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【Logic】世界一簡単な「歌」のミキシング方法【歌い手】
Mac版Logic Proでミキシングする方法です。
エッセンスが分かれば、Mac版GarageBandや、他のDAWでも行けると思います。
必要なもの
イコライザー(Channel EQまたはiZotope Ozone EQ)
サチュレーター(Phat FXまたはBPB Saturator)
コンプレッサー(Xfer OTT)
ステレオイメージャー(iZotope Ozone Imager)
ボリュームは「-10dB以下」から始める。
まず、ボーカルトラックのボリュームノブを下げましょう。
「-10dB」まで下げたら、やりやすいです。
これからやる手順をすべてやってもなお小さければ、ボリュームを上げられるからです。
イコライザーで「不要な帯域」をカット。
まずFXラックに最初に挿すのは「Channel EQ」です。
「Xキー」からミキシングコンソールを開き、「EQ」をクリックすると出てきます。
ボーカルの「不要な帯域」をカットし、それぞれの楽器が聴こえやすくなるようにします。
150Hz以下をローカットし、高音域の5000Hzを少し下げます。耳がキンキン鳴って不快な場合は、18000Hz以上をハイカットします。
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サチュレーターで音を「馴染ませる」。
このままでは、ボーカルが立ち往生しているような感じになってしまいます。
そこで、オケと馴染ませるために「Multi Effects > Phat FX」を挿してください(Mac版GarageBandまたは他DAWの場合は、Bedroom Producers > BPB Saturator)。
Distortion以外の電源ボタンをオフにし、Saturationを15%前後にしてください(BPB Saturatorの場合は、TubeとTapeをそれぞれ「15%」にすれば大丈夫です)。
コンプレッサーで音を「圧縮」。
次に、「Audio Units > Xfer Records > OTT」を挿してください。
OTTは、初期状態から、Depthを左に回しきった場合は圧縮されず、右に回しきった場合は、最大限圧縮されます。
歌手や録音環境ごとに最適な圧縮はそれぞれ違うので、聴きながら確認してください。
ただ、下手に圧縮しすぎると、抑揚(ダイナミクス)がなくなり、常に激しい音が鳴ってしまうので、長時間聴くと耳が疲れてしまいます。ご注意ください。
そのほかは、必要な場合を除いて、特にいじりません。
ステレオイメージャーで、コーラスを「広げる」。
ボーカルトラックを選択し、「⌘D」で複製します。成功したら、名前をChorusに変更してください。
そして、ボーカルリージョンを「⌘C」でコピーし、Returnキーを押したあと、Chorusトラックを選択した状態で、「⌘V」でペーストしてください。
コピペしたボーカルのトランスポーズを「-5」にしてください。これで3度下がり、パワーコードのようになるはずです。
次に、「Audio Units > iZotope > Ozone Imager」を挿入してください。
そして、Imagerの「Stereoize」のテキストをクリックし、オンにしてください。
WidthとStereoizeのバーをを一番上まで動かしてください。
「広げすぎかな」と思ったら、それぞれを下げて調節してください。
その他
意図せずクリップ(音割れ)している場合は、「Dynamics > Limiter」を入れたら解決します。
解決しない場合は、OTTかImagerの上げすぎの可能性があります。良いと思うところまで下げましょう。
さいごに
この方法は、基本的な方法なので、厳密には「不完全」です。
本記事では、アナログ系のコンプレッサー等を使用していないので、このままではデジタル臭い質感になってしまいます。
また、Auxでセンドしたリバーヴやディレイを使用していないので、カラオケのような広がり感は期待できません。
さらには、AutotuneやMelodyneのようなピッチ編集ソフトを使用していないので、例え歌が気に入らなくてもそのまま使わざるを得ません。
もっと本格的な方法を知りたい方は、ぜひ調べてみてください。
動画サイトで「How to mix Vocal」や「ボーカル ミキシング 方法」などの検索ワードを使うと、出て来やすいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。