちゃんができたと打ち明けたとき、私はとっさに「結婚しよう」と口走ったものの、本当は結婚したくなどなかった。私にとっていつみは遊び相手でしかなかったから。高校生との禁断の関係、しかも相手は学院の経営者の娘、というスリルを味わうことがたまらなかった、ただそれだけの相手だった。
私には、もうひとつ別のスリルがあった。学院の経営者の娘の親友との関係。そう、小百合とも繋がっていたのだ。
いつみはすっかり恋人気分であるが、小百合は私との関係を割り切っていたようだ。小百合のほうも、親友の"恋人"との禁断の関係を楽しんでいた。私は、小百合のそういうところが気に入っていた。
私は小百合に相談した。いつみが授かってしまったこと、いつみには産む意思があること、もしかしたら自分はいつみと結婚するかもしれないということ。小百合は、「おめでとう、では私たちの関係は終わりにしましょう」とほほえんだ。それ以上は何も言わなかった。
私は、なんだか振られたような心地がした。
いつみと結婚してしまえば、二人の関係はスリリングなものではなくなってしまう。結婚しない選択肢を取れば、もう二度と会えなくなるだろう。どの道いつみとは終わりなのだ。
小百合とも終わりとなってしまうと、スリルを味わう手段がなくなってしまう。それだけは避けたかった。小百合に、いつみが中絶することを選ぶように説得してと怒ってほしかったのに。小百合に、これからは不倫だねと笑ってほしかったのに。スリルを味わう楽しさを共有していると思っていたのに。そんな簡単に手離すなんて。
私は、小百合に執着している自分の存在に気が付いた。
結局、8月を迎える前にいつみのお父様に関係を知られてしまい、私は学院を首になった。いつみとの結婚はもちろん許されず、いつみは手術を受けさせられた。
スリルを失った上に、職まで失ってしまった。どうやら罰が当たったようだ。
いや、待てよ、小百合との関係はまだ終わっていないのではないか。私がいつみと結ばれるから小百合は私から手を引いたのだ。いつみとの未来がないことを知れば、小百合はまた私のもとに帰ってくるはずだ。
これまでのスリルとは比べ物にならないくらい小さなスリルではあるが、小百合はまだあと半年は女子高生だ。
私は、小百合に新しい住所を連絡した。
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いかがでしたでしょうか。本編に矛盾なく組み込めていますでしょうか。
なぜ先生の新しい連絡先を小百合が知っているのか、
皆さんの考察も聞いてみたいです。
コメントいただけたら嬉しいです。
以上、映画『暗黒女子』の裏ストーリーを勝手に考えてみた、でした。