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【Logic】DTM初心者が「最低限」揃えるべき「有料プラグイン」【Mac】

結論から言います。

  1. 🇺🇸Xfer Records - Serum (USD $189)

  2. 🇳🇱LennarDigital - Sylenth1 (EUR €9.95)

  3. 🇩🇪Nicky Romero - Kickstart 2 (USD $16)

この3つです。

というのも、Logic Proを使っている人は、よほどのこだわりがない限りは、「Logic付属プラグイン」と、ネットで配布されている「無料プラグイン」だけでもだいたい事足りるからです。

デジタル系のシンセには、Logicに「Alchemy」があります。

Minimoog風のアナログシンセや、ヤマハDX7風のFM音源には「Retro Synth」があります。

生楽器は、GarageBandと同様、「デフォルトのパッチ」から好きな楽器を選べます。

シンセドラムは「Drum Machine Designer」や、少し古いですが「Ultrabeat」があります。

サンプル素材は「Apple Loops」が使えます。

ミキシングは「Channel EQ」、無料のマルチコンプ「Xfer - OTT」、無料ステレオイメージャーの「iZotope - Ozone Imager」で最低限なんとかなります。

マスタリングは「Mastering Assistant」を使い、Loudnessを3時の方向にすれば、一瞬でできます(Apple Silicon限定 Intel Macは未検証)。

ではなぜ、私が「Serum」「Sylenth1」「Kickstart」という3つの有料プラグインをあえて挙げたのでしょうか。

答えは「そのサウンドが独特だから」です。

一つずつ説明します。


🇺🇸Serum (セラム)

世界で最も有名なパソコン用シンセサイザーと言っても過言ではありません。

ウェーブテーブル方式の波打つようなサウンドや、簡単な操作性から、初心者にもおすすめできます。

特に、リードやベースなどの「硬くて主張の激しい音」に特化しています。

初心者には少し難しいAlchemyよりも自由に、かつパワーのある音作りができます。

ここで、「待ってください、Vitalがあるではないですか」と思う人がいるかもしれません。

そこで、Serumの最も強い所をお教えします。「外部プリセットが豊富だから」です。

EDMで有名なKSHMRや、ダブステップのVirtual Riotなど、有名なEDMプロデューサーのほとんどが、Serumでプリセットをリリースしています。

他にも、国内外の有志が上げている「無料プリセットパック」も、圧倒的な数があります。

対してVitalは後発なので、まだまだSerumほど多いとは言えません。

こういうわけで、Serumはシンセ界の「デファクトスタンダード」と言えます。

(USD $189)

🇳🇱Sylenth1 (サイレンスワン)

Serumの次に有名なシンセサイザーです。

アナログモデリング方式と、実機風のシンプルな操作性により、初心者にもおすすめできます。

特 に、コードやプラック、パッドなどの「柔らかい質感の伴奏向けサウンド」に向いています。

スーパーソウも、Sylenth1で作ったほうがなんとなく上品に聴こえます。

また、かのEDMミュージシャン、Aviciiが頻繁に使っていたことで知られ、そのファクトリープリセットで、ある程度までは真似をすることができます。

(EUR €9.95)

Hardwellが好きな人には、同様のシンセとして「🇧🇿🇷🇺Reveal Sound - Spire (USD $189~289)」という選択肢もあるようです(私は持っていないので詳細は伏せます)

🇩🇪Kickstart (キックスタート)

お手軽に「ダッキング」ができるFXプラグイン。

キックの音を目立たせ、それ以外の楽器のボリュームを一瞬下げて戻すことで、リズムを明確にすることができます。

それまでは、コンプレッサーにサイドチェイン処理をするなど、パソコンが重くなるような方法でしかダッキングできませんでしたが、このプラグインのおかげで、その負担を軽減できるようになりました。

バンド系では、Sidechainをキック(ミュート状態)にトリガーすることで、「Panic! At The Disco」の「High Hopes」のようなサウンドに使えます。

(USD $16)

クレジットカードを持っていない場合

Visaカードとほとんど同等の機能を持つとされる「🇯🇵ライフカード - Vプリカ」というものがあるようです。

コンビニで売っているプリペイドカードで、任意の金額を「チャージ」して使うようです。

ただし、EU加盟国(ヨーロッパ等)に本拠地を置く会社には、使えない場合があるそうなので、ご注意ください。

さいごに

最後までお読みくださりありがとうございました。

これらがあれば、J-PopもHiphopもEDMも、アマチュア以上のクオリティのものが作れます。

あとは必要に応じて、必要なプラグインを買い足せば良いだけです。

DTMは想像以上にお金がかかるので、無料でできるものは積極的に代用し、有料のものは最低限だけ揃えて、決して無駄使いをしないようにお気をつけください。

クレカの返済に追われて、肝心の音楽が作れなくなったら、本末転倒です。

あなたの音楽活動が上手くいくことをお祈りいたします。



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