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【Logic】世界一簡単な「基本の」ミキシング方法

Mac版Logic Proでミキシングする方法です。

エッセンスが分かれば、Mac版GarageBandや、他のDAWでも行けると思います。


必要なもの

  1. イコライザー(Channel EQまたはiZotope Ozone EQ

  2. コンプレッサー(Xfer OTT

  3. ステレオイメージャー(iZotope Ozone Imager

ボリュームは「-10dB以下」から始める。

まず、ドラムとサブベース以外の全てのトラックのボリュームノブを下げましょう。

「-10dB」まで下げたら、やりやすいです。

イコライザーで「不要な帯域」をカット。

まずFXラックに最初に挿すのは「Channel EQ」です。

「Xキー」からミキシングコンソールを開き、「EQ」をクリックすると出てきます。

それぞれの楽器の「不要な帯域」をカットし、それぞれの楽器が聴こえやすくなるようにします。

サブベースは、低音域の150hz以上を残し、残りは全てハイカット。

Sub Bass


メインベースは、150Hz以下をローカットし、高音域の5000Hzを少し下げる。中音域の大体2500Hzを少し下げる。

Main Bass


コードは、低音域の150Hz以下をローカットし、5000hz以上をハイカット。そして中音域の大体2500Hzを少し下げる。

Chord



リードとボーカルは、150Hz以下をローカットし、高音域の5000Hzを少し下げる。耳がキンキン鳴って不快な場合は、18000Hz以上をハイカット。

Lead & Vocal


ドラムキットやサンプル素材は特にいじらない。ボーカルとリードが聞こえづらい場合は、中音域の大体2500Hzを少し下げる。

Drums (Bas)


コンプレッサーで音を「圧縮」。

次に、全てのトラックに「Audio Units > Xfer Records > OTT」を挿してください。

OTTは、初期状態から、Depthを左に回しきった場合は圧縮されず、右に回しきった場合は、最大限圧縮されます。

ジャンルや楽器ごとに最適な圧縮はそれぞれ違うので、聴きながら確認してください。

ただ、下手に圧縮しすぎると、抑揚(ダイナミクス)がなくなり、常に激しい音が鳴ってしまうので、長時間聴くと耳が疲れてしまいます。ご注意ください。

そのほかは、必要な場合を除いて、特にいじりません。

ステレオイメージャーで、コードを「広げる」。

まず、コードに「Audio Units > iZotope > Ozone Imager」を挿入してください。

そして、Imagerの「Stereoize」のテキストをクリックし、オンにしてください。

WidthとStereoizeのバーをを一番上まで動かしてください。

「広げすぎかな」と思ったら、それぞれを下げて調節してください。

裏技として、メインベースを少し広げると、存在感が増します。UKハードコアにおすすめです。

その他

トラックが意図せずクリップ(音割れ)している場合は、「Dynamics > Limiter」を入れたら解決します。

解決しない場合は、OTTかImagerの上げすぎの可能性があります。良いと思うところまで下げましょう。

さいごに

この方法は、基本的な方法なので、厳密には「不完全」です。

本記事では「レファレンス」を用意しておらず、ジャンルや曲ごとにミキシングのやり方が異なるからです。

もっと本格的な方法を知りたい方は、ぜひ「それぞれのジャンルに合った方法」を調べてみてください。

動画サイトで「How to mix Trap Music」や「EDM ミキシング 方法」などの検索ワードを使うと、出て来やすいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。




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